見出し画像

PUNKリブロ壊獣でWCS予選1stやってみた


蒲焼宇宙展開とコイントスの敗北

どうも、シーズン17コイントス勝率4割マンです。
今回は以前紹介した”蒲焼ギミック”という勝手につけた名のギャラクシートマホーク展開に好きなフィールド魔法使用するギミックを使い、先行に「海亀壊獣ガメシエル」+「KYOUTOUウォーターフロント」を妨害の主軸としたデッキを作りましたので、展開ルートの備忘録と構築のポイントについて記録がてら置いておこうと思います。
WCS予選1stでの話は最後のほうで書いておくのでそちらだけ興味ある人はそこだけでもどうぞ。
ちなみに今回のデッキでDLv.19まで上げたんですが、そのあとコインがしばらく裏だったのでカッとなって一撃必殺居合ドローティアラメンツで20に上げてしまいました。(ティアラ使ってもコイントス勝率は4割弱)

デッキ紹介

正直テーマごとの動きは知っていたとしても、なぁにこれぇといった感じだと思いますので、今回はデッキの目的についても書いていきたいと思います。
◇デッキの構築方針

  1. 好きなフィールド魔法(KYOUTOUウォーターフロント)を先行で使える

  2. 壊獣を無駄なく採用できる≒後攻のまくり札を先行でも無駄札にしない。

  3. 上記条件を満たしつつ、ある程度の後攻ワンキルの手段の確保と先行制圧展開の安定性の確保する。

1.の点は例によって蒲焼ギミックという名のエンシェントフェアリードラゴンと【リブロマンサー】が担っています。必要札を引いてるのが条件ですが、10枚以上ある1枚初動を引けていれば、上振れ必要札を引けないことはかなり珍しい構築になっています。上振れない事故より初手に1枚初動を引けてない試合が多かったです。

2.の点は手札コストを要求する【PUNK】と【リブロマンサー】が儀式テーマなため儀式コストの役割を果たすため、3枚も来ない限りは引いても困りません。

3.の点はそもそも【PUNK】というテーマが1キルできるだけの力を持ちつつ初動安定度が高く、【リブロマンサー】も殴るという点では「リブロマンサー・ファイアバースト」が高い性能を持つため採用したテーマ自体が解決しています。
決して多くない状況ですがこの2つのテーマがそれなりに結びついているため意味不明なアドリブルートがが突然爆誕します。
このリカバリーは先手後手どちらでも妨害を受けた後、制圧展開orワンキルまでたどり着きることが多々ありました。(記事の最後のほうに稀な展開を動画にまとめておきます。)

展開ルート

今回は展開が長いので、文章化した展開ルートも乗せますが、今回はソロモードで行った展開動画を載せておきます。もちろん動画も長いので倍速等をお使いください。

動画:展開動画 0~通常展開 5分10秒~上振れた場合の展開

初動札:セアミン+手札コスト1枚(娑楽斎+PUNKモンスターorフォクシーチューンorオーガナンバー)
NS:通常召喚、SS:特殊召喚

通常展開

最終盤面(通常)

「No-P.U.N.K.セアミン」をNS→効果発動→デッキから「No-P.U.N.K.フォクシーチューン」をサーチ。
フォクシーチューン効果発動→1枚手札を捨ててデッキから「Uk-P.U.N.K.娑楽斎」をSS娑楽斎効果発動→セアミンと娑楽斎の2体で「Uk-P.U.N.K.カープライジング」を融合召喚。
カープライジング効果発動→デッキから「Ga-P.U.N.K.ワゴン」と「No-P.U.N.K.ディアノート」の2体をSS。
ワゴン効果発動→デッキから「P.U.N.K.JAMエクストリーム・セッション」をサーチ。エクストリームセッションを発動。
ワゴンとディアノートで「P.U.N.K.JAMドラゴン・ドライブ」をS召喚。
ディアノート効果にチェーンドラゴンドライブの効果→ドラゴンドライブで「Jo-P.U.N.K.Mme.スパイダー」をサーチ、ディアノートで墓地から娑楽斎をSS。ここでエクストリームセッションが反応して1枚ドロー。
エクストリームセッションの効果を発動して、墓地からレベル3チューナーのPUNK(セアミンなど)を墓地から除外して、手札のMme.スパイダーをSS。
Mme.スパイダーの効果を発動→デッキからPUNK罠をサーチ。ここで再度エクストリームセッションが反応して1枚ドロー。
Mme.スパイダーと娑楽斎で「虚空海龍リヴァイエール」をX召喚。リヴァイエールの効果を発動→除外ゾーンにいるレベル3PUNKチューナー(セアミンなど)をSS。リヴァイエールとドラゴンドライブを素材に「旧神ヌトス」をSS。※ここで手札に「リブロマンサー・ファイア」を持っている場合はヌトスの効果を発動し、ファイアをSSして効果を発動→「リブロマンサー・G ボーイ」を手札に加える。
ヌトスとリヴァイエールの効果でSSした3チューナーで「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」をS召喚。
エンシェントフェアリードラゴンの効果で手札のGボーイをSS。Gボーイの効果を発動し、「リブロマンサー・ライジング」をサーチ。
ライジングの効果を発動→デッキから「リブロマンサー・ファイアバースト」をサーチ。
ライジングの効果を発動し手札のモンスターを素材にファイアバーストを儀式召喚。
ファイアバーストとエンシェントフェアリードラゴンの2体で「No42.スターシップ・ギャラクシー・トマホーク」をEXモンスターゾーンにX召喚。トマホークの効果を発動してイーグル・トークンを出す。
「No42.スターシップ・ギャラクシー・トマホーク」成立後の盤面はトマホークと下級リブロマンサーで「空牙団の懐剣 ドナ」をL召喚。
イーグルトークン1体で「リンクスパイダー」をL召喚を2回行う。※この前の展開で下級リブロマンサーが2体いればリンクスパイダーは1体でよい。
2体のリンクスパイダーで「コードブレイカー・ウイルスソードマン」をドナの真下にL召喚。ソードマンの効果を発動し、「コードブレイカー・ゼロ」をSS。
ゼロ、イーグルトークン、ドナの3体で「鎖龍蛇-スカルデット」をL召喚。イーグルトークンとソードマンの2体で「コードブレイカー・ウイルスバーサーカー」をスカルデットの真下にL召喚。
バーサーカーの効果を発動し、自身のフィールドにソードマンとゼロをSS。バーサーカーとゼロの2体で「トロイメア・グリフォン」をL召喚。※グリフォン効果でPUNK罠を捨てれば実質1ドロー可能。
スカルデット1体で「世海龍ジーランティス」をグリフォンの横にL召喚。

最終盤面が、グリフォンとジーランティスソードマン、罠1枚
かなり弱めの盤面ですが、リブロマンサー・ライジング張りっぱなしなのでターン回ってきた場合サブプランをつかえる時がある。

上振れ展開

最終盤面(上振れ)

条件:
1.マダムスパイダーの素引き 2.効果使用権の余っているオーガナンバーをドラゴンドライブ前に使用 3.リブロマンサー・G ボーイの素引き 4.リブロマンサー・ファイアの素引き 5.緊急テレポートの素引き 6.KYOUTOUウォーターフロントの素引き
このいずれか1つを達成していれば壊獣を先行で以下の盤面に作ることができる。
以下展開
エンシェントフェアリードラゴンドラゴンとリブロマンサー・ファイアバーストを盤面に作った後、エンシェントフェアリードラゴンの効果を発動し、デッキから「KYOUTOUウォーターフロント」を手札に加える。
KYOUTOUウォーターフロントを発動しておく。
エンシェントフェアリードラゴンとファイアバーストで「No42.スターシップ・ギャラクシー・トマホーク」をX召喚。
トマホークとリブロマンサー下級1体で「空牙団の懐剣 ドナ」をL召喚。
イーグルトークン1体で「リンクスパイダー」をL召喚を2回行う。
※この前の展開で下級リブロマンサーが2体いればリンクスパイダーは1体でよい。
2体のリンクスパイダーで「コードブレイカー・ウイルスソードマン」をドナの真下にL召喚。
ソードマンの効果を発動し、「コードブレイカー・ゼロ」をSS。
ゼロ、イーグルトークン、ドナの3体で「鎖龍蛇-スカルデット」をL召喚。
イーグルトークンとソードマンの2体で「コードブレイカー・ウイルスバーサーカー」をスカルデットの真下にL召喚。
スカルデットの左斜め下にソードマン、右斜め下にゼロをSSする。
KYOUTOUウォーターフロントの効果を発動し、デッキから「海亀壊獣ガメシエル」を手札に加える。
スカルデットの効果を発動し、ガメシエルを右から2番目にSSする。
バーサーカーとゼロの2体で「トロイメア・グリフォン」をスカルデット真下にL召喚。
※グリフォン効果でPUNK罠を捨てれば実質1ドロー可能。
スカルデット1体で「世界龍ジーランティス」をグリフォンの右にL召喚する。
最終盤面は通常展開にKYOUTOUウォーターフロントとガメシエルが追加されてリブロマンサー・ライジングがなくなる。
罠カードを使用することで壊獣カウンターを増やせるので実質的な無効妨害は3回分ある。

各種テーマと注目カード

ド派手な連中
  • P.U.N.K.
    全体の採用数こそ嵩むが、初動安定率、貫通能力は高く通れば先手後手どちらでも頼りになる。そのなかで本デッキでの注目のカードは「No-P.U.N.K.オーガナンバー」です。
    No-P.U.N.K.オーガナンバー

場の【PUNK】モンスターをリリースして手札からSSする効果と、手札からこのカードを捨てることで、レべ8以外の【PUNK】モンスターをサーチする効果もっている。
このサーチ効果は初動札であるセアミン等へのサーチ、手札誘発の確認、上振れ札になるMme.スパイダーのサーチにもなり、さらにはレベル8なため儀式召喚コストにもなる。
このデッキにおいて全く隙の無い役割を果たす、なんならダークロウとかミドラーシュ殴って戦闘破壊しに行くことすらあった。(打点2500)

強いサブギミック
  • リブロマンサー
    基本的に手札に来た下級【リブロマンサー】をヌトスやエンシェントフェアリードラゴンの効果で特殊召喚することでサーチを行うという使い方になっています。
    特にGボーイはレベル3サイキック族なためドラゴンドライブのサーチ適用内なためそれとなく親和性をもっています。
    今回の構築は【リブロマンサー】の特殊召喚時の効果は別に手札から儀式モンスターを見せて特殊召喚する効果を使わずとも効果を起動できるという点で儀式モンスターを限界まで削るという構築方針が行きついた1つの形になっていますが、彼らの特徴的な展開はこのデッキでも活躍をしています。というのも最悪通常召喚下P3チューナー1体、ファイア+ファイアバーストでランク7が立ちます。こういったアドリブ展開は少し前に触れたように記事最後に動画として置いときます。
    注目カードはこいつ「リブロマンサー・G ボーイ」
    リブロマンサー・G ボーイ

儀式を見せて手札から特殊召喚する共通効果に加えて、特殊召喚成功時に【リブロマンサー】の魔法カードをサーチする効果と持ちます。
緊急テレポート対応、ドラゴンドライブのサーチ適用内とかみ合いは最終展開強化やアドリブ展開での器用さを存分に発揮しています。
レベル3ということは下級PUNKと合わせればリヴァイエールにもつながります。

リリースだけが仕事じゃない
  • 壊獣
    先行においては素引き前提といったことはなく強力な妨害として使うことができ手札コストにもなり、後攻は引いてることで相手の厄介な「ナチュル・エクストリオ」などを処理できるため、このデッキにおいては腐りづらいという良い立ち位置にいました。
    注目カードはやはりこの壊獣
    海亀壊獣ガメシエル

【壊獣】共通の相手フィールドへの特殊召喚と、壊獣カウンターを2つ取り除くことでモンスター効果/魔法/罠の効果を無効にし除外する効果を持ちます。
無効除去の中でもトップクラスの性能を誇り、同一チェーン上の制限もなく、流行中の【ティアラメンツ】を墓地に送ることなく無効化が出来るためその強さは一線級でしょう。
基本的には守備表示にして盤面に出すため守備力3000は簡単に戦闘破壊されないのも取柄といえる。

先行と後攻において目指す形

  • 先行制圧盤面に関して
    このデッキの先行で目指す盤面は
    コードブレイカー・ウイルソードマン+トロイメア・グリフォン+世界龍ジーランティス+海亀壊獣ガメシエル+PUNK罠+KYOUTOUウォーターフロントになります。
    妨害内容を書き出すと、
    -トロイメア・グリフォン
     特殊召喚したモンスターはリンク先にいないと効果を発動できない。
    -ガメシエル+ウォーターフロント:カウンタ―
     2個取り外してなんでも無効除外。
    -ジーランティス
     相互リンクの数だけバトルフェイズにフィールドのカードを選んで破壊。
    -PUNK罠:
     今回はモンスター無効効果を持つ「Jo-P.U.N.K.デンジャラス・ガブ」を採用。
    になります。
    一応展開中に合計3ドローできるため、手札誘発や怪獣カウンターを増やせる速攻魔法等を引ければ妨害数を増やせます。
    上振れない場合は壊獣が出なくなるだけです。

  • 後攻においての除去からのライフカットに関して
    基本的に通常の【PUNK】展開からワンキルを狙います。
    娑楽斎の効果でカープライジングを融合召喚→ワゴン+ディアノートをリクルート。
    エクストリームセッションをサーチしたあとドラゴンドライブをS召喚。
    ディアノートでカープライジングを蘇生し、ドラゴンドライブで3チューナをサーチ。
    エクストリームセッションで3チューナーをSSしてカープライジングとSSした3チューナーでアメイジングドラゴンをS召喚することで、3バウンスして3000の2回攻撃+ドラゴンドライブでライフ8000をカットできます。
    この展開を邪魔された場合のサブプランで手札に儀式リブロマンサーがあればドラゴンドライブのサーチ先をGボーイにすることでリブロマンサー・ファイアバーストによる打点確保も可能です。
    このようにライフカットを積極的に狙いに行く場合このどちらかになります。
    怪獣はもちろんのこと展開前に除去として使えるので相手の妨害数を予測して手数で押し切る選択があります。

デッキの評価

  • 良い点
    ①初動札と最近意識されてない誘発
    まず「リブロマンサー・ファイアバースト」を使うときにレベル7以上のモンスターを持っておくことが必要なため、高レベルなモンスターを採用しておきたいという気持ちがありました。なので単純に初動札になり、だぶつくことが結果アドになるのであるレベル8PUNKモンスターが非常に高相性なため採用枚数を多くとることができます。
    加えて【壊獣】の採用は高レベルであり除去にも使えるうえに先行妨害の着地先となったため採用カードに無駄が少なくなりました。
    手札誘発のカードも昨今採用数が減ってきた「原始生命態ニビル」を採用しやすくなっています。単純に手札コストにもなりますし、新ストラク実装から【BF】が多かったシーズン17のWCSではニビル1枚で勝てたりと弱くない札といえるでしょう。

    ②展開プランやライフカットにサブプランがある
    幾らか前述したとおり、【リブロマンサー】が展開の補助やライフカットに貢献するため、先行展開にExを14枚使う構築ではありますが、儀式カードによる補助なので第1プランが崩壊後即サレンダーということにならないは良い点です。

  • 悪い点
    ①DDクロウやエフェクト・ヴェーラーなどが採用しづらい
    良い点の言い換えると悪い点となる部分で、低レベルのカードを採用しづらいという関係性でもあります。流灰うららと増殖するGは採用したいため他の低レベル誘発を採用しづらい。

    ②イシズギミックに弱い
    そもそも【イシズ】というテーマの妨害性能が墓地に触れるタイプやデッキからサーチ/リクルートに対して影響力が高く、このデッキにおいてはピンざしの娑楽斎やディアノートにケルベク、アギドでデッキの崩壊することがあります。

  • 総評
    先手での着地盤面は合格点を出せる程度には出力を達成しつつ、【PUNK】による初動の安定感を確保をできいるため、普通のデッキとして成立するものになった。
    また後攻においても勝ち筋を準備してているため決して高い勝率とは言えないが、先行特化型ということにはならなかったのも良い点だろう。
    1枚初動である程度動けるというは言うが、上振れるために実質2枚初動となるため展開途中の2ドローに大きな期待がかかっている。思いもよらない事故が起きかねないというのは間違いなくこのデッキの悪い点だと言える。
    この思いもよらない事故はリカバリーが可能なこともそれなりに多く、展開ルートこそある程度テンプレート化できているが、突然のアドリブ力を要求されることもあり慣れるまで回すのに苦労があった。

WCS予選においての使用感に関して

結論から言うとコイントスに勝ってる間はかなりの勝率を誇りました。
DLv.18ぐらいから見られた「神・スライム」やグリフォンへの妨害をどかすためのバトルフェイズを介しての打点除去などはジーランティスのバトルフェイズ中の選んで破壊が解決してくれているため完全展開した先行で負けたことはありませんでした。
後攻においても【ティアラメンツ】に頻繁に見られた「ナチュル・エクストリオ」など強力な妨害に対して1枚回答を出せる【壊獣】は間違いなく後攻の勝率を支えていました。
およそ45戦で上振れない事故は3回程度とやはり安定感があったのを感じます。
枚数の調整としてフォクシーチューンとオーガナンバーに関しては2枚から3枚に増やしたり減らしたりと試していますがどっちのほうが良いという感じがしなかったためレシピ上は2枚づつの採用ですがここは増やすのもありだと思います。
時間はかかりますが十分DLv.20狙えると思うのですが、コイントスに連敗してると厳しいです
やはり環境デッキ相手に安定して勝てるということではないでのエリア代表選は違うデッキでやった方がいい気がします。

おわりに

このデッキの試作ができたのが4月の初めぐらいだったので、1か月半ぐらいかけて実践に耐えうるものに仕上がったことにホッとしています。実際この形になるまでデッキの更新自体は10回以上行い、新パックにドナやジーランティスなどが来てくれたおかげなので時間が解決してくれた感じもします。
今現在(5月26日)は2ndステージが始まっているので、遊んでいますがそっちはまた違うデッキで遊んでいると思います。
次は何のテーマに触れるかすら決めてないのでまたなんか出来たらって感じです。
というわけでまたいつか。ノシ

テンプレ外の展開動画


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?