不眠不安症

不眠不安症(造語)[→ふみんふあんしょう]
眠れないことの不安で、寝つきが悪い・何度も目がさめる・眠りが浅いといった症状が慢性化している状態。
「眠りたいが-で眠れない」

この2日間ほど、上手く眠れなかった。眠れたは、眠れたのだけれど、完全に眠りに入るまでに時間がかかり、結果として睡眠時間も短くなってしまった。

上手く眠れなかった原因を考えてみると、眠れなかったから、な気がする。たまひよ(卵が先かひよこが先か)な話だが、眠れなかったから、眠れなかった、というのが正直な感覚に近い。つまり、眠れないということへの不安感から眠れなかったような感じなのだ。

普段、僕は、特に意識することなく呼吸をしている。敢えて、呼吸をしようと思わなくても、息は出来ていて、そして、生きていられる。でも、この2日間は、眠る直前に、呼吸に集中してしまうあまり、眠ろうとすると、その呼吸が止まってしまうのだ。直前に、少しストレスがかかるようなことがあったので心因性な気もするし、少し鼻詰まりがあって鼻呼吸しにくかったのも原因の一つかもしれないが、その影響はどこまでのものか分からず、直接的には、その呼吸ができなくなったことで、なかなか眠りにつくことができなくなり、その不安から、結果として眠れなかった。

では、どうやって少しの時間でも眠っていたかと言うと、いつの間にか気を失っていた感覚に近い。なんども、呼吸への意識を避けようとし、それでもダメなら読書するなどして最大限に眠気のボルテージを上げ、眠る体勢になり、それでもダメで読書し、また…を繰り返して2時間ほどで、いつの間にか眠りについていた。それでも、起きる時間はほぼ同じなので眠る時間は短くなってしまった。

それでも、不眠後の初日は、昼寝の時間は長くなりながらも普通に生活できたのだが、2日目(つまり今日)は、朝から呼吸に意識が行ってしまった。そのため、意識を離すと呼吸が止まる感覚になる。実際は、意識をせずとも呼吸は止まらないのだが、不思議と呼吸が浅くなってしまった感覚になる。これが不眠による体調不良なのか違うのかも分からない。「呼吸の意識 眠れない」などで検索しても、適切な解決策は見つからない。午前中から仕事があったので、こうしてデスクワークをしていたのだが、時折、呼吸が苦しい感覚が続いた。仕事に集中している時は、気にならないのだが、一瞬、集中が解けると、戻ることを繰り返した。

で、今。不思議と、呼吸を意識することは無くなった。直接的な原因は分からないし、夜には、また繰り返すのかもしれないけれど、一応、無くなるきっかけになったのは、食事と昼寝だった。しっかり食べて、眠気の勢いに任せて昼寝をした後、今は、息苦しくも無いし、体調不良も感じない。

当たり前の結果で申し訳ないが、不眠不安症を治す、1つ目の選択肢は、しっかり食べて、しっかり眠るという、一般的に当たり前とされている生活を取り戻すことなのかもしれない。外出も含めて、誰しもが、かつて当たり前とされていた生活を取り戻せる社会に、早くなって欲しい。