バンガロール旅行2023
概要
目的地:Bengaluru(Bangalore), Karnataka/バンガロール(2回め(居住は除く))
旅行期間:2023年4月29日(土)〜5月7日(日)
宿泊:Vivanta Bengaluru, Residency Road
目的地までの移動手段:Cathay Pacific(HND→HKG→BLR→HKG→HND)
空港から/への移動手段:ホテルカー/Uber
旅先での移動手段:徒歩、Namma Metro, Uber
歩数:20253/30687/23709/21742/30490/30194/31801/36273/17573
2023年4月29日(土)
本帰国から1年。最初のインドはバンガロールへの帰郷。準備時間はたっぷりあったはずだけど、やはりぜんぜん間に合わず、結局友人知人にも連絡せず、ひたすら食べることをめざします。予定のごはんをこなすため、せっかくだからとあれこれ
注文しないこと(ドーサ第一主義)、100%おなかいっぱいにしないこと、次の食事までにおなかをすかせること、を肝に銘ずる。
噂どおり羽田空港は混んでいて、到着から出国まで80分。しかしいつものカフェは閉まっていて(つぶれた?)、いつもとは違う朝ごはん。まだ日常は戻っていないのか?
3年半ぶりの香港に到着。ふたたび香港経由で行けるようになったことがなによりうれしい。もっと興奮するかと思ったけれど、ふつうに受け止めている自分がいる。機場快綫で香港站へ。
香港で食べるからと機内食を少ししか食べなかったのに、予定していたお店は閉店時間。香港の計画まで手が回らなかったし、特に計画しなくてもあそこかあそこへ行けばいい…という感じだったお店の多くはここ数年で閉店してしまった。結局、泰昌餅家の蛋撻立ち喰い(HK$10)と公利真料竹蔗水の竹蔗汁立ち飲み(HK$16)のみで、腹ペコのまま歩き回るハメに。あとで空港の正斗で脆皮燒肉飯(HK$128)と蜜汁叉燒飯(HK$118)をシェアして食べた。
往路香港の目的地その1は、1915年竣工の些利街清真寺/Jamia Mosque. ペパーミントグリーンが美しい。中に入って撮っていいと言われたけれど、お祈りしている人がいたので少しだけこそっと。
往路香港の目的地その2は半山電梯(ヒルサイド・エスカレーター)。些利街清真寺はエスカレーターの途中にあるし、去年『恋する惑星』(王家衛/1994)を再見したこともあり、初心に戻って完走(いや、走ってない)。
往路香港の目的地その3は、筲箕灣の福盛工廠大廈の生存確認。『東京ギャング対香港ギャング』(石井輝男/1964)で健さんが死ぬところにあるこのビルは、改装(単なる塗り替え?)されて以前のようにカラフルではなくなったが、当分なくなることはないだろう。近くの通りは果物などが並ぶ屋台街で、ドリアンの香りが漂い、赤い電灯が香港気分を盛り上げてくれる。
港島綫と機場快綫を乗り継いで空港へ戻る(筲箕灣→中環/香港→機場)。香港(赤鱲角)國際機場は、閉まっているお店も多く、日本よりも日常が戻っていない感じ。
香港への機上で映画プログラムをチェックしたら、“K.G.F: Chapter 2”があったので着陸まで観ていたのだが、香港からも続きを流して寝ているうちにバンガロールに到着。E-visa手続きも滞りなく終了し、ケータイのネットもつながった(SIMは日本で購入)。
最近、深夜のKempegowda Airportは激混みでUber等もつかまらない、という脅しツイートをたくさん見たので、大事を取ってホテルから送迎を頼んだためホテルへも問題なく到着(翌朝2時ごろ)。
2023年4月30日(日)
バンガロール1日め。
1週間のバンガロール生活(旅行という気がしない)はKoshy’sから始める。着いたのが遅かったのでブランチだけど、11時までのSunday Specialに間に合うように行く。ところがAppam & mutton stewはもう売り切れていた(近くの席に運ばれてきたからちょっとの差)。さいわいKaya toast(₹140)はまだあったので、これとBombay toast(₹120)をシェア。もちろんCaramel custard(₹140)も(シェアではない)。すでにいつものKoshy'sにいる気分、1年間のブランクは感じられない。
近くのCubbon Parkを散歩。ここは見どころが多いけれど、今回はマスト項目に絞り、State Central Library(内部が素敵だけど撮影禁止)が入っているSheshadri Iyer Memorial Hall, そしてHOPCOMSのマンゴーとグレープのジュース。ジュース屋台は少なくともふたつあって、青い屋根のほうが図書館がよく見えていい絵が撮れそうだけど、見た目が渋いほうで買った。一本₹15だけど、J先生が大きいお札をくずそうとしておつりがないと言われ、ほんとは細かいのもあったのに、折れどころが難しい(お店の人もあってもないと言うことが多いから)と迷っているうちに、隣のお客さんが「わたしからのギフトです」と言って払ってくれてしまった。ごちそうさまでした(罪悪感からめっちゃお礼を言ってしまった)。
UberでRaintreeのAnokhiに行ってからLavelle Roadまで戻り、NICOBARとgood earthとKamaとForest Essentialsで買い物をして、渇いた喉を潤しにIndian Coffee Houseへ。Hot Coffee, ₹35.
いったんホテルに荷物を置いて、メトロでMajesticへ(Mahatma Gandhi Road→Majestic)。 1年ちょっと使っていないメトロカードはそのまま使えた。
まずは、同心円状にバス停が並ぶ半円形のKempegowda Bus Station. ここはバンガロールを象徴する場所のひとつで(渋谷のスクランブル交差点みたいなもん、たぶん)、映画にもよく出てくるあこがれの場所である。しかし歩道橋の高さからではぐるぐるな感じはよくわからない。全体を俯瞰できる展望台とかあったらいいのにと思う。
ここにあった、店内に肖像画/写真がぎっしり飾られたユニークな食堂がずっと気になっていたのだけど、まだあった。店内は少し改装されて写真も貼り替えられているみたい(ライカまでいたよ)。
つづいてMajesticの映画街へ。ここにあるSantosh/Nartaki/Sapna Theatreはカンナダ映画の中心だったが、2021年にCovid-19による二度めの休館からそのまま閉館してしまった。世界が終わったような悲しい出来事だったけれど、40%くらい期待していたとおり(なぜなら過去にも閉館するするサギがあったから)、2022年、わたしの本帰国後に復活した。復活後の初訪問である今回は、どんなにか感動的な再会になることだろうと想像していたけれど、なにごともなかったかのように営業している映画館を見たとたん、閉館後の寂しい景色の記憶は消え、賑わっていたころの記憶とふつうにつながった。それに、華々しいカットアウトが競うようにそびえていたら、あるいは感無量だったかもしれないが、運悪くカンナダスター映画の谷間に来てしまい、カットアウトはまさかのJaggesh(“Raghavendra Stores”)のみ。Nartakiではタミル映画“Ponniyin Selvan - Part 2”のテルグ版をやっているので少し期待もあったけど、ふつうのポスターのみだった。カットアウトスペースにはSapnaでやっているサルマーン映画のポスター(カンナダ感のうすさよ)。正直なところ、感慨よりがっかり感が先に立ってしまった。
Majesticのそのほかの映画館、Abhinaya(1-2), Anupama(3-4), Triveni(5), Bhoomika(6)も、映画のカットアウトはなくて寂しい。PS-2のカンナダ版はAbhinayaでやっていた。
カットアウトがなくて寂しいので、Abhinayaの前のプニートと、街角のアンバ様とプニートで賑やかし(7-9)。
閉館した映画館もチェックする。あまりパトロールせずにいたら閉館していてショックなMovieLand(1-2). たしか前回やってなさそうだと思ったMenaka(3)はやっぱり閉館していたが、すでに取り壊されて建築中? かなり前になくなったKapaliの跡地(4)にはすでに何かできつつある。ついでにいつになったらオープンするの?という建築中のPVR(5).
映画館以外のビルヂングたちの存在確認。いままで気づいていなかったけれど、Bank of Baroda Building(1-3)はアール・デコっぽいたてものだ。取り壊し騒ぎのころから毎度のように撮っているAsiatic Building(4)に、今度は入ってみたいと思っていたけど入れなかった。
Chickpete方面へ南下する途中、Udupi Sri Krishna Bhavanに寄る。夕方のCoffee(₹20)と、ちょいとtiffinも食べちゃおうかなということでBajji(₹42)。まわりのみんながDosaを食べていて、半分ずつならドーサでもだいじょうぶだったなとちょっと後悔したけれど、揚げたてBajjiがめっちゃおいしかったのでよしとする。
ここはあいかわらずたてものも素敵。アール・デコっぽくてレトロ。奥の地味な部分も、よく見たら格子の模様や鏡や洗面台がレトロかわいい。
晩ごはんはS. G. Rao's Military Hotelへ。4年ぶり三度め。お店に行くのは久しぶりだけど、本帰国前に何度かデリバリーして、バンガロール(のビリヤーニー)ナンバル2かも、と思っていたので、今回ぜひ来たかったところ。Mutton pulav(₹270), Egg(₹10), Chicken fry(₹120)をシェア。やっぱりおいしい。最近ペットボトルが増えてきたけれど、いい感じの瓶コーラが来たのがうれしい。ついでに近所にいたプニートものせておく(6)。
最寄り駅まで帰ってきて(Chickpet→Mahatma Gandhi Road)、食後の珈琲かデザートを求めてうろうろ。Koshy’sの前のSoftyは機械が故障中だし、Lakeview Milk Barは満席だったので、1 SobhaにできたMilano Ice Creamへ。せっかくのマンゴーシーズンだからMango sundae(₹250)をシェア。
歩いて帰る。
2023年5月1日(月)
バンガロール2日め。
メトロでCubbonpete方面へ(Mahatma Gandhi Road→Central College)。高架のメトロからMG Roadを眺め、Empire Cinema(Kapoor Buildings)が消えたあとの、囲われた空間を見る。このビルの取り壊しを知ったのは、ちょうどバンガロールを去るときだった。自分の目で確認し、あらためて残念な気持ち。
Central Collegeで降りて朝ごはんに向かう途中、Anjaneya Temple前のCoffee Board VRWS(Voluntary Retirement Workers Society)のバスが変わらずあるのを発見。本帰国直前には見かけなくなっており、気にかかっていた。あとで飲みにこようかとも思ったけれど、いなくなっていたらイヤなのですぐ飲むことに(実際に朝食後に通ったときにはいなかったのでこれは英断だった)。Coffee(₹18). 以前はなかった値段表に’Indian Coffee Bar’と書いてあるのが気になるが、近くにあるIndian Coffee Barと関係は…ないよね?
朝ごはんはS.K Tiffin Room. 4年ぶり二度め。前回はインスタでちょっと有名になった直後の週末で、かなりのカオスだったのだけど、いまは落ち着いてそこそこお客さんがいる感じ。前回食べたMini masale(₹50)とはじめてのMini bath masale(₹70), 両方食べたいのでひとつずつ頼んでシェアする。Bath masaleはふつうはVeg pulavだけど、ここでは「Lemon riceかTomato riceどっちにする?」と言われてLemon riceを選ぶ。
ドーサを食べているとき、人は無我夢中である。姿勢は不安定で、手も口も火傷するほど熱く、それでも新鮮なうちに味わい尽くさなければならない。そんな余裕のない状態でBath masaleを食べていたら、なにかわたしの名前を呼ぶ声が聞こえる。あれ? 日本語? なんだかわけもわからず見上げると、同時期にバンガロールに来ている友人が。きっと似たようなところを回るから、もしかしたらばったり会うかもね、とはちょっと思っていたけれど、まさかここで会うとは。
食後のお茶は初訪問のSri Ganesh Tea Pointで(ちなみにGoogle mapとは違う場所にあった)。Coffeeもあったけれど、店名からいってやっぱりTea(₹10)でしょう。
おじさんが本格的に濾しているのを見て、正解だったと思う。赤い扉にカンナダ文字の外観に惹かれて来たのだが、オヤジまみれでいい写真が撮れず。
Cubbonpeteを含むエリア、Nagarathpeteをぶらつく。いつも路面が濡れていて歩きにくいけれど、細い道や路地がごちゃごちゃしていて、とにかくおいしいティファンやさんが多くて、とても好きなところ。モスク(Sangeen Jama Masjid/1-3)もあった。
Avenue RoadとChickpet Roadの交差点は、KempegowdaがつくったBengaluruの街の中心だったといわれている。ここから四方へ牛を走らせ、到達した範囲が新しい街になったと。その街は、おおむね現在◯◯peteという地名がついているところである。
下手くそだけどとりあえずパノラマを撮ってみた(インスタにはこの幅までしか載せられない)。ちょっと前まで四つ角のうちのふたつに古い建物があったのに、ひとつ取り壊されていたのが悲しい。
そんなわけで、Avenue Roadは古くからの繁華街である。気になるたてものたちを見ながら歩く。
1. Mohan Building
2. Anand Bhavan
5. CVMS Hostel and Choultry
6. Rice Memorial Church
9. Sri Krishna Building
昼ごはんはGopal Tiffin Room. 3年ぶり二度めでMini masale dose(₹55)を復習したが、かなりおいしい。メニューがなくて全貌がよくわからないのだけれど、Khali doseやPulavやIdliも食べてみたい。再訪必須。
行きたいと思いつつ行ったことがなかったアンティークやさんBalaji'sを覗いてから、予約しているMajesticの映画館へ向かう。その途中のたてものたち。Rasham Mahal(1)とその向かいのたてもの(2)は、2019年に見たものの生存確認。Rasham Mahalはリノベーションされ、アール・デコ度5割減(泣)。
復活したSantoshとNartakiにも行きたかったけれど、今回映画を観る単館は、アール・デコっぽさが気になるTriveniにした。ロビーは広くないが、比較的近年に改装されたらしくけっこうきれい。座席にビニールがかかっていたのが驚きだった。車のシートのビニールをとらずに乗っている人がたまにいるのと同じなのか、それとも感染防止なのか。ビニールはかなり傷んでいるのでそろそろとったほうがいい。
というわけで、Triveni Theatreでカンナダ映画“Shivaji Surathkal 2”を観た。Akash Srivatsa監督、Ramesh Aravind主演、わりと評判よさそうな3週め。1は未見。単館なので字幕なしを覚悟したけど、ちゃんと英語字幕あった。
歩いてMalleswaramへ向かう。途中にあったアール・デコ風素敵ホテル三選。
1-3. Venus Hotel:1962年竣工
4-8. Hotel Tourist
9-10. Kalyan Lodge
このルートを歩くのははじめてなので、途中のMadhava Nagarあたりに来るのもたぶんはじめてだけど、個性的な住宅などが並んでいてなかなかいい感じのところだった。そのなかからアール・デコ風の住宅/小規模ビル四選。
6-7. Madhur Kunj
ちょうど喉が渇いたところでLakshmi Juice Centreの近くに来たので、Mango milkshake with slices(₹120). 至福(だけどChocolate Milkshakeも捨てがたかった…)。
Majestic〜Malleswaramで見た映画館。
1-3. 閉館したNataraj Theatreはまだそのまま。
4-6. Sampige TheatreではPS-2をやっていた。たとえMajesticの映画館にPS-2のカットアウトがなくても、Sampigeに行けばあるだろう、そう期待していたのに…ショボいポスターしかなかった。
7. 昨日も見たMovieLand Theatreの別アングル。
さて、Malleswaramに来た主目的は、Hallimaneでの晩ごはんである。滞在中、一回だけミールスを食べるとしたらなんだろう? 北カルナータカミールス一択だ。そう思っていたのだが、Hallimaneでは5月いっぱいマンゴーの特別メニューをやるらしい。ミールス的なのもある。食べてみたい。ということで、ミールス枠はあっさり変更され、初日にさっそく来た。提供時間がわからず早めに行って聞くと、ディナー開始は7時半、食券販売は7時からということだった。雨が降り出して外に出られなくなったので、ジュースを飲みながら待って7時に速攻で食券を買いに行き、笑われた(食券を買えば席に座って待てる)。Mango May dinner/lunch(₹350)はマンゴーづくしのミールスだけど、料理にマンゴーが使われているだけでなく、デザート的なものがいろいろついているのがいい。特にMango holige(2)がうれしかった。バナナリーフじゃなくステンレス皿だったのが残念だけど。
おなかいっぱいになってメトロで帰る(Mantri Square Sampige Road→Mahatma Gandhi Road)。
2023年5月2日(火)
バンガロール3日め。
朝ごはんは30分くらい歩いてYellamma Dasappa Canteen。1年ぶり二度め。
メニューはButter dosaとOpen dosaなのだけど、具体的に憶えておらず、適当にMasala dosaと言ったらバターが載っていなかった。それで”Benne please”と言ったら一瞬通じず。Benneはバターではなくホワイトバターをさすらしい。なんとかバターをもらってButter dosa(₹50)ゲット。おいしかったけれど、中に赤い粉(Podi? Gunpowder?←同じらしい)が入っているタイプで、わたしはないほうが好き。食後にCoffee(₹15).
お店はあいかわらず激シブで超好み(わんこもいた)。お客さんはバイクで乗りつけているワイルドな人たちから女子大生までいろいろ(オヤジ度低め)。
ITC Gardeniaでトイレに行き、泊まり客のような素振りでUberを呼んだら、超キタナいクルマが来て焦る。J先生が銀行に用事があるというので、かつて住んでいた懐かしのKoramangalaへ(Koramangalaはいまのところメトロで行けない陸の孤島だ)。おしゃれっぽいカフェのなかではいちばん好きなDyu Art Cafeで待つことにする。注文がスマホからに変わっていて、しかもインドの電話番号が必要(入力欄が+91固定)だったので青ざめる。開店直後でぜんぜん来ない店員さんをなんとかつかまえて、インドの番号ないと言ったら口頭で注文できた。インドはAadhaar Cardとインドの銀行口座とインドの電話番号があれば何不自由なく暮らせるが、どれかがないとことごとく不自由である。J先生の銀行は長びきそうだったので、
Press Coffee(₹170)に加えてMango cheesecake(₹180)も注文したのだけど、半分も食べないうちにJ先生が戻ってきてしまった。
UberでGandhi Bazaarへ移動。Kollapuri’s Non Veg(10)に行ってみたかったのだけど、Gandhi Bazaarの工事のためお休みだった(よりによってこの日だけ)。ここから徒歩圏内でお昼もやっているところ、ということでNew Modern Hotelへ。わたしはMasala dose(₹65)、J先生はChow chow bath(₹50)(写真だけ撮って一口もらい忘れた)、食後にCoffee(₹25)。ドーサはあいかわらずおいしいけれど、ここも赤い粉つきだった。トイレに行ったついでに見た1F席(一度だけ入ったことがある)がかなりいい感じだったので次回は1Fにする。そして外に出たらMEALS READYの看板が出ていた(食べたことがない)ので次回はミールスにする。
突然ですが、街歩きで行きたい3M、といえば、Movie theatre, Masjid, Marketである。というわけで大好きなJohnson Marketへ(Uber)。でもなにかの撮影をしていて(スターはいなかった、と思う)ゆっくり見られず、ぐるっと一周して終わり。
Johnson Marketへ行ったらもちろんMakkah Cafeへも行く。バンガロールでいちばん好きなチャーイやさんだ。Lime tea(₹20)とBiscuit(₹5)。前回までお店の前に放置されていた古い看板はなくなっていた。
Johnson Marketからホテルに戻るあいだ(Richmond Town-Victoria Layout-Ashok Nagar)の多文化な風景。
1. Masjid-e-Askari
2. St. Gregorios Orthodox Cathedral
3. Sacred Heart Church
4. Government Tamil Higher Primary School
6. Wesley Tamil Church
8. Government Urdu Higher Primary School
途中でArtefacts(アンティークやさん)に寄ったけど、改装中で商品が少なく、見たかった琺瑯などは退避中とのことで残念でした。カフェもなくなっていた。
一瞬ホテルに戻ってから、すぐ近くに最近できたForum Rex Walkへ。ここのゴージャスな映画館、PVR Directors Cutで、タミル映画(英語字幕)“Ponniyin Selvan - Part 2”を観る。Mani Ratnam監督、Vikram, Aishwarya Rai, Karthi, Jayam Ravi様、Trisha主演、先週末に始まったばかりの1週め。1は日本で英語字幕で観ている。豪華スター競演の時代劇を堪能した。ちなみに渋い単館もIMAXも4DXも諦めてここで観たのは、Rex Theatreの跡地にできた映画館だから。Rex Theatreはかつてバンガロールの代表的な映画館のひとつだったところで、一度だけ行ったことがある。
晩ごはんはSodaBottleOpenerWalaへ。バンガロールに来たからには、基本カルナータカの食べものだけ食べたい。でもParsi料理ははずせない。できればチェーン店には行きたくないが、ほかに選択肢がないし、このお店自体も大好きだ。
どうしても食べたいのはMutton berry pulao(₹675)と、以前はハイダラーバード店にしかなかったけれどいまはどこでもあるらしいMutton Hyderabadi Haleem. でも今日はHaleemはなかった(泣)。それほどおなかがすいていないので、Pulaoの前にツマミ的にPotato and green apple salad(₹375)とGoa sausage(₹545)を食べてBIRA White draught(₹245). 最後にClassic Irani Chai(₹150). デザートはなしでShrewsbury biscuit(₹175)をお持ち帰り(日本まで)。あとから考えると、やっぱりKheema pavとMawa cakeは食べるべきだった(次回のためのメモ)。
徒歩で帰る。
2023年5月3日(水)
バンガロール4日め。
(メトロでも行けるけれどちょっと歩く距離が長いので)UberでHanumanthnagarのSri Devi Thindies(以前はDevi Darshiniだったと思う)へ。2年ぶり二度め。本帰国前に再訪したかったのに行きそびれたところ。
忘れがたいここのSet dose(₹40), かわいらしいサイズ、3枚重ね、この曲線。惚れ惚れする。なんとなくおしりフェチのひとの気持ちがわかる気がする。壁のメニューにないけど、Coffee(₹12)もあった。
お店は改装したみたいで狭くなったし、名前も少し変わったけれど、健在でよかった。向かいで牛さんも朝ごはんを食べているし、まわりのごくふつうの町の雰囲気も好き。
歩いてJayanagarへ移動する途中で、Basavanagudi付近を散策。Basavanagudiは、1890〜1900年代に新たに開発された住宅地である。正方形のMN Krishna Rao Parkを中心に、その四つの角から斜めに大通りが延びるユニークな形をしている。その北西方面の大通りがGandhi Bazaar, 南西方面の大通りがNR Colony.
1. MN Krishna Rao's House:このあたりで三番めに建った家らしい
2. Indian Institute of World Culture
3. Gandhi Bazaar
4. Basavanagudi Union & Service Club:1904年創立
5-6. Jamia Masjid:1895年の都市計画でもこのあたりがムスリムエリアとなっていて、いまもそうらしい
Jayanagarで見た気になるたてものと、アール・デコ風のKamala Garden School.
Anokhiに寄ってから、メトロでBanashankariへ移動し、Shivaji Military Hotelで昼ごはん。現在の正しい営業時間がよくわからないのだが、12時前に行ったら余裕で座れた。Chicken chops(₹250)を食べながら40分くらい待ってMutton biriyani(₹290)(両方ともシェア)。やっぱりここのビリヤーニーがナンバルワン。
ところで、先に行った友人からオペレーションが改善されていたと聞いて半信半疑だったのだけど、なんと席を割り振る係が登場していて、来た順や人数を考慮して空いた席に案内していた。休日の超混雑時にどの程度機能しているかわからないけど、かなりびっくりである。でも一人アサインするなら、記帳とか整理券とかまでやったらいいのでは。
Shivajiへ行ったらセットでこちら、Karnataka Tea Stallで食後のお茶(トータル₹25)。いつもと違う丸いビスケットにしたらちょっとクラッカーぽくて、やっぱりいつものがよかったなと一瞬思ったけれど、食べ進むとこれもなかなかおいしかった。
歩いてJayanagar 9th BlockのEssential Traditions by Kayalというキッチン用品やさんへ。伝統的な鍋などのミニチュアを見に行って、迷ったけれど結局買わず。写真は移動途中の風景。
メトロ方面に戻る途中、歩き疲れたのでGo Nativeで水分補給することに。ここのテラス席が大好きなんだけど、お店の前の通りに来て呆然。道路には土管が並んでおり、お店の前はこんな感じ(2)。そしてテラス席からの眺めはこんな感じ(3)…。パンデミック前からやっている市内のこういう工事、いいかげん終わっているのかと思ったらまだやっていた。でも景色は多少アレでも、Mango shake(₹235)とMango smoothie(₹245)でまったりできたし、やっぱりここのテラス席は好き。
Go Nativeはいまではけっこう支店があって、全部行ったわけではないけれど最初からあるこのJayanagar店がいちばん好き。でも服や雑貨の品揃えはあまりよくないので、買い物目的ならほかの店がよさそう。
メトロでIndiranagarへ移動(Rashtreeya Vidyalaya Road→Indiranagar)。CottonsとPinklayとFabindiaに行って、何も買わずにSharon Tea Stallへ。Indiranagarはあまり好きではなく、用がなければ行きたくないけど、Sharon Tea Stallには行かないわけにいかない。茶葉を買い、もちろんチャーイも飲む。Ginger elaichi tea(₹30)とSPL masala tea(₹20). あいかわらずうまい、けど熱くて持てない。
ついでにMK RetailとHimalayaで買い物して、駅はすぐそこなのだけど、予定していたVidyarthi Bhavanには間に合わなそうだと気づく。予定を変更して移動はやめ、晩ごはんはSuryawanshiへ行くことにする。20分程度の距離なのだけど、もうずいぶん歩いたし荷物もあったので、はじめてUberでオートを呼んでみた。快適だ。
SuryawanshiではAamras puri(₹160)を食べる。ここはもちろんFish thaliもおいしいのだが、マンゴーが旬だし日本ではなかなか食べられないものなので。
また駅まで戻る気力がなかったので、Uberで帰る。
2023年5月4日(木)
バンガロール5日め。
メトロで今日もBasavanagudiへ(Mahatma Gandhi Road→South End Circle)。駅からNR Colonyに向かう途中の通りには、ほぼすべての家にSudeep様のNO PARKING札が。Indus TMTが作って配ったんだろうと思ったら、本社がこの近くらしい。これほしい人ぜったいいるよね。
朝ごはんはSriguru Kottureshwara Davanagere Bennedose Hotel. バンガロールにおけるベスト’Davangere benne dose’はどこか、決めかねている。今回は、長いこと行っていなかったこの店へ。Benne Kali dosa(₹55), やっぱりここもおいしい。薪で焼いているところが多いなか、ここはガスなのがマイナスポイントだけど、はじめてDavangere doseを知ったのがこの店だから愛着がある。結局答えはまだ出ない。
この店はたしか数年前に火事になったはずで、少し改装され、半地下のイートインスペースは閉鎖されていた。Coffeeもなくなっていた。
代わりにおとなりにコーヒー屋台が。となりはButter Spongeになっていて(以前閉店したButter Spongeと同じところ?)、その前にCothas Coffee。ここで食後のCoffee(₹12)を調達。ちょうどドーティおじさんも来た。
NR ColonyからGandhi Bazaarへ。途中のたてものたち。
1-2. 緑とピンクが鮮やかなアール・デコ風の住宅。四角い部分はのちに加えられたものらしい。
3-4. コンセプトがよくわからないけどユニーク。
Gandhi Bazaarの目的は、Mahalakshmi Tiffin Roomでのコーヒーブレイク(₹18)。このお店はほんとうに素敵だ。行きたいお店の数に対して食事の回数が足りないので、食事の予定からあぶれた、どうしても行きたいお店はお茶の名目で予定に入れた。お茶の回数はもっと多くてもよかったし、休みたくなったらすぐに休めるよう、あらかじめたくさんピックアップしておくのがいい(次回のためのメモ)。
メトロでShivajinagar方面へ移動(National College→Cubbon Park)。定番のたてものや気になる住宅などを写真におさめながら、Shivajinagarの中心部へ歩く。計画不足のため、このへんを歩くんだったらあそこにも行けたのに、とあとから思うところが多数。
1. Telephone House
2. Bai Dhanmai and Cawasji Dadabhai Dar-E-Meher(Parsi Fire Temple)
3. Lady Jehangir Kothari Memorial Hall
4. Express Building
7. Hari Masjid(Masjid-e-Mauzzam)
Chandni Chowkがキレイになり、‘We Love Shivajinagar/We Love Chandni Chowk/Namma Shivajinagara’の立て札が。わたしも好きです。ずっと工事中でひどいありさまだった記憶が徐々によみがえり、あとになってじわじわくる。
ちなみにここの中心的な存在であるモスクっぽいものが何なのかずっとわからなかったのだけど、Dargah Hazrat Peer Syed Jamal Shah Qadriでした。
大好きなShivaji Nagarでゆっくりする時間はとれないけれど、Russell Marketだけは行く。外観が真っ白になっていて、一瞬Russell Marketだとわからなかった。こちらのほうがいいのかどうか、まだ決めかねている。知人によれば、ここでほしいスパイスがすべて手に入るということだけど、買い物めあてで来てないせいか、いまだスパイスまでたどり着かない。
近くのJ Siddiqi Corner Shopでカップやステンレス皿を少し買う。
Shivaji Nagarで寄るべきところはもうひとつ、Dilkhush Tea Houseでチャーイ(₹10)。ついでに付近の風景も。
3. 選挙運動期間なので、候補者の壁画が隠されている
6. Masjid-e-Baid
昼ごはんはMangalore Pearl。7年ぶり二度めだけど、前回は移転前のお店で
この店舗ははじめて。Bangda thawa fry(₹130), Boneless fish raw mango curry(₹240), Neer dosa(₹30), White rice(₹45)をシェア。お酒はないのでCocoom juice(₹40), デザートはCaramel custard(₹80). 今回ほぼ全食インド料理を食べているけれど、「カレー」と呼べそうなものを食べたのはほとんどここが唯一。
ずっと再訪したいと思いながら行けずにいたお店なので、お魚枠というかCoastal枠は早い段階でここに決めた。おいしかったし後悔はないが、Fish N DishかTom’sが正解、という気はする。
午後はFraser TownとRichards Townを散策。Frazer Townは1900年代に、Richards Townは1910年代に開発された、British Bangalore(Bangalore Cantonment)の拡張部分である。無計画に歩いたことはあるけれど、ちゃんと散策するのは、一度計画して断念してそのままになっていた。以下は、歩いた順とは別に関連する場所をまとめて紹介。
まずはMosque RoadがはじまるところにあるFraser Townの碑から。1910年にここがFraser Townと名づけられたことを示すもの。なぜかそのすぐ隣に、Puneeth Rajkumarの胸像ができていた。
Fraser Townはムスリム街というイメージが強いけれど、(British Bangaloreだったことを思えば当然なのだが)教会も多い。その中でも代表的なもののひとつ、St. Francis Xavier's Cathedral. 1932年竣工。
ほかにも次のような教会があった。
1. Holy Ghost Church:1953年竣工、かなり好き
2. Bethesda Assembly:リノベーション中?
3. Wesley English Church
4. St. John's Church
5. Mizpah Telugu Church
6. St. Stephen's Lutheran Church
つづいてモスク。Hajee Sir Ismail Sait MasjidはFraser Townの顔的なものだと
思う。
1-2. Hajee Sir Ismail Sait Masjid
3. Masjid-e-Nimra
日常的な意味でのFraser Townのイメージといえばベーカリーかもしれない。
1. Albert Bakery
2. Thom's Bakery & Supermarket
ここなくしてはバンガロール生活が成り立たなかった、大好きなAlbert Bakeryが、なぜか(定休日じゃないはずなのに)お休みだったのが最高にショックだった。Thom’s Bakeryは、入ってみてお気に入りのドーナツがあるのを確認した。何も買わなかったけれど、クルマで来ると撮りそびれるアングルで写真が撮れて満足。
ベーカリーはバンガロールが誇るもののひとつである。この界隈にはまだ行ったことのないベーカリーもあるし、お気に入りベーカリーめぐりもしたかった。今回の旅では全くできなかったのが心残り。
Fraser TownやRichards Townは、古いバンガローなどが残っている場所としても知られている。Monkey tops(窓の上にある装飾のついた木製の三角屋根みたいなの)のある家が特徴的だ。探せばもっとたくさんあるはずだけど…。
映画館はEverest Talkiesしかなかったと思うけど、閉館してしまっていた。営業しているバンガロールの映画館では最も古いということだったのに。歴史は古くても改装されていて味気ないと思っていたのだけれど、よく見たら改装されているのはファサードだけで、ほかは古い部分が残されていた。門柱のぐるぐるも好きだし、なくなってほしくない。
散策の途中、Corner Houseで休憩した。季節限定マンゴーメニューを期待して入ったけれどなかったので、ふつうのMango milkshake(₹140). アイスクリームが多めで甘い。J先生が食べたImpeached(₹175)がめっちゃおいしそうで、失敗したと思った。あとで、Fraser TownにはHaji Ali Juice Centreがあることを知り、さらに失敗したと思った。
その他の行ったところや気になったところ。
1. Wheeler Pavilion in Richards Park:1925年竣工
2-3. Bangalore East Railway Station:1908-9年ごろ開業
4. Fraser Town Police Station:1917年竣工
5. aPaulogy Gallery
散策を切り上げ、今日こそは逃せないVidyarthi Bhavanへ。Uberで行ったけど途中大雨になって時間がかかり、6時すぎくらいに着いたが待たずに入れた。案内係のおじさんは我々を憶えていてくれて、「おー、久しぶりじゃないか」という感じで感動の(?)再会。ハイダラーバード出身、米国在住、「ここ有名だよね、初めて来たんだよ、わくわく」というおにいさんと相席になった。シンプルにMasale dose(₹65)とCoffee(₹20). 夢中で食べたのであまり味の記憶がないけれど、やっぱりサイコーだった。ここの名物の、ドーサの皿をたくさん重ねて運ぶおにいさんを撮りそびれたのが心残り。
Uberでgood earthに行って(また途中で大雨になって遅れたけど閉店に間に合った)初日に迷ってやめたものを買い、TONIQUEに寄ってワインとビールを仕入れて、歩いて帰る。
2023年5月5日(金)
バンガロール6日め。
メトロでふたたびのCubbonpete(Mahatma Gandhi Road→Central College)。朝ごはんは、Yalakki Chikkanna Tiffin RoomとChikkanna Tiffin Roomのマサラドーサ食べくらべ。まずYalakki Chikkanna Tiffin Room(1-4)でMini malsala dosa(₹55)を、それから移動してChikkanna Tiffin Room(5-7)でMini Masala(₹60)を。
同じような名前のこの二店、そもそも関係がよくわからない。創業年が同じでロゴもメニューも似ているけれど、関係ない店として存在しているように見えるので、かなり昔に同じ店から分かれたのではないかと想像する。それなら味も似ているのかと思ったら、ドーサもチャトニもかなり違っていた。そして初訪問のYalakki Chikkanna Tiffin Roomのほうがおいしいと感じたので、次回はほかのメニューも試したい。ピンクのお店もかわいい。
このYalakki Chikkanna Tiffin Roomにはフレンドリーなおじさん(客)がいて、Rajkumarの写真を指さして「これはRajkumarだ」と教えてくれたり(はい、知ってます)、わたしたちを勝手にチャイナと呼び(悪気はないようだ)、お店のおばちゃんやほかのお客さんを「チャイナと写真撮ろうよ」と誘ってはしゃいでいたが、適当にあしらわれていたのでチャイナではないと断ったうえでいっしょに写真を撮ってあげました。
二店とも珈琲がなかったので、食後の一杯はいつものIndian Coffee Barで(₹9)。あいかわらず(パンデミック以降の仕様)店内に入れず、紙コップなのでエモさは半減。
偶然出くわした、上階からカゴを下ろして買い物する光景。残念ながらシーンの終盤(上げるところ)しか見られず。
J先生がホテルに戻って電話をかける用があるというので(ネットのみのSIM+日本の携帯番号でインドの手続き等をこなすのはかなり困難なようである)、一度帰ってからふたたびメトロでKR Marketへ(Mahatma Gandhi Road→Krishna Rajendra Market)。
1921年竣工のKR Marketは、構造的にはカルカッタのNew Marketを、デザイン的にはVictoria Hospitalを参考にして設計されたということだ。
KR Marketへ行ったらセットで行くのがShri Raghavendra Prassanna Coffee Club。Coffee(₹13)は熱くて持てず、勝手に二重にしてみたけどほとんど効果がなかったの巻。
昼ごはんはS. L. N. Tiffin Room(Muddanna Hotel)でPalav(₹30). 2年ぶり二度め。Palavがおいしいのはもちろんだけれど、MEALS READYよりエモいTIFFIN READY、この穴ぐら感、この「お寺じゃなかったの?」の感、再訪せずにはいられない。次回はPalav+Lemon Rice+IdlyのMixにしたい。
すぐ近くのSharada Cinemasの存在確認。ここも一度行ってみたくて、改装されたときぜったい行こうと思ったのにまだ行けてない。この日公開のタミル映画“Kulasami”のポスターがあったが、これにVijay Sethupathyと書いてあり、「え?この顔そうは見えないけど?」と思ったら、どうやらVijay Sethupathiがセリフを書いているらしい(気になるけど出演じゃないから観なくていいことにした)。
昼ごはんを食べたばっかりだけど、近くのSri Lakshmi Prasanna BakeryでBun+butter+jam(₹30)を買い食い。これがめっちゃおいしかった。Bunはふわふわで、自家製パイナップルジャムもとてもおいしい。Google mapを徘徊していて見つけたお店で、Bunの写真が気になって来てみたけど、住んでいたらぜったいに通う店。あとでメニューをよく見たらJamをダブルにできるらしく、次はそれにしよう。お茶などはなかったので、やむなくColaを飲む。
やはり食後のお茶が飲みたくて、このあたりを歩き回る。しかしCoffee/Teaが飲めるところが全く見つからないので、駅に向かう途中でSri Ganesh Tea Pointを再訪。このまえはTeaにしたから今日はCoffeeと決めて行ったのに、やっぱり迷ってたらおじさんにひとつずつにしなさいと言われたのでそうする(各₹10)。アワアワなほうがCoffee. 前回外観の写真がうまく撮れなかったのも再訪した理由のひとつだが、今回はちょうど写したいところにおじさんがいて、永遠にどかなそうだったのでおじさんの写真になりました(これはこれでいい、よね?)。
今日歩きまわったNagarathpeteとChickpeteの風景いろいろ(めずらしくお寺多いよ)。
4. Dargah Hazrath Mir Bahadur Shah Al-Maroof Syed Pacha Shaheed
6. Shri Dharmaraya Swami Devasthana
9. Sri Nagareswara Swamy Devasthana
10. Cubbonpet Main Road Market
メトロでVijayanagar方面へ移動(Central College→Hosahalli)。今回唯一の初見の映画館、Veeresh Cinemasを見に行く。カットアウトが立つ映画館と聞いたけれど、そのスペースはあるもののいまカットアウトはなかった。すぐ近くにRajkumar, Puneeth父子のカットアウトはあったけれど。
このあとPrasanna Theatreを見に行く予定だったけど、行きのメトロから見たらカットアウトがなかったので、帰りのメトロ(後述)から写真を撮って終わりにした(5)。
メトロで少し戻り(Hosahalli→Krantivira Sangolli Rayanna Railway Station)、Lulu Mall/Global Malls(名称どっち?)へ。このモールができたのはまだ住んでいたころだけど、遠いし、映画館もオープンしていなかったし、行かないままで終わった。今回どこか大きいスーパーに行きたいと思い、ここの品揃えがいいと聞いていたし、メトロ徒歩圏で意外と行きやすかったのでここにした。たしかに大きくてほかにないようなものもあるけど、旅行者視点でも居住者視点でも特に惹かれるものはなかった。自宅用の食料品やおみやげを買い、フードコートで西瓜ジュース(₹79)を飲んでおしまい。 モールのまわりはあまり何もないけど、後述する映画館とモスクがいっしょに見えるのがここの最大の魅力では(5)。
車窓から何度か見たことがある閉館した映画館、Sujatha Theatreがすぐ近くにあったことも、Lulu Mallに来た理由のひとつ。建物を間近で見ることができたけど、敷地内には入れなかった。なぜか山羊が飼われていてびっくり。
近くにはモスク、Masjid-e-Akbariも。窓のところがまるくなっているのがかわいい。
次はHotel Sagarへ。ほぼ大通り一本だけど徒歩30分くらいだったので、Uberでオートを呼んでびゅーんと。
ここでSPL mango shakeを飲む(食べる)のがマンゴー活のハイライトである。外の屋台もいいけど、落ち着いて飲みたい(食べたい)ので室内で(₹160)。あちこちであれこれマンゴーものを食べるのもいいけど、これを毎日飲みたい(食べたい)ね。ということでこれは飲むの食べるのどっち?
ここまで来たらもちろんNavrang Theatreの存在確認も。もしかしたらここにはカットアウトがあるかもしれないという最後の砦だったけど、やはりここにもなかった。ここまでカットアウトが少ないバンガロールははじめてだ。カットアウトという観点からいえば今回の旅行は最悪で、わざわざ公開作が最も地味な時期を選んで来てしまったらしい。これだけはなんとも心残り。
メトロでMalleswaramへ移動し(Mahakavi Kuvempu Road→Srirampura)、CTR(Shri Sagar)で晩ごはん。少し並んでから入店し、Benne masale dose(₹80)とCoffee(₹20). うまいけど高くなったなあ。せっかく夜に行ったのに、Mangalore Bajjiを食べなかったのが少し心残り。
メトロで帰る(Mantri Square Sampige Road→Mahatma Gandhi Road)。
お酒のある店に行く機会がほとんどないので、時々ホテルでビールを呑む必要がある。これはTONIQUEで仕入れておいたBIRA91 RISE. はじめて見たので買わずにはいられなかった。
2023年5月6日(土)
バンガロール7日め。
メトロでまたまたBasavanagudiへ(Mahatma Gandhi Road→Jayanagar)。朝ごはんその1はSrinivasa Hotel。2年ぶり二度め。前回は看板もなくどう見てもティファンやさんには見えず、前に人が群がっているのを見てそれとわかったが、今回は向かって左端の部分がお店になっていて、店名もメニューもあった。Pudeena masala(₹60)をシェア。
Gandhi Bazaarへ向かう。途中で見かけた街角のYash.
朝ごはんその2は、Namma SLNでSabbakki idli(₹20)をシェア。ほんとはSabbakki doseを食べるつもりだったのに、前の店で想定外に4分の3くらい食べさせられたので(J先生が飛行機に乗る前の日はあまり食べないとかわけのわからないことを言うので)、ドーサは少し重いかなと思ってイドゥリに(チャトニが流れてしまった…)。後述するように、結果的にはこれが唯一のイドゥリになったので、まあよかったのかもしれない。
食後のCoffeeは、いつものように隣の隣のRoti Gharで(₹15). この店に思い入れはないのでどこか別の店に行きたいのに、なぜかいつも流れでここに。
次の目的地はBengaluru Fort。徒歩30分くらいで、ちょっと時間がないからUberでオートを呼んだけど、よく考えてみたらメトロで行けた。失敗したなあと思ったけどBajaj Quteに乗れたのでよし。かわいい。
Bengaluru Fortに来るのはまだ二度めだけど、なんか気持ちよくて好きな場所。現在残されているのは門と砦の残骸だけなのでコンパクトだし、人も多すぎないし(でも意外にいる)、入場料がタダなのもいい。
午前のCoffeeは、本帰国直前にはまだDine-in再開していなくて行けなかったPrakash Cafeへ。FullかMiniか聞かれたので、Fullを頼んでジェスチャーつきで何度も念押ししたのにMini(₹15)が来た(あるある)。いつもサービスのほうの部屋へ行っていたので今回もそうしたけれど、帰り際にセルフのほうを見たらこっちの部屋のほうが渋そうだった。次回はセルフのほうへ行く。改装されて外観が渋くなくなっていたのにがっかり。
少し西へ歩いてEidgah Maidanへ。バンガロール八景とかを選ぶとしたらぜったい入れたい好きな場所。所有権で揉めている(というよりヒンドゥー至上主義者がいちゃもんつけている)らしくて心配だったのだけど、とりあえずQibla wallも山羊も健在でひと安心。
ここまで歩いたBengaluru Fortの西の地域、Chamarajpeteの風景いろいろ。
1. 柵の外から覗いたTipu Sultan's Summer Palace. 何度か行ったし、外国人料金は高いし、今回は入らないけど、なかなか素敵な建物なのではじめての人は入ってね。
2. 通りすがりのHazrath Kaske Peer Dargah. カラフル。
3. Chamarajpeteには葉っぱのお皿やさん(問屋?)が並んでいると聞いたことがあって気になっていたが、たしかにこういうお店を何軒か見かけた。もっとよく見たかったけれど時間がなくて残念。
5月10日がカルナータカ州議会選挙のため、今回は選挙運動の光景をいろいろと目にしている。今日はモーディーが選挙の応援に来てパレードするとかで、流れてきたルートをちらっと見たらわたしの予定とかぶりまくっていた。しかしこちらも最終日で変更は難しいし、徒歩メインなら影響も少なかろうと思い、気にせず進めることにした。しかし朝から警官も多く、あちこち封鎖したりしている。イヤな気配を感じつつも予定どおりこなせていたが、昼ごはんを予定していたBrahmins' Coffee Barに向かうところで雲行きが怪しくなった。越えなければならない大通りをもうすぐパレードが通るらしく、どうしても渡れない。メトロで越えるしか方法がないけど遠回りになり、お店は12時に閉店してしまう。もう間に合わないと思いながらメトロ駅に向かっていると、ふいに渡れる場所が見つかった。徒歩ならまだ間に合う、この時点で勝ちを確信したのだけれど、着いたらお店は閉まっていた(号泣)。臨時休業のようだ(ほかにもけっこう閉まっている店があった)。わたしのワダ、世界一のワダ、どうしてくれるジジイ。許さんぞ。
(幸いパレードには遭遇しないで済んだもものの、そんなところに大勢人が集まっているのを見ただけでうんざりだったが、選挙結果を知っているいまは当日より少しは寛容な気持ちで書くことができる。とはいえ許さんぞ。)
もうTiffinは諦めて、メトロでChurch Streetへ移動(National College→Mahatma Gandhi Road)。昼ごはんはChurch Street Socialへ。懐かしのWatermelon vs. feta saladとSaleem’s haleem. 日本ではパキスタン風のハリームが年中食べられるけれど、ハイダラーバード風のとはかなり違っている(幼稚な説明で申し訳ないけれど、パキスタン風のは豆っぽくかつカレーっぽい)。バンガロールではラマダーン期間中あちこちでハイダラーバード風ハリームが食べられるけれど、年中食べられるところはあまりない。先日SodaBottleOpenerWalaで食べられなかったのでここに来たわけだが、ここのハリームはパキスタン風とハイダラーバード風の中間的な味だった。食べてよかったけれど、欲求不満は満たされていない。ビールも入れてトータル₹1882.
昼ごはんのあとはMG Roadをブラブラして、気になっているたてものなど見る。
まずはアール・デコ建築たち。
1-2. Sundara Bhavan
3-6. Andrews Buildings:1934年竣工
7. Kochyil:1951年竣工
見慣れたたてものたちも存在確認。
1-2. The Bible Society Building
3. Oriental Building:1926年竣工
4-6. Shrungar Shopping Complex
7. Higginbothams
8-9. Public Utility Building:1970年代竣工
10. East Parade Church
Zoroyでチョコレートを買って、ホテルに戻る。帰りの飛行機が遅いためレイト・チェックアウトにしていたので、シャワーを浴びて荷造りしてチェックアウト。
今回のホテルはVivanta Bengaluru, Residency Road. 最寄りメトロ駅がMahatma Gandhi Roadかつわりと近く、Church StreetやLavelle Roadも徒歩圏で、場所的にはすごく便利でよかった。サービス的にはちょっとビミョーなところもあったし、バスタブもなかったけど、スタッフの感じはよかったので悪くない選択だと思う。ちなみにここはシーフードレストランのKaravalliが超有名だけど、今回はここも含め全く飲食はしていない(完全素泊まり)。
ホテルに荷物を預け、メトロでまたMalleswaramへ(Mahatma Gandhi Road→Mantri Square Sampige Road)。バンガロール最後のごはんはHVR Vegというのがわたしの最近のトレンドなので今回もそうする。いつものBenne kali dose(₹50)とCoffee(₹10), 安定のおいしさ。
お昼にワダを食べそびれたため、Brahmins’にも対抗できるここのワダを食べたかった。夜はたぶんないと思い諦め気分→注文待ちのときに持っている人を見かける→J先生が(置いてあるところを覗いて)売り切れたっぽいよと言う→諦める→ドーサを食べているときにいまワダを受け取ったらしい人を見かける→(泣)、という経過をたどり、結局ワダは食べられなかった。
メトロでChurch Streetに戻り、Koshy’sへ。バンガロールで最初に行くお店がKoshy’sなら最後に行くお店もKoshy’s. Mango melba(₹160)とKoshy’s special coffee(₹61.9)で出発までの時間を過ごし、名残りを惜しむ。お店の前のFrendly Ice CreamのSoftyの機械はずっと壊れたまま、結局ありつけなかった。
ホテルに戻って荷物をピックアップし、予約したUberで空港へ。
Kempegowda Airportの外にはおいしいビールの呑める店が並んでいる。ここに建設中だったBIRA91 Taproomがオープンしたのは、最後のインド国内旅行よりもあとだった。このエリアは基本バンガロール到着後に寄るところだと思っていたので、もう行く機会もないかと残念に思っていたのだけれど、出発が夜中過ぎなので早めに行って一杯呑むというナイスなアイデアを思いついた。せっかくだから外で売っていないものをということで、Pina Colada wheat IPA(₹349)なるアヤシゲなビールを呑み、French fries(₹399)をつまむ。
そしてついに帰る時間(泣)。帰る飛行機は遅れても欠航してもウェルカムだけど、期待しているときにはそういうことは起こらない。
最後にテーマでまとめた写真を二種。
ひとつめはNamma Metroの駅名表示。乗り降りするすべての駅を撮るつもりだったのに、風情がないこともあって最初の3日間はすっかり忘れていた。4日めから撮りはじめたけれど時々忘れている。
1-2: Purple Line(撮り忘れ:Cubbon Park)
3-5: Green Line(撮り忘れ:Chickpet/South End Circle)
もうひとつはスターのいるオート。推しのオートはいなかった。
2023年5月7日(日)
バンガロール8日めは1時間半ほどで終了して離陸。“K.G.F: Chapter 2”を流しながら寝ているうちに香港に到着。
機場快綫、東涌綫、荃灣綫を乗り継いで太子へ。
機内での食事の提供が着陸前から離陸後に変わっており、何も食べなかったので金華冰廳に直行。朝ごはんに菠蘿油(HK$13)と奶茶(HK$20)。ほんとうに久しぶりの香港茶餐廳とそこで食べる菠蘿油。
続いて美都餐室へハシゴ。さあ次は昼ごはんだと言ってJ先生は雞蛋三文治を食べていたけれど、わたしはまだおなかがいっぱいだから菠蘿冰(HK$28)にしておいた。ここはたしかいちど閉店してその後再開したと思うが、ここ数年で閉店してしまったお店も多いなか、また来られてよかった。と、感慨にひたりたいところだったが、日本人女子が三脚担いでやってきて自撮りかなんかしようとしてお店の人に撮影禁止だと言われてキレて悪態ついて喧嘩して帰って行って、どんよりした気分になった。
往路にモスクへ行ったので、復路もモスクへ行く。今度は九龍清真寺暨伊斯蘭中心/Kowloon Masjid and Islamic Centreを外観だけ拝観。
往路に『恋する惑星』のエスカレーターに行ったので、復路は重慶大廈に行く。
重慶大廈、ものすごく久しぶりに来たら、怪しさも印度みもうすれたような気がする。インドレストランの勧誘がめっちゃインドだったけど、こっちもインド帰りなので動じませぬ。最後の写真は美麗都大廈。
復路で歩いた半島側の風景いろいろ。
雨も降り出したので、余裕をもって空港に戻り、中華書局で買い物などする。
往路復路あわせて、香港トランジットで乗り降りした香港MTRの駅まとめ(機場快綫の駅は撮っていない)。
またKGF2を観ているうちに羽田に到着。
Uberのトラブルも他のトラブルもなく、ほぼ計画どおりに、理想に近い快適な旅行(というかバンガロール生活)ができた。ごはんも食べ過ぎずにこなせたけれど、晩ごはん(一日の最後の食事)はもう少し無理をして食べてもよかったのではと思う。真夏に行ったつもりが半分雨季のような天気だったのはちょっと想定外だった。次回の宿題もたくさんできたし、できれば毎年帰郷したい。
最後に、バンガロールと香港で買ったもの。あまり旅行で買い物しないわたしとしては爆買いなほう(複数買っているものは1個だけ載せてます)。在住時はほぼなんでもネットで買っていたから、いちいち買いに行くのが面倒だし、服などはネットでしか買えないブランドも多くて困った。今回はSpring Rhythmの布だけホテルに届けてもらったけれど、お店やホテルとのやりとりが大変でこれを複数やりたくない。旅行者があらかじめネットで買って滞在中に簡単確実に受け取れる、便利なサービスができないものだろうか。