見出し画像

事実をフィクション化する

今日は、「フィクション化」についてのお話をしたいと思います。

「フィクション化する」とは?

私は最近、リライトのお仕事をさせていただいています。
「書きたい!」気持ちを持って1冊分書いたものの、どうも構成がうまく行かない、そんな方のお手伝いです。
章の順番を入れ替えたり、段落の順番を入れ替えたり、説明を加えたり、ややこしいエピソードは思い切って削ったり・・・と、そういうアドバイスをすることが多いですね。
今回お手伝いしている方は、ご自分の体験記を書こうとしているのですが、事実をそのまま書くと、関係者に影響が及ぶ、ということで、「体験記」を「フィクション化」することになりました。
とはいえ、小説家志望でもないかぎり、「事実を書く」スキルはあってもそれをどうやってフィクション化するのか、なかなか難しいのが現実。
「名前を変えてみました」「企業名を変えてみました」と頑張ってみても、そのやり方だと、事実を書いているのと同じになってしまいませんか?ということが、時々起こります。フィクション化ってどういうことでしょう?

ここから先は

2,098字
この記事のみ ¥ 100

1冊の本を書くためには長い時間が必要です。他の単発の仕事を入れずに頑張ることも考えなければなりません。よろしければ、サポートをお願いいたします。