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それぞれの業務にはリスクがある(オーダーとデリバリー編)

こんばんわ、皆様と一緒に成長していく公認会計士・税理士のガッツです。

昨日の記事で、それぞれの業務を理解し、それぞれの業務にはリスクがあるお話をしました。

具体的な話を触れていなかったので、下記のうち①と②のオーダーとデリバリー部分に注目して具体的なリスクと対策例をご紹介したいと思います。

今日は①と②を触れます。

1.オーダーにおけるリスクと、リスクへの対応とはどんなものか

例えば、会計事務所であれば行う顧問契約の依頼、飲食店ならばテーブルごとの注文、小売りならば物のオーダーなど、商売するなかで、紙であれ、口頭であれオーダーを受けます。
どんな業種であれ、オーダーには以下のようなリスクやリスクへの対策が考えられるのではないでしょうか。

①オーダーにおけるリスク
a)オーダーを誤ってしまう
b)オーダーを漏らしてしまう(受けたはずのオーダーが認識されない)
c)受けてはいけないオーダー(安値、メニューにないオーダー、キャパオーバーのオーダー、提供できる確度が低いのに受けるオーダー、回収見込みの少ないお客からのオーダー)

②オーダーに対するリスクへの対応策の例
a)に対するもの
・オーダーの読み合わせ(飲食店とか)
・オーダーをエクセルやシステムに入力する場合は入力した内容の確認
・契約書や注文請書の締結
b)に対するもの
・オーダーを受けてからオーダーの受付口への導線の整理(受けたら、必ずここに通す、ここに記録するということの徹底)
c)に対するもの
・メニュー表の整備(メニューや価格の明確化)
・人的、物的リソースの管理(在庫や人員が確保できていることを確認して受注)
・オーダー受けた人の上司による事前承認
・相手先の信用調査

2.デリバリーにおけるリスクと、リスクへの対応とはどんなものか

例えば、会計事務所であれば確定申告、飲食店ならば料理の提供、小売りならば物の到着など、デリバリーの形態はさまざまですが、デリバリーにもどんな業種であれ、以下のようなリスクやリスクへの対策が考えられるのではないでしょうか。。

①デリバリーにおけるリスク
a)オーダーと異なるデリバリーをしてしまう
b)オーダーに対するデリバリーを漏らしてしまう
c)デリバリーは行えたが、品質に問題がある

②デリバリーに対するリスクへの対応策の例
a)に対するもの
・オーダーされたものと、デリバリーするものの突合せ(小売であれば、注文書と出荷するものがあっているのかどうか)
b)に対するもの
・納期が来ているにも関わらず出荷されていないものの確認(小売りなど)
・長期間溜まっている注文書の確認
・各サービスに対する進捗確認(会計事務所の確定申告などはこの類です)
c)に対するもの
・担当者以外による成果物の第三者確認(上司確認とか)
・従業員教育(従業員のレベルをあげる)
・抜き打ちチェック(フランチャイズとかではありますね)
・チェックリストの作成とチェック
・ネット記事の確認(直接言わなくても、ネット記事で酷評されてたりとかある)

本日はオーダーとデリバリーについてリスク例と対応例を紹介しましたが、これを全部やる必要はないですし、これでない対策もあります。
業務を整理し、どんなリスクがあるのかを考え、対策を講じることが大事になります。


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