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会社員人生は諦めたとしても、人生は諦めない


「ミドル世代の挫折」といえば…

こんにちは、花木裕介です。

「ミドル世代の挫折」と聞くと、多くの方は、仕事や社内のことを想像するのではないでしょうか。

  • 出世争いに破れてしまった

  • やりたかったことがあったのに、思ったようなキャリアが築けなかった

  • 不本意な部署に配属され、モチベーションが下がってしまった 

……etc.

もちろん、私生活においても挫折はあるとは思いますが、今回はあえて仕事や社内のことに目を向けて書いてみます。

ミドル世代にとって大きなチャレンジは簡単ではない

この場合、挫折を乗り越える方法として、転職や起業という方法が考えられます。

今の職場では厳しいことでも、環境を変えれば、また心機一転、自分の目標に向かって頑張ることができるかもしれません。

しかし、20代や30代前半ならまだしも、40〜50代といったミドル世代ともなるとなかなか大きなチャレンジをするのも簡単ではなくなってきます。

何より、挫折感が自己効力感を奪ってしまっていることも考えられますよね。

・こんな自分では、他にどこも行けるところなんてないだろう……
・独立したってどうせうまく行くわけない……

家庭を持っている人であれば、「今より待遇が悪くなったら……」という不安もあるかもしれません。

これ、ほとんど私にも当てはまります。

病気をきっかけに仕事量が減り、責任ある業務から離れ、やりたいことができなくなりました。当然評価もされず、昇進もしない。待遇は下がり、それでも環境は変えられない。思い描いていたミドルとは程遠いところに今もいます。

「会社員人生=人生のすべて」なのか

そんな私が、自分を奮い立たせるときによく考えていたのが、こんなフレーズです。

「会社員人生は諦めても、人生は諦めない」

会社員としてはここまでかもしれない。でも、「会社員人生=人生のすべて」ではない。せめて一度きりの人生だけは諦めたくない。

そんな想いで、勤務先に許可を取って社団法人を立ち上げ、細々とながらこれまで活動してきました。

平日の夜と休日という限られた時間ではありますが、自分のこれまでの経験とスキルを存分に活かし、「自分の力で世の中を1ミリでもいいから良い方向に動かしていきたい」という信念のもと、4年間取り組んできました。

成果はさておき、この活動自体が、今の私を支えてくれています。

何も社団法人である必要はありません。ボランティアでも副業でも趣味でも何でもいいんです。

たとえ会社員としてうまく行っていないとしても、あなた自身の人生だけは諦めないでほしいなと思います。

挫折感を持っているということは、あなたには描いていた理想像や使命があったはずです。それは果たして、今の会社の中でなければ果たせないものなのでしょうか。

もしかしたら、違う形であっても、実現できるものかもしれません。

どこかに光はきっとある。私はそう信じています。

(つづく)

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