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2023年1Q決算説明資料ピンポイント解説~VALORANT編~

皆さまこんにちは。GameWith IR担当でございます。
Twitterで投稿していた2023年1Q決算説明資料ピンポイント解説について、テーマごとにnoteにも投稿してまいります。
初回の今回は「VALORANT」におけるライアットゲームズ様との間のパートナーシップ締結についてまとめました。

はじめに

GameWithは「ゲームをより楽しめる世界を創る」という企業理念のもと様々なゲームに関する事業を展開しています。その中でも直近はeスポーツに注力しており、eスポーツ銘柄といえばGameWithといわれるような存在になるため、日々IR活動に取り組んでおります。
2021年10月には、国内でも屈指の競合チームを運営する株式会社DetonatioN(以下、DetonatioN)を子会社化し、GameWithのeスポーツ事業は大幅に強化されました。そんなDetonatioNが、今回ライアットゲームズ様との間で長期的パートナーシップを締結しましたのでそちらの解説をしたいと思います。

概要

「VALORANT」は世界的なゲームパブリッシャーであるライアットゲームズ開発の5対5のチームベースFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)です。今回のパートナーシップ締結によりDetonotioNは『VALORANT Champions Tour PACIFIC LEAGUE』の参加チームとして内定しました。
このリーグは、厳正な審査の上選ばれた世界屈指の強豪30チームが集結するVALORANT Champions Tourのうち、アジアパシフィック地域から10チームが参加するリーグで、日本からはわずか2チームのみが選ばれています。


Tier1タイトルとしてのVALORANT

VALORANTは世界中で人気のゲームで、The Esports Observerが発表している世界eスポーツ影響力ランキングでは、格付けの中でTier1(最高ランク)のゲームです。

元からDetonatioNは、同じTier1タイトルであるLeague of Legendsにおいて、国内では圧倒的な強さと認知度を誇っており、今回のVALORANT部門におけるパートナーシップにより、世界のTier1タイトル2つを抑えたことになります。これにより、今後はさらにグローバルで認知されるチームになっていくことが期待でき、今まで国内規模だった露出が世界規模に広がることになります。DetonatioNにはすでに国内大手有名企業をはじめ多くのスポンサーがついており、今後こちらの収益の拡大が期待できます。

VALORANTは日本国内でも非常に盛り上がっており、2022年6月にリアルで開催された大会では、さいたまスーパーアリーナが満員となりました。2日間で2.6万人の動員を記録し、有料チケットでこれだけの人数を集められたことからも、今回のパートナーシップの価値が非常に高いと言えると思います。

グローバル市場におけるeスポーツチームの価値

世界のeスポーツチームに目を向けてみましょう。フォーブスの最も価値のあるeスポーツ企業2022によると、1位のTSMは評価額5.4億ドル(約780億円)、2021年の推定売上高5,600万ドル(約81.2億円)です。TSMは今回のパートナーシップには選出されませんでしたが、こういったチームと同じ土俵で戦っていくことになります。

ちなみにGameWithの現在の時価総額は67億円(2022/10/28現在)。。評価されるよう頑張ります。。

パートナーシップの詳細

今回のパートナーシップ締結の内容とメリットについて以下にまとめてみました。
・目的は長期的かつ安定的にeスポーツシーンを成長させていくこと
・世界屈指の強豪チームが集結するリーグへの参加権が得られる
・週単位で熱戦の模様を世界中のファンに複数言語放送にて配信
・ライアットゲームズからの1年単位の経済的支援
・独自の限定インゲームコンテンツ/プロダクトのコラボレーション機会の提供
・世界中のVALORANT月間アクティブプレイヤー1,500万人に向けてブランドコンテンツを提供可能に
・チームとしてのスポンサー価値も大幅に向上

ライアットゲームズ様が特に強調されていたのが長期的かつ安定的にeスポーツシーンを成長させていくことが今回の目的であるというところでした。我々としても、ファンとの繋がりを最優先にしつつ長期的に未来をともに作っていきたいという強い思いを感じました。

また、今回のパートナーシップの大きなメリットとして経済的な支援やコラボ等によるマネタイズの機会を提供してもらえる点があげられます。世界トップクラスのチームを運営するには現実的にお金がかかりますので、より積極的な投資が可能になります。

参加10チームの詳細、選考時に重視した点、選考プロセス等の詳細については、以下のリリースもご参照ください。

おわりに

先日、DetonatioNの新生VALORANTチームの発表がありました。Twitterではトレンド上位になり、発表動画が148万回以上再生される(2022年11月10日現在)など非常に注目されました。しかし、eスポーツに普段から関心がある人でないとなかなかこの盛り上がりは分からないですし、伝わっていないと感じます。eスポーツの発展と普及には、もっと幅広い層に浸透していくことが重要だと考えています。GameWithのIR担当として、少しでもそういったお役に立てればと思っております。

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今回解説した2023年1Q決算説明資料の全体は、こちらをご確認ください。