良い緊張を作り出せ!

昨日(2023年7月6日)配信の #アマ歌 で緊張の話が出たので、そのおさらいです。

「良い意味での緊張した方が良い」とはどういう事か。

まず、緊張には2種類あります。

「良い緊張」と「悪い緊張」です。

オーディションや面接などで実力が発揮出来ないのは「悪い緊張」。

それに対して、実力以上の力が出せたり、感覚が研ぎ澄まされるのが「良い緊張」です。


例えば今年(2023年)話題だったWBC。

「ここで打たなければ負ける」といったシーンで打てるバッターは、「困ったどうしよう」とは思っていないはず。

これまでの自分や練習を信じ、応援してくれる声援に応えようとかなりの集中力だと思うのです。

こうなると、ボールがゆっくり見えたり、周りがどんなに騒がしくても静音状態になっていたり、「やれる!」「行ける!」と思える精神状態になっているので「結果を出せる」という訳です。これが良い緊張。

ところが大半の人が言う「緊張」は、例えば準備不足や練習不足などの「不安」から来る緊張で、この不安が悪質なストレスを自分に与えてしまうので、余計な失敗を生んでしまうという訳なんです。

昨日話した「緊張が無いので丁寧さが足りない」「雑になっている」「こなしている感じがある」という状態は、「逃げ出したい」「早く終わらせたい」や自分を無理に大きくみせようとする心理状態から来ているもので、ある意味自分の現状を直視できず現実逃避したいという感覚があるからです。

これでは、本来の実力を発揮できる訳がありません。

良い緊張を生むためには、確信が持てるほどの練習や経験、そして唯一無二のテクニック(個性)が必要です。

「誰にも真似できない力(テクニック)が自分にある」と思えれば、会場を飲み込み、観客を飲み込み、静音状態になり、研ぎ澄まされた集中力が生まれる。場合によっては流れる時間の概念さえも変えてしまえる。

そうなれば、冷静にいまの自分の状況を見る余裕が生まれるので、1つ1つを丁寧にできる、という訳です。

良い緊張を手に入れましょう。

そのためには、確信を持てるほどの練習量とテクニック(個性)が不可欠です。


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