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本気の失敗には価値がある by 難波六太


宇宙兄弟11巻より引用
※引用した画像の著作権は各々の作者に帰属します。著作権法32条(引用)に則って掲示させていただいております。

憧れの人「ムッタ」

大きく影響を受けた漫画「宇宙兄弟」
現在も連載中の作品ですが主人公のムッタが宇宙飛行士に近づいていく過程にワクワクし、自分にとっての宇宙飛行士を見つけたいと思いました。
そしてなによりもムッタのようにユーモア溢れる人でありたいと感じました。
印象的なシーンはたくさんあるんですがその中でも特に自分の仕事観に大きな影響を与えてくれたフレーズについて思うままに書いていきたいと思います。

「本気の失敗には価値がある」

これは、アスキャンの課題でカムバックコンペティションという競技に参加する過程で描かれるシーンに登場します。
※アスキャン:AStronaut CANdidate_NASAが行う宇宙飛行士候補者クラス。

これ以外にも同じストーリーの中で「モノ作りには・・・・・・・・失敗することにかける金と労力が必要なんだと」という名言も出てくるんですが
これが今の私の根っこを構成しているといっても過言ではないと感じています。

失敗を怖がるように育ってきた

これは私だけではないと思うんですが、基本的な日本の学校教育では唯一の答えがある問題をミスなく回答する事を正しいとして育てられていきます。
100点がベスト、間違った答えはNG、、、それを基盤として思考はミスをしない事がベストという風に刷り込まれていったように感じています。
その結果、周りの目を気にしつつ間違いを行わない事が正しいと言う価値観が若かりし自分の根っことなっていたんですが、実際の社会において正しい唯一の答えなんてないですし、失敗なんてどんどんした方がいいんですがなかなかそんな事には気づけないまま社会人歴を重ねていました。

感情移入は価値観を変えるきっかけになる

ムッタの言葉に出会うまでもたくさん同様のメッセージには触れて来たと思うんですがなかなかそれを自分の変化として受け入れる事は出来ていなかった状態です。
なぜムッタのメッセージは自分を変えるきっかけになったのか、それは感情移入するほどムッタに憧れたからだと思っています。
漫画は自動車メーカーを退社するという非常にショッキングなところからはじまるんですが、そこからすぐ素直に夢を目指すわけではなく多くの方に影響を受け、ひねくれながらも本来の良さが少しづつ出ていく主人公ムッタにたいして親近感を持ち、憧れ、そうなりたいと感じていた矢先でのこのメッセージ、泣くほど感動的なシーンでした。
実際、宇宙兄弟は感動でも爆笑でも涙を流すシーンがたくさんありました。

自分の失敗も他人の失敗も原因が気になるようになる

このきっかけから自分の失敗だらけの人生は間違いだらけではなく、挑戦と失敗もたくさんある人生に捉え直す事になります。
もちろん、ただの間違いもたくさんありますが、、、
そして自分の失敗について、なぜそれが起こったのか、原因から探りそれをもとに次の手を考える工夫が基本となります。
自分の事がそう見えるようになると、周りに対しても同じような捉え方になります。
誰かの失敗に悪感情を抱いていた事もそれまで多々ありましたが、その相手も懸命に努力した上で失敗した場合もあるし、仮に手を抜いて失敗したとしてもその相手に任せたのは自分、もっと失敗が起きにくい依頼方法はあったかもしれないし、そもそもその相手に頼んだ事が失敗という事もあるので、「あー、そういう結果になったのね、、なら次は、、」という風に考えられるようになりました。





筆者紹介

現在、都内ベンチャー企業で勤務
40代半ばの現段階で勤めた会社は8社目
ありがたい事に転職をする毎に待遇は上がって来ています。
最終学歴は高卒で、大学を中退したタイミングで小規模な広告制作会社の営業としてキャリアをスタートしました。
基本的には営業属性の仕事が多かったですが様々な業種に関わり、初めて転職した30代前半では苦戦の連続でした。
たまたま4社目の会社の仕事がハマって、そこから仕事の仕方が見えてきました。
これまでいろんな仕事をして来たなぁと思い、その中で記憶に残るものをまとめてみても面白いかなと思い、コレを書いています。

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