【MBTL】メルブラ新作の話②
発売日を目前に控え、順次公開されていくトレーラーを眺めつつ老害連中の「こんなの俺がやりたかったメルブラじゃない」的なRTが流れてくるのが今から楽しみで仕方がない今日この頃。
残り1枠を残すところとなった参戦キャラは初期メンバー枠からネロか、あるいはリークの通りFateからセイバーの二択というところでしょうか。
パブリッシャーとの関係を考えれば後者の可能性は確かにありますが、メインキャラ消失の憂き目に合っているプレイヤーが多数いる現状を思うと今出したところで反発の方が大きいでしょうね。歓迎はされないと思います。
さて、それはそれとして先日ファミ通.comに掲載されたインタビューの中に興味深い一文を見つけました。
私の中でMBTLはXrd -Sign-よろしくB2の焼き直しというイメージがずっとあったんですが、対戦トレーラーを見る限り今作はB2ともゲーム性がだいぶ異なります。
で、思ったんですがひょっとするとここで言う「メルブラの再来」というのはB2ではなくAC無印のことを指しているのでは、と考えてみると今回のゲーム性の変更には色々と合点がいくところがありました。
1. MELTY BLOOD Act Cadenza無印の話
AC無印稼働初期の特徴を覚えてる範囲で書き出すと
と、このようにバランス云々はともかく
経験者のアドバンテージを殺して
初心者にも出来る行動を強くする
という方向性が(偶然だろうけど)徹底されており、それが功を奏してか今までゲーセンに寄り付かなかったような高校生~大学生の若年層を大量に取り込むことに成功したわけです。
当然ながらこれらの行き過ぎた要素は調整で徐々に角が取れていくわけですが、調整が入る頃には彼ら新規層もすっかりゲームに慣れて定着していたため調整によってプレイヤー離れが起きるということもありませんでした。
実際無印当時のメルブラはネロで適当に鼻ほじりながらCボタン押してるだけで50~100連勝ぐらい出来る程度には簡単なゲームだったんですが、一方でそれまでの固定観念に縛られて一生地上で何かしようとしてるタイプの格ゲーマーはこのゲーム全然勝ててなかったんで、こうして振り返ってみるとやはり新しい格闘ゲームだったんだなということがよく分かります。
リリース年が2005年ですから、あの当時でここまで節操なくバッタする格ゲーというとマブカプやセイヴァーぐらいのものでしょうか。比較的ゲーム性の近いギルティ勢以外のプレイヤーからは(当時の月厨のリアル立ち回りもあって)ほとんど総スカンを喰らってたような覚えがあるんですが、それでも尚人口が多かったというのはやはり特筆すべき点でしょう。
2. MELTY BLOOD: TYPE LUMINAの話
さて、翻って今度は見えている範囲で今作の特徴を並べてみましょう。
このようにゲーム性は大きく変化していても間口の面では類似点が非常に多くなっています(16:9になりダッシュ速度が向上しているので一番上はちょっと怪しいですが)。
AC無印は確か志貴以外のキャラも全体的にバクステが強くてみんなバクステを擦ってたような記憶があるんですが、今作では持続シールドをはじめとするその他のシステムの補強でそれに近づけているような印象です。
あと、AC無印で勝ててなかった格ゲーマーで特に多かったのが
「1F当身のシールドに強い忌避感を覚えるタイプのプレイヤー」だったんですが、持続シールドからのリターンを上げつつワンボタンでシールドカウンターを出せるようにしている点などはこのへん非常に合点がいくところですね。彼らには再び初心者の当て馬になってもらおうという開発の意思を感じます。
MBTLの一番最初のバトルトレーラーを見た時は横のゲームスピードの速さからあまり初心者向けは意識していないように思えたんですが、この分だと単にGGSTとは方向性が違うだけでひょっとしたらこのゲームもそういう側面の強いゲームに仕上がっているのではないか、という考えに今では落ち着きつつあります。
となればもうこういうゲームは不真面目に遊んだ者勝ちですから、いっそのこと昔みたいにダッシュに相殺がついてたり擦りが超強くてワンチャンガード優先ついてるぐらいのハチャメチャゲーであってほしいところですね。
令和の時代にあって発売前の情報公開を極端なまでに渋り、ロケテもβテストも経ずリリースにこぎ着けたゲームが持つ歪みに期待しています。
オプーナちゃんは生まれつき心臓が弱く 一カ月以内に心臓移植が必要です しかし移植には100万×7140円という莫大な費用がかかります オプーナちゃんを救うためにどうか協力をよろしくお願いします