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【産学連携・共同研究のススメ】先生とつながる方法

ここ数年、大学と共同研究をやっています。
私のライフワークであるコミュニケーションの可視化に関する研究をしています。
R&D部門でない私が独自の技術を確立するために研究をするためには、大学のリソースを使って技術研究をする必要がありました。
(R&D部門でない私が共同研究する意義や、方法については別の記事で紹介します。)
その研究成果を使った事業立ち上げが今の仕事になっていて、私の仕事と切り離せない大切な要素です。

色々な方に共同研究の話をすると、

「どうやって先生と知り合ったの?」
「社内にどうやって説明するの?」
「どんな流れになるの?」

という質問をよくいただくので、このnoteでは産学連携、特に大学との共同研究についていろいろ紹介したいと思います。
まずはこの記事では、大学の先生と接点を持つ方法についてご紹介です。

大学の先生と接点を持つ方法

一番質問を受けるのが、大学の先生とどうやって知り合ったのか?ということです。
教育分野で事業を展開している企業ですと、たくさん接点はあると思いますが、その他の業種で働かれている方はなかなか接点をもつことは難しいと思います。
いろんなパターンがあると思いますが、私の場合にはここで紹介する3つのパターンです。

元お客様のパターン

昔はお客様だった先生と今は一緒に共同研究しています。
仕事として先生と関わっている間に先生の専門分野や、研究内容をお聞きする機会はたくさんあります。
その研究内容に興味があり、共同研究したいと思ったところがはじまり。
すでに人となりもわかっていますし、やりやすいパターンのひとつだと思います。
もちろん、お仕事している間にしっかりとしたコミュニケーションを作っておくことは最低限必要ですけどね。

知り合いからのご紹介

私の場合には、社内の同僚の大学のゼミの先輩が先生をやっていたというパターンです。
もともとウェルビーイングコンピューティングに興味があり、その領域について社内でディスカッションする機会がありました。
そこで、同僚の大学のゼミの先輩が今は大学で先生をやっているとのことで紹介してもらい、会いに行きました。
実際にはじめてお会いしてから1年くらい、先生とディスカッションを重ね、最終的には共同研究することになりました。
ポイントは先生としっかりコミュニケーションとってお互いにやりたいことを理解しあうことだと思います。

学会や展示会などでの接点

大学からの発信の場として学会や展示会の場があります。
そこで情報を集めることももちろん可能です。
学会はもちろんですが、各大学(特に私立)が技術・研究を発表するための展示会を開催しています。
例えば、大阪工業大学さんはコロナ以前にはこんな展示会をやってました。

OIT Innovation Days 2019

http://www.oit.ac.jp/japanese/sangaku/OITID-2019/ID2019.html

そういう場に積極的に顔を出して情報収集してみてください。
興味のある分野、研究がありましたら連絡先が公開されていますので、個別にアクセスしてみてください。

積極的に動いてたくさん話す

ということで、3つの方法を紹介しましたが、どれにも必要なことは、積極的に動いて、先生とコミュニケーションをとることです。
一緒にちゃんと研究してくれそうか?成果を出せそうか?研究のリソース(大学院生など)はあるか?、ちゃんと見極めてください。
もちろん、自分が何をやりたいかはもっと必要なことです。
先生に伝えて、Win-Winになれる共同研究の形を目指しましょう。

先生とつながったら共同研究をするために色々動く必要があります。
R&D部門でない場合にはちょっと大変。
非R&D部門で大学と共同研究をはじめる際にやること、考えることをこちらの記事で書いていますので興味がありましたら読んでみてください。


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