TOKYO・スノー
TOKYOにSNOWが降った。しまった北海道でパウダースノーにすりゃよかった。マメリカ・バーンがいのいちばんに考えたこと。
雪に染まる浅草、ホテルの窓から写真を撮るしなんなら今の考えをスマホにしゃべりかけて撮影している。SNSで生配信だ。雪に染まる浅草を動画の〆に見せた。
コメントがついている。マメリカは、おう、おれもそう思う。同意する。
「最初から北海道にいけ」
日本語である。ニホンジンだ。動画を見てくれてありがとう。マメリカは、雪とともに響く雷を聴くと、ホテルを出て寒空のなかを駆けまわった。外国人観光客だけではなく、日本人もそうしている。
雪と雷と浅草門。
すばらしい、一枚、動画、すばらしいうっとうしい人波。これぞTOKYO。これを味わいたいからパウダースノーの北海道ではなくてマメリカはTOKYOにしたのである。
後から、NEWSで雪に雷は非常にめずらしいと知り、マメリカは感慨と満足にふけるのだった。
旅とはいいものだ。いいものだなぁ。いけてよかった、体験できてよかった、楽しかったよかったうれしい。
TOKYOもJapaneseもHokkaidoもAmericanも皆。
旅行すれば、皆、そんなふうになる。旅先のさむい思い出も暖かくほかほかした思い出になる。マメリカは、わたしたちとなんら変わらない、ただの地球の80億人のひとり。
どうか楽しい思い出を持ち帰ってくれますように、2024年の2月5日、雪と雷に降られた東京にきていた、すべての皆さま!
END.
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