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ISO1400とSDGsとの相乗

地球環境問題の持続的発展

1990年地球環境が問題視されたことに始まり
1992年地球サミットで『持続的発展のための産業界会議(BCSD )』が創設され
また、気候変動問題に対して国連気候変動枠組条約が採択され国連により
1995年に第1回締結国会議(COP1)が開催された

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地球温暖化の要因である温室効果ガス排出量を
2000年までに1990年基準にすることを義務化したが
クリアするとかしないとかその後どうするかについては決めてなかった。
ガス排出量は減ることなく計画もなかったため
第3回締結国会会議(COP3)が京都で開催された
2008年から2012年までに1990年対比の炭素排出量の削減率を割り付け、
EUは1990年比8%、アメリカは7%、日本は6%が割り振られた。
この義務付けの国際条約を『京都議定書』と言います。
ただ、これは先進国だけが罰則の適応を受けることから、
COP6でアメリカが離脱、ただし、他の国々は結束を高めCOP7で合意された
2013年以降については、2015年のCOP21で目標が再設定された。
その目標として、産業革命前と比較して2℃以下にする『脱炭素化』となった
(引用:WWF 京都議定書とは

ISO14001制定

産業界会議(BCSD)の要請で品質管理の共通化に対して
1987年に『品質管理のマネジメント規格』が制定されたことを受け
地球環境問題に対し『環境管理についてのマネジメント』の需要が出てきた
環境保護に関しての標準化が図られ1994年に『環境マネジメントマニュアル』が
制定された。
時代の流れで何度か改定を繰り返し、他の規格との整合性、調整を行い
2015年最新の改定が行われた。
その規定の中では、

序文0.1
『将来の世代の人々が自らのニーズを満たす能力を損なうことなく,現在の世代のニーズを満たすために,環境,社会及び経済のバランスを実現することが不可欠であると考えられている。到達点としての持続可能な開発は,持続可能性のこの“三本柱”のバランスをとることによって達成される。 厳格化が進む法律,汚染による環境への負荷の増大,資源の非効率的な使用,不適切な廃棄物管理,気候変動,生態系の劣化及び生物多様性の喪失に伴い,持続可能な開発,透明性及び説明責任に対する社会の期待は高まっている。 こうしたことから,組織は,持続可能性の“環境の柱”に寄与することを目指して,環境マネジメントシステムを実施することによって環境マネジメントのための体系的なアプローチを採用するようになってきている。 』

とあり、地球環境問題の継続的改善の必要性がうたわれている。
(引用:環境マネジメントシステム 要求事項及び利用の手引き

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SDGs(持続可能な開発目標)

1992年5月気候変動枠組条約(地球サミット)で採択
1997年12月(COP3)京都議定書で温室効果ガス排出制限目標削減の義務化
2000年9月国連ミレニアムサミットでMDG s(Millennium Development Goals)採択。国際開発目標を統合
2015年11月(COP21)パリ協定で長期目標として2℃の低減
 →SDGs開発目標:ゴール13『気候変動に具体的な対策を』となる。

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2015年9月国連サミットにて持続可能な目標(SDGs)
2030年までの『17のゴール169のターゲット』を決定
「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため

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まとめ

ISO14001は企業のガバナンスとして環境問題に取組むように定義され
SDGsは持続可能な開発目標として13.気候変動を問題視している
コーポレーションガバナンスとして計画として取り組むことができる

ともに相乗しており、取り組みが容易になっています。


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