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ストリートファイターV WinterUpdateで新システム「Vシフト」追加を発表

ストリートファイターV(CE:チャンピオンエディション)の最新アップデートとなるWinter Updateが2月12日AM2時からCapcomFightersチャンネルでライブ公開されました。
ファイナルシーズン追加キャラクターのダン、ローズのモーションやVスキル説明、デモ対戦の様子の他、新防御システム「Vシフト」が追加される事が発表されています。

(出展:Capcom Fighters)

Street Fighter V Winter Update|Capcom Fighters

新防御システム「Vシフト」

これまでSFVの防御システムとしてはVリバーサルがあったが、相手の攻撃をガード中のみ発動可能で、劣勢の場面では自由に発動出来るシステムではなかった。

Vゲージを使う新防御システムとしてVシフトが新たに追加された。
Vシフトはいつでもゲージ1本消費で発動出来る。
Vシフト発動直後から一定時間投げ無敵に加えて打撃・飛び道具受け流しが付与される状態になる。
受け流すモーションを相手の攻撃に合わせると青くキャラクターが光り両者スロー演出が入る。硬直終了まで無敵になる。
スロー演出発生時は専用の攻撃アクション「Vシフトブレイク」に派生が可能。
VシフトブレイクはVシフトで攻撃を返した後距離が離れて反撃が間に合わない場合や、相手の連携の割り込みに使用が可能。

■Vシフトでの受け流しが成立した場合の進行
1.Vシフト発動
2.Vシフト中に受け流し状態発動
3.スローモーション演出発生
4.「強P+中K」で「Vシフトブレイク」が発動
5.キャラクター毎に用意された反撃技が発生

Vシフトを発動したリュウ

画像1

PlayStation Blogでの解説ページ

カプコン 製品ページでの解説

追加キャラ「ローズ」の詳細紹介

ステージ
ローズステージ「マリーナオブフォーチュン」アートデザイン紹介。

開発風景紹介
ローズの「ソウルバインド」の動作設計書、モーションキャプチャーの様子紹介。

ローズの通常技、スキル技、トリガー技紹介
ソウルスパークは地上発生に加えて斬空波動のように空中から出せるように変更。
ソウルパワーを設置するソウルパニッシュ。
対空はマフラーを利用して相手をつかんで叩き落す技。
Vスキル1はタロットカードでの自分強化・相手弱体。
Vスキル2はソウルサテライト 最大二個までビットを呼び出す。
Vトリガー1はタイマー形式のワープ技。
Vトリガー2はソウルイリュージョンで分身出現。

追加キャラ「ダン」の詳細紹介

ダンの新バトルコス紹介
テングの面を付け上半身裸で下半身が胴着のバトルコス。

ダンのVシステム詳細紹介
Vスキル1
各種必殺技をキャンセルする。
我道拳出始めをキャンセルして奇襲、技のスキを減らしたりコンボの拡張などに様々な用途に使用可能。
Vスキル発動時に挑発効果で自分と相手にVゲージが増える。

Vトリガー1
1ブロックで発動出来る。
通常技から発動でコンボを狙う。
ガードさせて有利フレームを作る。
覇王我道拳最大溜めで壁バウンドを誘発したりガードクラッシュを狙える。

Vスキル2
しゃがみ強キック以外で発動が可能。
動作の出掛りを通常技か必殺技で一度だけキャンセルが可能。
Vスキル発動時に挑発効果で自分と相手にVゲージが増える。

Vトリガー2
タイマー中は強化版の我道拳と晃龍拳が使用可能。
強化我道拳はヒット時の有利フレームが増加。
強化晃龍拳は完全無敵を付与。
方向キーのコマンドと最後の攻撃ボタンを同時入力で覇天我道拳
と豪晃龍拳発生。
挑発伝説も再現。

全体バトルバランス調整

Vシフト追加を前提とした上で全体のバランス調整も合わせて実施。
バランス調整が入るキャラクターを動画内で紹介。
(カゲ ネカリ エド ザンギエフ いぶき アレックス ジュリ ナッシュ リュウ 春麗等)

シーズンVのアップデート時期

2021年2月22日実施。

プレミアムパスの追加

新しいプレミアムパスについても紹介。

終わりに

新システムはVスキル3やCA2等既存システムの拡張と予想していたファンやプロゲーマーが大半の中、完全な新規システムと言えるVシフトの追加は、ファイナルシーズンでSFVが全く別のゲームに進化したとも言える衝撃的な発表となりました。

同じ時間帯に個人配信されていたプロゲーマーの方々も驚きを隠せない様子でした。
ストーム久保選手は絶句、かずのこ選手は面白そうという評価、ガチくん選手は今後プロシーンがどのように変化するのかを考え込む様子でした。

追記

VシフトへのSFVプロ選手の意見

Vシフト追加を受けてプロゲーマーの方の個人配信で出た意見を確認出来た範囲でまとめています。

マゴ選手(魚群)

Vシフトはゲーム性が大幅に変わる可能性がある。
結果やってみて「このシステム下らない」となるかもしれない。
でもそう思われるシステムを投入するってことは相当変えてきたって事だから勝負してきたって意味を自分は評価したい。
調整次第で強すぎるシステムにする事も出来るし使用感を見て調整を変えればいいと思う。
テクニックが増えるのはいい事だと思う。ただバランス調整を繰り返されるよりは(新システムでやれる事が増える方が)全然いい。
調整はVT3やCA2等ローコストなものだと思ってそれほど期待していなかったが、とんでもないシステムを追加してきたなと。凄くいいと思う。

V-シフト
特定のコマンドを入力する事により、Vゲージを0.5消費して出来る。

・何Fから無敵なのか?
・硬直は?
・読めたときにリスクはあるのか?
・キャンセルで出せるのか?
・状況によってV消費量が変わる?
・1消費して0.5回復?
・Vスキルの性能=キャラパワー?
→かりん、ネカリ、いぶき、メナト、ダルシム、ガイル、バイソン、エド、アビゲイル、ブランカ、カゲ
・投げを避けてもゲージ回復しない
・つまり投げ重ね安定?

ウメハラ選手(Mildom Beast)

Vシフトについては一個懸念があって弾(コマンド入力で打つ気弾、飛び道具)を見てから抜けられるのであれば暗黒時代が到来する。まずアビゲイル、ベガ等のキャラに勝てなくなる。
 受け流してダメージが(白ダメでなく)ちゃんと入りゲージ半分回収で飛び道具を見てから取れる仕様であれば、弾キャラは完全に死んでしまう。
 ガイル(ウメハラ選手使用キャラクター)がどう、と言う話ではなく(飛び道具メインの攻撃手段で使える)キャラクターが減ってしまうのが心配。
勿論それ前提の調整を入れているのであればいいと思うが、さすがにそこまで手が回らないのではないか。
 あれ(Vシフト)はストリートファイター4のように見てからではなく事前に構えた時だけ受け流せるという仕様になっていると思う。
「心眼」(相手の攻撃を受け流すリュウのVスキルⅠ技)の強化版を全員持つことになるので、エドモンド本田のEXスーパー百貫落とし、ユリアンのEXバイオレンスニードロップ等使えなくなる死に技が増えてしまう。
 そうなってくると「地上(地上戦、立ち回り)が強いキャラが強い」事になるので、使うキャラクターが限られてしまう。

ふ~ど選手(Mildom Beast)

新システムは全然ありだと思う。実際やってみないと分からないが全然いいと思う。
新システムは格差をなくすためかも。
削りCAに対して無敵がある、CAの強さで(キャラ間)格差があったのに対して格差をなくした。
弾抜けも格差があったがシステム(Vシフト)で格差をなくす。
システムが強くなるとゲームはかなり平等になっていく。
(キャラクター間の強さを)平等にするために付いたのは可能性があると思う。
システムが強い方がゲームが面白い。

どぐら選手(CYCLOPS athlete gaming)

アドバンテージ後に技が強いキャラの格差をなくすために(Vシフト)派生技を付けている。

ネモ選手(Team Liquid)

ライト層が攻め難いゲームになった。どうやって攻めればいいのか分からないのではないか。

Vシフトブレイクをガードした時にどのくらい有利不利になっているのかでも変わりそう。
Vシフトブレイクで一回、仕切り直しにさせたいという(カプコン開発の)意図かもしれない。
「マイナス(フレーム)2で上手い人はVシフトブレイクを漏らした所にコンボを入れて下さい」という。
ライト層がVシフトブレイクを見てからVシフトというのはかなり難しい気がする。

守りのシステムよりも、攻めのシステムを追加して欲しかった印象しかない。
移動系のCA(クリティカルアーツ)をキャラが持っている・持っていないでかなり格差が出る。
攻めのシステムを追加して「初心者はこれを覚えて下さい」を作った方が良かった。
これを追加するならVT3(ブイトリガー)の方が良かった。

忍ismGaming(第73回 説教TV 「ストⅤアップデート内容討論会」)

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Vシフト実装初日の各プロゲーマー所見

2021/2/22のVシフト実装初日の各プロゲーマーの配信を回りましたがVシフトは使えない、状況によっては使えるという意見の両方がありました。
調整初日にカワノ選手が動画を挙げていたので掲載します。

カワノ選手のVシフト性能解説動画

Vシフトを実戦でテストする一方で、大幅に変更が入ったキャラ調整に各選手は自キャラの調整内容を確認。
キャラによってアッパー・ダウンそれぞれの調整が入っているため悲喜交々の様子が見られました。

シャド研調整リスト(PDF)

アッパー調整があったキャラ
リュウ・E本田・サガット・カゲ・キャミィ・アレックス・メナト・ルシア・ギル・ジュリ・バイソン・エドなど

ダウン調整がされたキャラ
ガイル・セス・豪鬼・アビゲイル・ポイズン・コーリンなど

追加新キャラ
ダン

ウメハラ選手の初日テストキャラ
リュウ・E本田・カゲ・ガイルなど

sako選手の初日テストキャラ
セス・メナト・カゲなど

ボンちゃん選手の初日テストキャラ
サガット・かりんなど

ときど選手の初日テストキャラ
ダン・ユリアンなど

ハイタニ選手の初日テストキャラ
リュウなど

かずのこ選手の初日テストキャラ
ダン

『ストV』プロゲーマー達は“シーズン5”をどう戦う?新キャラ「ダン」や「Vシフト」、各種バランス調整についてミニインタビュー | インサイド

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