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結婚生活の難しさ

結婚というのは多くの人が憧れを抱き、夢や希望を持って、パートナーと幸せなものを築いていくように感じることだと思う。

僕自体があまりにクズな人間な為、本来どうこう言える立場ではないのは確かなのですが、
「パートナーなんて知ったこっちゃない!どうにでもなれ!好きなことしかせんぞ!俺は俺だ!我が道を行く!」
みたいな、そんなことは1度たりとも思ったことはなく、どうすれば現状打破をすることが出来て、2人で幸せな道を作ることが出来るかということは念頭にありました。

その中で、自分の選んだ道が正しかったかどうかは自分の中だけであれば正解だったようにも思うし、相手の立場から考えると不正解だったと思います。

彼女は、僕がお金に困窮していることに対しては何一つ言ってきませんでした。
むしろ見守ってくれていたと思います。

僕たち夫婦は、良くも悪くも自分中心で、相手にあまり干渉をする関係性ではありませんでした。

そんな関係だったからこそだと思いますが、喧嘩を始めるとお互いが我が強いので、自分を押し通そうとしてしまうのです。

僕はどちらかというと喧嘩を引きずりたくないので、その日のうちにしっかりと話し合って、お互いの納得いく形を2人で出し合って「ごめんね」と2人で言ったところで終わり。
としたかったのですが、彼女のほうは完全に外界をシャットアウトして一言も話しもしたくない。自分の中でイライラがおさまるまで、相手はいないものとして無視を貫くタイプでした。

結婚をした時点で、もう6年ほど一緒に住んでいたので、「お互いの直して欲しい所を改善していこうね。」と話をしていたのと、僕は無視だけは本当にやめてほしい。他のことはある程度受け止めるし、なんでもいいけど、本当に無視だけはやめてほしい…とお願いをしていました。
しかし彼女のそれは治ることはなく、その度に溝は深くなる一方でした。

そして僕が応援で仕事に行き始める前ぐらいから、彼女はオンラインゲームにハマり始めました。

当初はチャットでやりとりをしていたのですが、ある時期からボイスチャットを使うようになり始めました。

応援に行く前のお店でも、仕事は早番と遅番の交互だったので、遅番からの切り替わりで次の日の早番となると、どんなに急いで帰っても、ご飯を食べたり等の用事をすると夜中の2時を回り、次の日は朝7時過ぎには起きて準備をしなければなりませんでした。

応援に行く前の店舗ではストレスもなく、僕が帰宅をして少し経つと、ボイスチャットを切ってゲームをしていたのですが、応援にいくようになったぐらいから、僕が寝ようとしてもボイスチャットを切ることなくゲームをするようになっていました。

僕も早くから言えばよかったのですが、言わなくてもそれくらいわかるだろう。と思い、何も言わず生活をしていました。

しかし、応援に行き始めてからは毎日地獄のような職場でストレスを溜め、体力的にも精神的にもギリギリだったこともあり、段々とイライラするように…

こちらから話しかけても、ボイスチャットで会話をしている間は僕が話しかけることも許されず、元々そんなに物音を立てたりしないのですが、それでも生活音を最小限に抑えないと、少しムッとされたりすることもありました。

何故、疲れて帰ってきて家でそんなに気を使って生活をしなければいけないのか、寝ないといけないことがわかってるのに、何も気にせずゲームを続けられるその意味が全くわかりませんでした。

思い返せば、僕は借金をたくさんしてからというものの、彼女を色んな場所へ遊びに連れて行ってあげたり、どこかへ旅行に行くなんてこともしてあげられなかったことが原因なんだとも思います。

本当に申し訳ないことをしてしまったな。
と今は思えるのですが、その当時にはそんな心の余裕はありませんでした。

そしてある日、彼女がお風呂に入っている時にLINEの通知がなり、見るつもりはなかったのですが、隣にあったせいでチラッと目に入ってしまったのです。

「今日は楽しかったよ!また会おうね!」

なんのことはないLINEに見えるのですが、彼女と僕の付き合いは10年を超えていたので、お互いの友達や名前はほとんど知っていました。

その通知に出てきた名前は見たことも聞いたこともなく、僕は不審に思いました。

そういえば、最近は電話をすると言って外に出たり、いつも遊びに行っても、終電よりも大分早く帰ってきてたのに、近頃は終電で帰ってきたり、なくなってタクシーで帰ってきたり朝に帰るなんてこともあったな…

仕事に追われ、彼女のことをあまり見ていなかった僕が悪いのですが、それでも浮気をするなんてことは疑いもしていませんでした。

彼女が出てきた時に聞こうと思ったのですが、すぐにケータイをみてゲームを始めたので、話すタイミングを失ってしまいました。

その夜、寝ていた僕はモヤモヤした気持ちをもっていたせいか、普段起きるはずのない時間に目を覚ましました。

すると彼女のケータイはロックが開かれ、LINEを開いたまま寝ているのを見つけてしまい、僕は魔が差してしまい彼女のケータイをみてしまうことに…


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