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敵わないと感じさせる、恩師との再会の教訓

Noteを書くの久しぶりです。
最近、スプラトゥーンの実況(?)者ダークネス山本さんの動画にハマり、時々テンションがやばくなる岩本です。

最近は色々ありまして、いろいろとありましたが、相変わらず元気に過ごしています。いつも暖かく見守ってくれて本当にありがとうございます。
近況報告は別途書こうと思っています。

さて、いきなりですが、私には人生最大の恩人・恩師がいます。その方とは7年ぶりに会ってお話しを聞きました。その禅問答を忘れたくないという思いから、思い立ち、Noteを書くことにしました。

恩師と勝手に呼ばせていただいている経緯

もともとは、中学生の頃卓球を教えていただいていた監督・コーチの方がいまして、その方に2年間教えてもらったことがあまりにも多く、そのように勝手に呼ばせていただいています。

もともといた環境であれば、絶対に得られていない視点や学びがあまりにも多く、感謝しかないです。

ポイントは3つあります。

①決して裕福ではない家庭でもお世話になることができたこと

本当に珍しいと思いますが、その恩師は教えることでの料金はもらっておらず、ピンポン玉の代金のみの料金設定にしていました。
それでも色々卓球道具にはお金がどうしてもかかってしまうため、そこは両親もすごく頑張ってくれたおかげもありますが、それプラスクラブ費がかからなかったのは、当時の私にとってかなり大きかったです。

実際に指導は、ほぼ通年で、毎日の部活後の夜の練習2時間、土日は午前中4時間、午後4時間、夏休みも、つきっきりで、試合などに連れて行ってもらっていました。
中1の夏休み初日は、理由もわからずいつもより早く集められたと思いきや、いきなり10キロ走りで、と真夏の九州の田んぼ道を最後尾の人は車で追いかけられながら走らされましたwそこから、毎日ダンベルを持ちながら4km走って筋トレしてからの・・・と過去の思い出は苦しいものもありましたが、そのメニューから付き添いまで無償でやってくださってたのが、今考えても信じられない。。

かけがえのない経験でした。

厳しい練習だと思ってましたが、恩師からするとまだまだ上がいるとのことw

②めちゃくちゃ強くしてくれたこと

当然のことながら、こんなに練習していたら強くなります。全くの初心者からですが、高学年になるにつれ段々と試合でも入賞したりするようになります。

ですが、おそらく同じ練習量している人たちよりも、成長は早かったと振り返ると感じます。

理由は、”なぜ”をしっかり考えて考えさせてくれてたからです。
なぜ、入らないのか、なぜミスをしてはいけないのか。そんなことを中学生の僕らへも丁寧にときに厳しく教えてくれました。

また、必ず恩師は、選手に目標を言わせます。選手が「県ベスト4」まで行きたいといえばそこまで努力できるとのこと。
ちゃんと自分自身で設定した目標に対して、責任を持って努力することで、まがい物なりにもちゃんと頑張ろうと思えたのは、成長につながったと感じています。

突如中2の終わりに引っ越しとなってしまい、同じチームで最後の夏を戦えなかったのは今でも心残りですが、引っ越してからも卓球をフックに色んな人と交流ができ、承認され、自信につながったこともありました。

③卓球だけでない指導をしてくれたこと

その恩師は、卓球以外にも通知表を選手に持ってこさせて、ちゃんと文武両道をしなさいと教えてくれました。

多くの人は卓球で食っていくなんてことはできないから、ちゃんと勉強もしなさいと言ってくれました。

また上述の通り、上達することや努力の仕方などにフォーカスしたような指導をしてくださってました。

卓球を通して、卓球以外のこともたくさん学ばせていただきました。

そんな恩師に感謝し、憧れて教師を目指したが結局は教師にはならず、別の道を歩むことにしました

そんな経験から、高校生のころから先生になることを目指し、実際に高校の数学の先生免許を持っています。

しかし、教育実習などを通し、自分自身が受けたような恩恵を教育現場で還元することに難しさを感じて、そっからいろいろあり今があります。
でも、全然諦めていないというか、ずっと同じ想いですべてのキャリアは歩んでおり、そこから上場グループ企業、ベンチャー、スタートアップ創業、フリーランスになってもあまりそこの想いは変わっていないです。

最近は、様々な教育に携わっている人の話などを聞くと、我々が義務教育を受けていた頃とはだいぶ変わってきており、教育現場の役割も変わってきているので、面白いとも思い始めています。

教育系の関係者の人、いつでも意見交換や面白いプロジェクトなどあればお誘いください!

32歳になって、改めて恩師に教えてもらったこと11選

前提が長くなりましたが、とにかく人生に大きな影響を与えてくださった人で感謝しかない恩師ですが、久しぶりにお会いしてひたすら禅問答のように質問を浴びせ続けましたw
私の中で、社会であまりみない事例かつ、素敵な行動で、なんでこんなことができるのか本当に不思議でしょうがなかったためです。

その時に、「忘れたくない」と思った言葉たちを紹介します。

実際には聞いた一部のことですが、個人的にも忘れないように、将来の自分が見返すように記事にしました。前提がわからないと意味不明なこともあるとおもったので、説明しました。

1,「ただの少し経験している先輩」

「僕は恩師だと思っています。ですが、あなたは自分でどんな存在だと認識しているのですか」

そう質問したものの回答としていただいた。

僕が最初に五月雨式に質問したことが、要約すると”なぜそこまでしてくれたのか、どうしてそんなことができるのか”という趣旨の質問だ。それに対しての回答の一つだった。

先生や師という存在でも、監督でもコーチでもない。先輩くらいの感覚だったのかとかなり衝撃を受けた。そして、先輩後輩とこれまで認識していた概念よりも、この言葉を受けた後の概念では大きな変容があり、先輩後輩という関係のことをより一層好きになった。

2,「昔は当たり前に、隣の人やおっちゃんが面倒みてたこと」

「とはいえ、そんなこと普通の人はできないですよ。他にもやってる人いますか?どうやったらそんな人を増やせますか」

そんな質問への回答だったと思う。実際に、やってくれてたことは平日は毎日仕事を終えて、すぐに体育館で指導、土日もつきっきりで練習または、遠征に連れて行ってくれる。頑張ったときにはラーメンを奢ってもらったり、奥様が差し入れしてくれたり、応援してくれたりともういい意味で意味不明。器の小さい僕からすると、本当に謎多き行動だった。(仕事をしてすごさを再認識するが、恩師は普通に企業でも結果を出し、今も大活躍されている。何がどうなっているんだ。敵わない)

しかし、昔は近所のおっちゃんが面倒みてやるってのは当たり前やったっちゃんね。という言葉を聞いて、現代になって分断されてきた文化の一部が垣間見えた気がしました。

3,「成長を見ているのが楽しかった」

「何がモチベーションだったんですか」
ちょっと恐る恐るそう聞いた。本当にいろんな迷惑をかけてきて、どんな想いだったのかなかなか想像もつかなかったからだ。
でも聞いてみると、確かになぁと納得感もあるし、一方でとてもシンプルな回答にびっくりした。

今ちょっぴりだけど、その気持ちがわかる大人になれてることが誇らしくなった。

4,「1時間も見てれば、どこまでいくかわかる。その子にあった戦略・戦術を。」

これは普通にびっくりしたし、恩師のすごいところだと思う。ラケットをもって1時間もみれば、ある程度どのくらい活躍できるかまでなんとなくわかるとのこと。そして、その人の特徴(思考のくせ、体の硬さ、性格などなど)にあった戦略・戦術で指導をするということだ。卓球は様々な戦型があるが、僕らもそれぞれ全然違う戦型を教えられていた。

これは、多様性を受け入れようという教育の流れに反するとおもうが、何か一定の物事の出来不出来という点では、向き不向きはあると個人的にも思う。(ただそれを見抜くのはなかなかできないけど。)
そして、上達することや勝つことから経験として学ぶことは、波の学習とは比べ物にならない。

実際に、それが功を奏して同期も先輩も後輩もみんな例外なくうまくなった。

5,「個人差があるのは当たり前。それにあわせて指導する。」

上の話と似ているが、後輩育成や社員教育などでも以外にこれができていないことが多いとこれまで思う。

目利きから合わせた指導ということも含めて、なかなか難しいことだが、これを本当に当たり前レベルでやっていた。すごい。

6,「必ず自分で目標を言わせてたはず。県大会出場なら県大会出場できるような練習には耐えれる。自分で言うことが大事」

これは、パブリックコミットメントとも言われますが、本当に大事なことで、これを中学生のうちに体感させてもらったこと、本当に大きい。

7,「努力したやつが勝つんじゃない。勝ったやつが頑張っただけ」

これはずっと言われてたことで、特に社会人になって資本主義社会で勝ち残っていくための努力の仕方のベースとなる考え方を教えてもらったと今は認識している。

一見、実力主義の権化みたいな発言に聞こえるかもしれないが、卓球の試合というゲームのルールや、社会からの評価などの一定のルールのもと行われる評価については、結果がでるように努力することが重要で、努力のプロセスそのものを評価することは、目的達成という意味では間違いの可能性が高いことをしっかり教えてもらった。

8,「今の子たちは、やりたいことだけやるんじゃない。教えられたことをしっかりやるだけ。簡単にいうとロボット」

「でも、それは別に今の子たちが悪いわけじゃない。当たり前だ。
おいどんらのときは、見て覚えろ、そのままやれだった。そん時からそんな指導に対しては不満で、そんなことできるかって思ってた。今の子はそれをそのまま言えるだけ。」

確かにわたしたちのときは、2回は聞くな。1回でメモって同じミスをするなと言われていた。

でも恩師は、3回までは優しく教えるそう。4回目からは俺も忙しいから頑張ってくれというとのこと。普通に考えて1回で覚えられないだろって。おっしゃるとおりだと思う。

見て覚えろ!と言われた世代の人が、次世代には3回までは優しく教えるというのは、面白い。

9,「指導と叱るの違い」

恩師は怖い。怒る。だが、なぜか恩師は感謝が集まる。
他の管理職の人は、部下にキレられたと告げ口される。
部下から見てこの違いは何か。
それはフォローアップまでするかどうか。ミスを指摘するならまだ理解できるが、そのまま責任を押し付けることで部下からの信頼を失う。
部下は、あなたが思ってる2倍のことをやってようやくあなたを上司として弐式する。1.5倍だと高い給与もらってるから当たり前でしょうとなる。

10,「研修資料は、2ページのみ。」

必死にメモしたものは大切に覚えるから。たくさん資料作っても、それはすぐに捨てられるが、必死にとったメモはみんな大切にして覚えようと努力する。

11,「今でも手を繋ぐし、仲いいねと言われる」

これは、仕事など関係ないが恩師と奥さんとの関係についておっしゃってたことだ。こんな夫婦関係でずっといられるひとが世の中にどれくらいいるだろうか。

本当に素敵です。

以上、シェアでした。

あと、最近はコテンラジオに加えて、本を読んだり人に会ったりとで、脳がパンクしそうなくらい頭にいい刺激やインプットが集まっており、今後頭の整理も含めて書きたいこと草稿するかもしれません。もしも読みたいものあれば優先的に書きます。特に要望なければ、自己満足なので自由に書きたいだけ書きます。
書くのはなんか挑戦的な気持ちもありますが、が整理の意味合いも含めて何かしらの形でアウトプットしたい。

・介護と死を経て、学んだこと、与えてもらったもの
・資本主義社会で重要視されないものの救い方
・結論:好きなことをしよう
・ダイエットの結果報告と今後の課題と対策
・近況報告(色々ありすぎて、何もFBに書いてない)
・フォロワー数が多い人が”偉い”理由
・一周まわって、今哲学や宗教に興味があること
・二周まわって、数学また学びたいこと
・自然科学と社会科学の違いについて、正しく理解して使ってる人少なすぎ問題
・バタフライ・エフェクトをもっと身近な存在にするライフハック
・人間の悩みは10割コミュニケーションということをちゃんと理解してほしい
・コテンラジオいまだに聞いていない人向け、勝手にオススメさせてくれの会
・日本の神話をちゃんと日本人は知るべき。新海誠さんの映画を踏まえながら。
・神風特攻隊の足跡をたどった後に、戦争経験者のばあちゃんに聞いた話
・うちの先祖とお墓じまい
・”コーチング”という言葉や業界が胡散臭く聞こえる理由が分かったかもしれない話
・尊敬するプロデューサーから教えてもらった能動的報連相とその効果
・オンライン VS オフライン 論争に終止符が降りた
・母校が廃校になるから活用考えている話
・”時間”という概念を武器にするということ

他にも色々ありますが、今ぱっと思いつくのでこれくらいあります。飲みながら誰かと話して整理してもらおうかな・・!

最後に、
恩師に教えてもらった言葉として、大切にしたいけど、ちょっと読む人が読むと勘違いを生みそうで、その語弊を解消するだけの言語化力がないので、下記は有料に設定しますが、知りたい人はDMでもいいので聞いて下さいwあくまで備忘録的に書きます。買わないでくださいw

買わないでください!大事なことなので2回言いました。
みたい方はご連絡ください!

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