自然という芸術 #2 芸術はわたしを救う
大切にするのは、
○匿名性
○だれも傷つかないこと
○考えを押し付けないこと
○自分たちのなかにある、『患者さん』や『患者さんを支える人』のイメージに囚われないこと
……………
こんにちは、リナタです。
今回は、乳がん治療を経験した「わたし」さんのココロを支えた芸術をご紹介します。
救いになった芸術
『自然』という芸術に救われました。
2014年12月31日(大晦日)に、乳がん告知を受けました。
そして、2015年から検査の後、フルコース治療がスタート。
季節は、冬から春、そして、夏へと変化していきます。
マラソンがライフワークでしたが、治療で走れなくなったため、毎日散歩をしていました。
普段なら会社で仕事をしている時間、セントラルパークやマンハッタン、リバーサイドをブラブラと散歩し続けたんです。
すると、走っていると見えなかった、気づかなかった沢山の風景、景色と出会えました。
そのたびに、”ああ、私はなんて美しい世界に生きているんだ。”と、涙が出るぐらい感動しました。
桜の色が日々濃くなったり、空の色がどんどん青みを増していったり、今見ている形の雲は2度と存在しないと思ったり。
この世界をもっと、もっと見続けたいと思いました。
それはつまり、”生きたい。”という気持ち、心からの衝動です。
その瞬間、今、生きていること、そして、生きることが大好きになりました。
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アメリカに住んでいらっしゃる「わたし」さん。日本とまた違う、豊かな自然が溢れています。
『ココロとコトバ』についても、お話いただきました。
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