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アイルランドグルメ

回想がてら、アイルランドに滞在していた時に食べた料理を紹介していこうと思う。
イギリス同様フィッシュ&チップスのお国柄なので、飛び上がるほど美味しい料理の数々、というわけにはいかない。
どちらかというと淡白な味付けで家庭的な料理が多いけれど、アイルランドらしさがあってそれはそれで良かった。

アイリッシュシチュー

1番手は、アイリッシュシチュー。
日本!スシ!天ぷら!みたいに、外国人が考えるアイルランド料理といえばこれ。だと思う。
始めてダブリンに行った時に、このシチューセットを頼んだ。
アイリッシュシチューにマッシュポテト、ソーダブレッド、バター、アイリッシュ(ブレックファスト)ティー。
シチューはシャバシャバ系で、具は牛肉、人参、じゃがいも、ネギ、セロリ。
味は美味しいけどだいぶさっぱりしてて、シチューを食べたい時に食べたいシチューではない。
ポトフとシチューのちょうど真ん中。
アイルランドのマッシュポテトは、日本で言うところのきんぴらとかひじきみたいな存在だと思う。当たり前に食卓にあるけど、なくても白米ほど困らない。
このあともマッシュポテトはめちゃめちゃ出てくる。
ソーダブレッドは、イーストの代わりに重曹(ソーダ)を使ってるのでボソボソしてて、独特の香りがする。ルーツはどうもイギリスっぽい。
ティーは普通のティーでした。

ホームステイ初日の夕飯

Theアイルランドの家庭料理。
ボイルした野菜たちとマッシュポテトと塩コショウした鶏肉。
アイルランドでは数々のじゃがいも料理を完全に、独立した自治区と認めている節があり、手前のメインのマッシュポテト以外にお肉の下にも違うフレーバーのマッシュポテトが別料理として控えている。
アイルランド料理は基本的に味を付けずに調理して、食卓でなんらかのソースや塩コショウで味を整えて食べる文化みたい。
初めての家庭料理に異国を感じて嬉しかった。

チップス

旅先で軽くポテト食べようとしたら、とんでもない量のポテトを渡されて、その日の昼と夜のご飯は全てフライドポテトになった。
カレーソースはめっちゃ普通のカレールウの味でした。
じゃがいもの国なので、フライドポテトのメニュー自体も多いし、どのメイン料理にも大概フライドポテトがセットでついてくる。
3ヶ月も滞在すると感覚がバグってきて、1食のごはんとしてフライドポテトを食べたりしてた。

ある日の夕飯

マッシュポテト①、マッシュポテト②、 マッシュポテト③、茹でた人参、豆、マッシュポテト④、チキン。
独立自治区多すぎて紛争起きないか心配だった。

フィッシュ&チップス
魚の絵付きのメニュー

メインを選べるスタイルだったので、定番のcod(タラ)を選んだ。他にはカレイや鯛、エイとか白身魚系のフライか、チキンが選べた。機会があればエイも食べてみたかったな。
席にはポテト用のケチャップとお酢があった。アイルランドではフライドポテトにかける調味料としてとして、お酢がケチャップと肩を並べている。ホストマザーはお酢派だった。


クラムチャウダー

クラムチャウダーもアイルランドでよく見かける。寒い日に食べたここのクラムチャウダーがすこぶる美味しくて、僻地じゃなかったら通ってたと思う。
パブの軽食でもメニューによく出てきて、だいたいパンとバターとセットのイメージ。

ホームステイ最終日

たぶん最後の日、てことでホストマザーがラム肉を焼いてくれた!めちゃめちゃ美味しかった。この緑の豆は、酷似してるけどグリーンピースではない、謎豆。 

アイルランドのバター

酪農が盛んなアイルランドで幅を利かせているバター。(Kerrygold)


マーケットで売ってた韓国風料理

上から、玉ねぎのマリネ、ささみカツ、キムチ、ポテト。化け物の発想。おいしいキメラ。


ビーフサンドイッチ

この形でしかニンジンを切ったらだめ、という法律があると思われる。アイルランドで乱切りのニンジンとかまったく見なかった。


ナチョス
バンバーガーとピクルス

アイルランド料理ではないけど、ハンバーガー屋さんがすごく多いので1つ紹介する。
薄々思ってたけど自分がナチョス好きということに気づく。提供までの時間が果てしなく長かったけど全部美味しかった。


BENTO

自分の誕生日に日本料理屋(通称ジャパレス)にみんなで行った。向こうで日本料理といえば、カツカレー、寿司、餃子、BENTO。ちょっと思ってたんと違う感があるし、そこのラインナップにお弁当入れるんや、という驚きがあった。
いくつかの国を経由して日本文化が輸入された(たぶん?)からか、お寿司と白ご飯を1回の食事で摂取することに抵抗はない模様。


コークのとある麺処

まじでここの肉うどんはすごい。ここだけ治外法権で日本の法律が適用されてるのかってくらいちゃんと日本の味付けだった。アイルランドにはジェネリック日本食しかないと思ってたので非常に感動しました。薄めの出汁に、少し生姜の効いた甘辛の牛肉が乗っていて祖国を思い出した。


トルデルニーク
ゴールウェイのクリスマスマーケット

おいしそうと食べにくそうがトレードオフされたおやつ。トルデルニークというチェコのお菓子らしい。サクもちの生地に熱々の状態でたっぷりのシナモンシュガーをまぶし、オプションでNutellaを塗ってもらった。むっちゃくちゃ美味しかった。


ジェネリック寿司①
ジェネリック寿司②

最後は日本を代表する料理、お寿司で締めようと思います。
特に見慣れない材料は無いにも関わらず、すごい違和感。巻き寿司の海苔とごはんの逆転現象はもはや気にならない。具が天かす、巻き寿司の上に乗ったサーモン。下のお寿司はどこでインスピレーションを受けてこの形状になったんだろう…。
味は天ぷら風味のお寿司という感じで、口に入ってしまうとそこまで違和感はなかった。
自分的に衝撃だったのは、ホイップクリームを絞った形のわさび。あの形状ひとつで抹茶クリームに見えるのが面白かった。


おわり!

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