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大きく興味が削がれたストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021チーム制度の問題点

昨年までのストリートファイターリーグ

SFL2022での問題点はこちらをご覧下さい。
【SFL2022】ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022を終えて次回大会への問題点と課題

ストリートファイターリーグ: Pro-JP(以下SFL: Pro-JP)は2018年シーズンから毎年行われている格闘ゲーム「ストリートファイター」の競技リーグ戦で、これまでは、リーダー選手がプロや有望な選手をドラフトしたり自チームに組み込んで戦う形式で行っており、昨年のSFL: Pro-JP 2020は以下の6チームでした。
(出展:https://sf.esports.capcom.com/)

昨年実施のSFL: Pro-JP 2020チーム構成(括弧内は所属選手)
■フード ガイア(ふ~ど / どぐら / Shuto / ぷげら)
■ネモ オーロラ(ネモ / ガチくん / キチパ / sako)
■トキド フレイム(ときど / 板ザン / りゅうせい / スト久保)
■ウメハラゴールド(ウメハラ / まちゃぼー / カワノ / ナウマン)
■マゴ スカーレット(マゴ / もけ / 水派 / MOV)
■モモチ スプラッシュ(ももち / 藤村 / ハイタニ / ジョニィ)

リーダーの名前がチーム名に入っていることから分かるように、リーダーはプロの中でも実績や実力が飛び抜けて高い6名です。(ふ~ど選手、ネモ選手、ときど選手、ウメハラ選手、マゴ選手、ももち選手)
(加えて板ザン選手もSFL: Pro-JP2018シーズン優勝チームリーダーです。)

各リーダーが選手を選んでドラフトしたりスカウトする事で、微妙な戦力的均衡が保たれており、SFL: Pro-JP 2020でも、当初トキド フレイムやフード ガイアの優勢が予想されたところ、優勝をつかんだのはチームマネジメントが効果的に機能したネモ オーロラでした。

ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021の問題点とは

SFL: Pro-JP 2021から「企業8社によるチームオーナー制」に変わり、4人1組のチームを組成してリーグへ参画する形式に変更になりました。

SFL: Pro-JP 2021出場企業は以下の8社です。

SFL: Pro-JP 2021出場企業(括弧内は所属選手)
■株式会社 KADOKAWA Game Linkage(sako / りゅうせい / ときど / ボンちゃん)
■グッドエイトスクアッド 株式会社(ガチくん / カワノ / ぷげら / キチパ)
■再春館システム 株式会社(ネモ / Shuto / 残り2名はドラフト会議で決定)
■株式会社 Sun-Gence(板橋ザンギエフ / ナウマン / 竹内ジョン / 立川)
■株式会社 忍ism(ももち / 藤村 / ひぐち / 大谷)
■株式会社 DouYu Japan(ウメハラ / ふ~ど / 残り2名はドラフト会議で決定)
■株式会社 TOPANGA(マゴ / まちゃぼー / もけ / 水派)
■名古屋王者 株式会社(MOV / どぐら / 残り2名はドラフト会議で決定)

このうち、DouYu Japanと名古屋王者と再春館システムは4名中2名しか決定しておらずドラフトで残りの枠を決めるとあります。
ドラフト会議の候補選手は、JeSUプロライセンスの保有選手、トライアウト大会参加者、22歳以下限定大会参加者の中から選出され、2021年8月21日に予定しているドラフト会議にて決定されます。

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(出展:https://sf.esports.capcom.com/about/)

整理すると、レギュレーションの昨年からの変更点は以下です。

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