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クリティカルシンキングの正体

「クリティカルシンキング」最近この言葉をよく耳にする。そういう時代なのか、それとも大学生という立場だからなのか。どちらにせよ重要な考え方であることに違いはない。

クリティカルシンキングとは批判的思考の意味であり。物事に対して一歩引いて「本当に正しいのか」を再検討する考え方である。ここで注意しなければならないのは「批判的」であって「非難」ではないということだ。何でもかんでも否定するのは「非難」であり、一度疑ってみて自分の頭で再検討するのが「批判的」である。

今、社会には多様な情報が多量に出回っている。それらを自分なりに理解し、再検討することで初めて大量の情報を生かすことができる。情報や意見を鵜吞みにすることは、活用できていないどころか、かえって悪影響である。情報を自分のものにするために、自分なりのフィルターを通すという過程を持つことが重要なのである。

また、私たちの周りは常に「当たり前」であふれている。社会のルールや自然法則、生活の中での習慣的な行動等、「当たり前」であることに気が付かないことがたくさんある。批判的思考はそれらに目を向け、再検討することにつながる。これは社会課題解決やビジネスにも必要な考え方である。

このコラムを読んで「これを機に批判的思考を意識しよう」と思ったなら深く反省してほしい。誰とも知れない大学生が書いたコラムは果たして信用に足るのだろうか?

※筆者が大学時代に書いたコラムの再掲です。投稿時と時世など違う場合がございます。ご了承ください。

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