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映画感想日記(ネタバレあり) 8/19

昨日は休みの水曜日だったので映画館へ。


1本目:「フリー・ガイ」
あんまり前知識なしに見ましたが、面白かったです。確かに引き出し全部開けられたり、通りすがりに壺や樽割られたりする家の人はたまったもんじゃないですよね。小ネタも利いてて、贅沢だなあと。

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2本目:「キネマの神様」
これは、去年からずっと見たかった作品です。1年くらい予告見てたような。志村けんさんの逝去から代役が沢田研二さんになって、松竹100周年記念作品であり、…と話題が盛りだくさんで。
予告を見てから、原作(原田マハさん)読んだのですが、…本読んだ感じだと「あれ?予告と全然違うけど本当にコレであってる?」と思って、昨日本編見ても「あれ?この原作であってる?」と思ったり。
という前段階はともかく。

ここからネタバレ含みます。結構細かいネタについて書いてます。

原作は、お父さん(ゴウさん:沢田研二)よりも娘(歩さん:寺島しのぶ)が主人公だったと思います。ゴウさんは好きな映画の評論を書いて話題になって、外国の映画マニアとやりとりをするあたりがすごく面白くて引き込まれた記憶があります。あんな若い頃に映画撮ってた方の人、なんて設定あったかな?(忘れてるだけかも)
松竹の撮影所、といっても「蒲田」ではなく「大船」の時代です。実はここの撮影所は昔々仕事で半月ほど通ったことがあります。少しだけ懐かしい。

この作品で??と思った箇所がいくつか。
実話でもなんでもないはずですが、設定として現代のパートでは「新型コロナウィルス」の存在する世界でした。2020年の、ダイヤモンド・プリンセス号のニュース映像と思われるものが映ります。その後映画館が休業しなければならない描写もあって、みんながマスクしたり「ソーシャルディスタンス」とか言って。
それとは別に、とある賞(ここだけぼかすのもなんですが)を受賞したゴウさんがお祝いの宴で「得意の歌ってよ」と言われて歌い始めるのが

「じゃあまずは4丁目から~」

なんですよね。

これって、この世界線に志村けんさんはいるのかいないのか。このゴウさんはあくまでも(生きてたはずの)志村けんであって沢田研二は「代役」にすぎないのか。

この辺がとにかく謎でした。

いるか?そんなくだり。

あと、ラスト「映画を見ながら天に召されたい」というのは「キネマの天地」の渥美清さんですよね。調べたらこっちは「松竹大船撮影所50周年記念作品」でした。うん?あれから50年も経ってる?…「大船撮影所」か。うむ。

この2本を比べたら、出ている俳優さんたちのレベル、といったら失礼ですけど数だけでも全然違ってて、本当なら今作ももっと華やかに派手に、いろんな松竹由縁の方が出る作品を撮るつもりだったのかもしれないなあと思うと、なんというか、寂しいですね。

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去年大林宣彦監督の「海辺の映画館―キネマの玉手箱」を見ました。大林監督の遺書のような作品で、…これも型として似ているので一瞬「あれ?山田洋二監督って亡くなったんだっけ?」と変な混乱してしまいました。

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あとね、一昨日WOWOWで「アルプススタンドのはしの方」をやっていたので録画して、夫に「コレすごい見覚えあるところで撮影してるからちょっと見てよ」と冒頭のシーンを見せるだけのつもりが全編見てしまいました。
地味な展開なのに、ずっと引き込まれて見てしまうんですよね。かなり好きな映画です。というか、元は演劇だったそうなのでそっちも見てみたかったです。

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↑見出し写真は今朝の虹。

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