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『新すばらしきこのせかい』プレイ日記#21 シークレットレポート&ムービー

※これは『新すばらしきこのせかい』を一旦クリアした後に、やり込み要素を下調べしまくって、スクショを大量に入れつつ、ツッコミつつ進めていくプレイ日記2周目の記事です。


#20の記事は…



今回は…
やり込むことでようやく分かった、2つの内容についてです。

まず、先に言っておきます。
コピペとかせんと自力でカタカタ打った(13000文字オーバー)ワタシ!
すごい!えらい!
誰得って?ワタシ得やわ!
『シークレットレポートを全て手入力した』ってゆうプラチナトロフィーは?
あってもえぇんちゃう?

…はい、ただの暇人でした(笑)

KHオタクからすると通ずるものが多くて、こうゆう隠された要素ってめっちゃ興奮するんですよね~!

ということで、自己満の証を!どうぞ!
途中から「スクショ画像貼れば良かった」なんか、思ってませんよ~っ!笑

シークレットレポート全文(#1~#24)

ある人物ねぇ…

シークレットレポート#1

高次元からの注目を集めつつ終了した、渋谷のゲームから約3年が経過した。
いまだ監視が続く中、再び渋谷はあくまでUGの目線で言うならばゲームによる危惧を迎えている。

今回のゲームについて、私はUGへの介入を禁じられているためUGおよびRGの波動を感じ取りつつここで状況をレポートしていくこととする。

渋谷エリアのコンポーザーとの間で秘密裏にゲームを開始した、新宿エリアの天使であり崩壊を導いた『執行人』である。

本来なら侵入時点で咎められるはずがどうも上層部はこれを黙認している。
高次元では、渋谷の不浄化に否定的な者が大半を占めるからであろう。

バランスでゲームが成立している点では前回の危機であった『渋谷不浄化』の状況とよく似ている。
今回の要因は以下の通りである。

第1に『渋谷の崩壊をめぐる分岐』
第2に『実質的なコンポーザーの不在』
第3に『双方の代理人選出』
第4に『執行人による能力的な介入』

それを避けてきたコンポーザー、両者ともにUGで直接力を行使することはできない。
従ってゲームには代理人を立てる必要がある。

執行人側は、現指揮者で元新宿死神の、三谷風 椎葉。
コンポーザー側は、死神ゲームの参加者、奏 竜胆。

奏 竜胆を『代理人』と呼ぶことにする。

代理人の登場故か、これまで沈黙を守ってきた元死神、南師 猩が動き出したことも気に掛かる。
また、崩壊し浄化フェイズに入った新宿から覚えのある波動を感じた。
まだ微弱ではあるが気に留めておこう。

整理すると…
シークレットレポートを書いてる「私」=ハネコマさん
渋谷エリアのコンポーザー=ヨシュア
新宿エリアの天使であり崩壊を導いた『執行人』=クボウ

で、実はヨシュアとクボウとの間で始まったゲームやったと…
新宿から覚えのある波動=ネク
ってことか。

シークレットレポート#2

現在コンポーザー不在で行われている。
数ある影響の中、最も影響が大きいのは指揮者が疑似的にゲームのルールを決定できることである。

現在のゲームのルールでは、新宿型のルールであるチーム制が指揮者によって採用されている。

ポイントがトップとなったチームにゲームの『継続』と『離脱』の選択権が与えられるルールだ。

『離脱』はRGへの帰還も含む。
しかしUG内でその権限を持つのはコンポーザーのみである。
指揮者では、参加者をRGへ戻すという他者の波長変動を行うことはできない。

立てるわけにはいかないのである。
継続を望むことが明らかである『ルーイン』に肩入れせざるを得ない。

相対的な評価が意味を成す。
チームの敗北は個人の敗北と同じである。

新宿エリアがいつからこのルールを採用しているのかは不明だが死神のゲームの存在目的を考えるとその意図は真逆、これは参加者を消滅させるためのルールと言ってもいい。

ヨシュア…すぐ不在にするやん…

シークレットレポート#3

コンポーザーもプロデューサーである私も非介入という渋谷には不利な状況下だが南師がいるとはいえ2名のチームにとって能力者の追加は心強い。

笛吹 梛、排他と寛容を合わせ持った人物で内面と外面の感情構成が、面白いことに觸澤桃斎と真逆である。
多様性の意味でチームによく作用するのではないか。

まさかこの力を持つネイティブが存在するとは。

ネイティブとは、調律波動に触れることで独自の能力を開放できる特殊能力者を指す。
調律波動とは、個人のソウルと共振する性質を持つ、次元移動に利用する波動変調を応用した高次元の技術である。

現れたことは異常だが、これについてはRGへバラ撒かれたバッジに予め調律波動が組み込まれていたと考えれば説明はつく。
バッジの拡散により覚醒=選別を促したということである。

しかし代理人の能力『リスタート』は他ネイティブの能力と同列には扱えない。

介入できていたなら、その能力の発現を止めたであろうほどUGやRGには危険なものである。
下位次元を構成する規律が歪みによって崩れる可能性があるからだ。

コンポーザーはこの能力を見越して代理人を選んだのだろうか?

まだナギが入ってすぐの頃か…
リスタートについてはまだハネコマさんすら分かってない様子。

シークレットレポート#4

死神のゲームとは何のために存在するか。
改めて整理しておこう。

ゲームの目的は明確で、優れた人間を見つけることである。
優秀なイマジネーションを持つ者は上位次元に引き上げられ、死神や天使となってエリアを管理する側となる。

UGはRGの上位次元である。
死後の世界と認識されているのは、RGでの肉体の『死』が、ソウルをUGへと移行する変動波長だからである。

今回、代理人たちは『死』による変調を経ずにUGへとやってきた。
本人たちも疑問に思い始めたようだ。
やがて『ルーイン』の異質さにも気付くだろう。

本来、死神たちは参加者と同じように生き残りをかけて戦うはずだが、今の渋谷は死神の序列に関して言えば完全に停滞している。

3年前のゲーム。
渋谷コンポーザーと当時の指揮者が渋谷の浄化、つまりUG・RG消滅をかけて行ったゲームは『渋谷不浄化』として記録されているが、今の停滞はこの不浄化の否定ともいえる。

今日のゲーム終了時、UG内に新たな波動を確認。

バッジによる能力の発現によって強制的にUGに波動変調させられた代理人たちと同じケースのようだ。

そしてこの波動はコンポーザーや私が知る人物のものである。

UG内に新たな波動、ヨシュアやハネコマさんが知る人物=ビイト
やな!

シークレットレポート#5

渋谷内を区切ったエリアを取り合う『スクランブルバトル』が行われた。

ルーインはこのゲームに参加しない。
ルーインが参加すれば彼らが勝つ、それはつまり他チームのやる気を削ぐことにも繋がるからだと推測する。
おそらく指揮者は、ノイズ相手ではないチーム同士の必死な戦いを『純粋』に楽しみたいのだろう。

今の指揮者がゲームを行うようになってもう104週を迎えている。
幽川舎、ヴァリー、ピュアハートは30週以上『継続』しているチームであり彼らには既に諦めの気配が漂っている。
ルーインを超えることができないからだ。

参加者のほとんどが「勝てないゲームに参加している」と感じている不健全な状態である。

代理人のチームは最下位を免れそうだがルーインを抑えてトップになることは厳しいように思う。
が、何が起こるかわからないのがゲームである。
状況を注視していく。

南師は代理人の能力に気付いた上で何か企んでいるようだ。

104週?!
渋谷109じゃなくて104なんは…ただ単に許可取れんかっただけじゃなかった…?

シークレットレポート#6

代理人のソウルに変化が生じた。
向上というよりは、むしろ停滞する力が強まったとでもいうべきか。
波動のダイナミクスが挟まったようにも思う。

理由のひとつだと私が考えているのは代理人の、他者の思想を自分のものと錯覚する傾向である。
無意識のうちにそうしているとすれば自ら気付きを得るのは難しいかもしれない。

かつての渋谷のゲームならば、『エントリー料』の存在によって自己の認識を見つめ直す機会がコンポーザーにより与えられていたが今のゲームにはそれが存在しない。

成長や変化を促す要素は新宿ルールには含まれておらず、純粋にゲームの結果で人物の価値を判断されることになる。

代理人のソウルの微かな淀みはネイティブの能力とおそらく相性が良い。
本人のイマジネーションが高められた状態が維持できることで発動するリスタートの精度も高くなっていく。
良し悪しとは別に、である。

あまりにピースがうまくはまりすぎているように感じられるのは気のせいか。

リンドウはモトイの薄っぺらいポエムに惹かれてたからな…
確かに今回のゲームはエントリー料どうこうは聞いてないし、この時は都合が悪ければリスタートで何とかなるっしょ!みたいな感じやったか。

シークレットレポート#7

ゲームのルールに則り、幽川舎が消滅した。
リーダーとメンバーのソウル消失を確認。

チーム全員の消滅について、指揮者の目的からすればおかしくはない。
しかし、こと能力のジャッジという観点からはかけ離れた処置である。
消滅の意味を理解した代理人のソウルはまた波動を弱めている。
気がかりなのは感情に硬直が見られることである。

代理人の危機に現れた人物、やはり数日前に確認した波動と同じであり彼のことを私はよく知っている。

彼に関しても、コンポーザーが介入した気配はない。
執行人の接触が顕著なのに対してコンポーザーはずっと息を潜めたままである。

私も連絡を止められており、あの人物についての見解を確認することはできないが、彼の登場は渋谷にとってマイナスではないと考える。

一方で南師は代理人の前から姿を消した。
元々の能力に加え、禁断精製陣からの復活によってイマジネーションを更に高度なレベルへ転換させた南師には代理人の能力が見えているようだ。

企みの内容についての想像はついている。
かなり危険な手を使うだろうが、今の私に止める術はない。

ちなみに使用された禁断精製陣はある死神が見様見真似で複製し書き起こしたものだが、南師の本質的な波長が当時と微かに違うのは、精製陣の完成度に影響されているからのようである。

ビイトの参加にヨシュアは関わってない…
新宿のコンポーザーは出てきてない…
ある死神=ココ
が復活させたミナミモトは不完全な禁断精製陣の影響でちょっと性格とかが変わった…ってこと?

シークレットレポート#8

チームの数は残り4つ。
ルーイン、ピュアハート、ヴァリー、そしてツイスターズである。
どのチームが最後の1チーム、つまり勝者となるか。

長く続いてきたゲームの終了が見えてきた。

新宿ルールでのゲーム参加資格は参加者たちの平均的なイマジネーション力を上回る力を持っていることが条件である。

そのため、ゲームが進み最下位が消滅していけばいくほど平均値が上がり参加条件は厳しくなっていく。

ネイティブが揃うツイスターズの新規参加と今回の幽川舎の消滅により、そのラインは大きく跳ね上がった。

この先、参加者として現れる者は『ほぼ』いないだろう。

残りの期間は、おそらく彼らだけでゲームを進めることになる。

最長でも翌々週には決着がつくが、指揮者はコンポーザーと接触したことはない。
浄化に関する上位次元の規約について詳細を知らない可能性がある。

指揮者が勝者になったとして、ゲームは思い描いている通りに終わるのだろうか。

何も知らない指揮者シイバ…

シークレットレポート#9

南師が抜けた穴を埋めるかのように懐かしい波動の持ち主がチームへ加入した。

尾藤 大輔之丞、通称ビイト。
3年前の渋谷不浄化のゲームに参加していた人物である。
彼のソウル、イマジネーションはもちろんだが、行動や胆力について当時も一目置かれていた。
代理人の心強い味方となるだろう。

しかし、代理人自身のソウルからは淀みが抜けきらない。
いや、新たに発生したというべきだろうか。

8日前、南師がチームに入ったときにも微かに感じられた変化と同質のものである。

それが代理人のソウルの未熟さ故として渋谷不浄化の頃の桜庭 音操と違い、表面化しにくい箇所であると予測する。

今日も代理人はリスタートの能力を使用した。
使用後の次元の歪み量は増加傾向にありペースを見るにあと数回も使用すれば爆発的に増える懸念がある。

だがバッジをうまく機能して歪みを吸収している。
UG以下の次元においては、今のところリスタートによる影響はない。

リンドウのソウルが何か変…?
誰かが加入する度に…?

シークレットレポート#10

指揮者を含め、渋谷エリアに属する死神は『渋谷死神』と呼ぶべきである。
しかし、元新宿死神たちは渋谷に来た時の諍いからいまだに『新規死神』と呼ばれている。

3年前に起きた新宿インバージョンにより浄化が始まったことで新宿死神たちは渋谷へと移動してきた。
インバージョンとは、UGとRGの境界を破壊して、強制的に浄化を開始させることである。

コンポーザーと指揮者の間に浄化の合意が取れない場合、ごく稀に発生する。

他エリアでの死神任務継続は、そのエリアのコンポーザーの許可を必要とせず、指揮者権限で決定される。

当時、新宿死神たちは渋谷の臨時指揮者によって任務継続が認められた次第である。

現在、新宿の指揮者の波動は感じられない。
新宿崩壊と共に消滅したものと思われる。

浄化が開始されると指揮者は上位次元へ招かれるのが常である。
指揮者が消滅し死神たちが他エリアに移動する報告はほとんど例がない。

が、ないわけではない。

記録を確認するに、過去に浄化を前にアンバランスな状況へと陥った事例は4件。
3年前の渋谷不浄化もその中のひとつである。

新宿の浄化の経緯は、いずれ新宿のコンポーザーの手で報告がなされるだろう。
といっても下位次元にさほど興味を持たないあのコンポーザーがどれだけ詳細を認識し丁寧に報告するかは怪しいが。

渋谷コンポーザーが新宿死神たちの方針を黙認している以上、渋谷死神たちは示されたルールを守るより他ない。

実情はどうあれ、結果的に三谷風 椎葉は正当な手段、つまり周囲から指揮者として相応しい人物だと判断だれ、現在の地位にいるのだから。

臨時指揮者=ヤシロ
新宿の指揮者は崩壊と共に消滅=名前も姿も出てきてない存在
…ってこと?
下位次元にさほど興味を持たないあのコンポーザー=ミカギ

シークレットレポート#11

各チームリーダーたちに焦りが感じられる。
代理人の心理状態はあまりよくないようだ。
この週の最終日まで耐えられるのだろうか。

チーム内での意思疎通という、基本的なリズムのシンクロ率が低い。
チーム制である以上、この数値の乱れは結果に大きく影響してくる可能性がある。

現在、死神のゲームではRNSと呼ばれるネットワークが構築されている。
個人の波動やイマジネーションについて認識しやすく数値化する仕組みで、参加者や死神の管理にも利用されている。

しかし視覚化されたが故に、RGからのアクセスも可能となっているようだ。

UGの存在を認識している者、且つネットワークに詳しい者に限られるが、波長変動せず他次元と行うやり取りに問題がないかはさらに検証がいるだろう。

そもそもネットワーク上のやり取りはイマジネーションを阻害する要因にもなりうる。
イマジネーションを込めた芸術作品の中には、画面を通すことでメッセージが弱まるものもあるからだ。

現在、私もCATの活動を休止しているがいつか再開したときには、画面を通して触れられることを予め想定して表現方法を検討せねばならないだろう。

そのときはRNS開発者に相談してみようか?

RNS開発者=カイエ
に興味があるハネコマさん!

シークレットレポート#12

代理人の心理状態に変化があった。
乱れていたチーム内の空気も改善され、状況は決して悪くない。

だが代理人のソウルにはいまだ淀みが感じられる。

この淀みを私はまだ解析しきれてない。
今のところは、見守るよりほかに手はないといったところだ。

新宿方式では死神の行動にも制限があり参加者への行動妨害はもちろん基本的に介入は許されない。

参加者たちの敵は、あくまで参加者、他チームの者たちなのである。
トップを狙うのであれば、そこにはルーインが立ちはだかる。

別格の強さを持つルーインに対し代理人たちは、少し手を変えて対抗するようだ。
はたしてその手段は死神のゲームのルールからどの程度『逸脱』と捉えらえるか。

実行されれば指揮者が黙ってはいない。
指揮者が動かざるを得ない状況は吉と出るか凶と出るか…。

先に述べたとおり、死神はゲームへの介入を許されない。
しかし、現時点で介入している者がいる。

死神の資格を剥奪される可能性があるがそうなった場合、件の死神は最終的にどこへ属すつもりでいるのか興味深い。

現時点で介入している者=ショウカ

シークレットレポート#13

ピュアハートのリーダー穴沢 基威が自身の行動により窮地に陥っている。

生前の彼に、代理人はネットワーク上で非常に傾倒していたようである。
穴沢 基威が最下位で消滅した場合の代理人への影響はどの程度になるか。
未知数である。

ネットワーク上のコミュニケーションはリアルと同様、善意とも悪意とも遭遇する。
しかし不可視の部分が多い点では大きく違い、錯覚を用いることが容易である。

代理人は穴沢 基威の内面に隠された悪意に触れ、相当の衝撃を受けたようだ。

さて、予想どおり桜音 紫陽花は死神から一般参加者へと降格した。
理由はゲーム介入、参加者への協力行為である。

死神はRNS上の制約が少ない。
身分を明かさなければRGと関わることも可能であるが、規約に目を通した限り、降格すると死神用アカウントが制限され参加者用アカウントが別に用意される。

ということは参加者用アカウントで素性を明かさない限り、彼女は『ネットワーク上の友人』として代理人に接することはできなくなる。

メッセージという形でも代理人に協力してきた様子だが、その手段がなくなり本人はどう行動するつもりなのだろうか。

モトイの本心を知ってショックを受けてたリンドウやったけど、現代ではあるあるなんかもな…
死神から一般参加者になったショウカ、スワロウさんとしてリンドウとのメッセージやり取りが出来んようになった頃…

シークレットレポート#14

指揮者がその目的を参加者に周知した。
新宿と同様に渋谷を消滅させるとしたらそれは指揮者だけの力ではあり得ないがおそらく指揮者は己を『執行人』としてーー
『エリアの浄化を促す上位次元の存在』として認識しているのだろう。

最下位ピュアハートの消滅を確認。
これは予めわかっていたことだ。
残りチームはルーインを除いて2つ。

ルーインの正体が明るみに出たことで次のゲームはおそらくルールが変わる。
対立の構造は、参加者対参加者から参加者対死神となったからである。

ある人形から特殊な波動を確認した。
なぜあの人形が現れたのか不思議だったが規律を失い散りかけたソウルの一時保管場所として利用されていたようだ。

新宿の指揮者が自身の消滅と引き替えに救ったソウルが中に封じられている。

解放には天使レベルの力が必要となるがコンポーザーは姿を見せる気配がなく私もまた、今回のゲームへの介入を固く禁じられている。

封じた本人と思われる執行人があえて手をだすはずはない。

人形に封じられたソウルはしばらくこのままか、あるいは解放できる人物を探すとしたら3年前のゲームに参加していた能力者ーー
ゲームを終えてRGへ戻った人形の製作者だろう。

だが彼女はいま、渋谷にはいないようだ。

自分を執行人やと思い込んでいたシイバ…
ある人形=にゃんタン
新宿の指揮者(名前不明)が自身の消滅と引き替えに救ったソウル=ツグミ
ゲームを終えてRGへ戻った人形の製作者=シキ

シークレットレポート#15

ルールがこれまでと大きく変更された。
倒した相手を消滅させることができる。
参加者でも死神でも、また指揮者でも等しく適用されるらしい。

ルール変更と同時に、指揮者は渋谷に対し想定外の処置を行った。

インバージョンが起動されたのである。

指揮者の生み出すノイズによって渋谷のエリアを構成する規律が緩み出した。
特に下位次元であるUGとRGの境界は非常に脆くなっている。

規律とは、存在を構成するソウルを結合させるための法則である。
建造物におけるボルトやネジを思い浮かべるとわかりやすいだろう。

今の渋谷はボルトが緩み、あるいはそれが抜かれて固定するもののない積み木のような状態になっている。
崩壊しかけている、と言っていい。

ノイズの増殖によってRGとUGの境界はどんどん薄れ、完全になくなったとき、エリアはバラバラに崩れ、浄化が始まる。

高次元の存在の中には、次元の枠を維持する通常の浄化を無意味だと考えている者が少なくない。
しかし、枠を保持した分解組立ではなく新たに創作するインバージョンはエリアの特徴が失われてしまうため通常は使用しないのが暗黙の了解である。
新宿に続いて渋谷もインバージョンの危機に瀕している状況だが、コンポーザーは沈黙したままである。

状況の一変した渋谷だが、代理人の心理状態は私が想定していたよりもだいぶ乱れが少ない。
これは前向きな成長と捉えてよいだろう。
置かれた状況への理解が一段と進み何をすべきかが整理されたのかもしれない。

桜音 紫陽花が代理人のチームに加入した。
能力的には優秀である。
活躍に期待したい。

ディジーズノイズ登場、ショウカ加入の頃か…

シークレットレポート#16

新宿死神1人の消滅を確認。
指揮者の想定通りの結果なのだろうか。

天使の強烈な波動を間近で受けると下位次元の存在は思考を乱すことがある。
新宿死神の間では、三谷風 椎葉の人格が変化したと感じている者が多いようだ。

いつか執行人が離れ、指揮者が正気に戻るとしたら、そのとき彼は何を感じるのだろう。

代理人の能力はこれまで8回使用された。
次元の歪みを吸収してきたバッジは都度、模様が変化しているが周囲への悪影響は現在のところない。

だが気にかかるのは、模様の変化が代理人のバッジにしか発生していないことだ。
他のバッジとは構造が違う可能性が高い。

リスタートの能力は、実はネイティブの力ではないのではなかろうか。
そもそも個人の能力としては強すぎる。
バッジから代理人に与えられた能力とする方が自然だ。

参加者バッジを作成したのは間違いなく執行人だろう。
天使ならば特別なバッジを用意することもできる。

代理人はいつどうやって特別なバッジを手にしたのか、はっきりしない。
やはりあの時…UGに現れた日だろうか?

あの日、代理人の運命に影響する要素がいくつか存在していたのは確かだ。

何にせよコンポーザー側の代理人であると認識していながらバッジを与えたのなら大胆不敵、且つ無礼な行動である。

新宿死神1人の消滅=アヤノ
クボウの強烈な波動を受けて人格が変わってしまったシイバ…
未だリンドウの能力&バッジに疑問が残る…
大胆不敵で無礼なことしてたんがクボウってヤツやけどな…

シークレットレポート#17

ヴァリーの消滅を確認。
精神的な支えとなっていた立花 果遠を失い、代理人たちには動揺が走っている。

特に觸澤 桃斎のソウルには顕著な変化が見られた。
彼は、基本的に排他の思考を持ち、真の感情をさらけ出すことを徹底的に避けていた。

経験から一度正解だと思い込むとなかなかそこから脱却するのは難しくそれには大きな苦痛を伴う場合が多い。

この苦痛から、彼はどこまで精神を立ち直らせることができるか。
代理人やチームのメンバーたちとの関わりにかかっているだろう。

しかし、悠長なことを言ってもいられない。

残されたチームは代理人のチーム1つのみ。

指揮者は、代理人たちへの精神的な揺さぶりに執着しているようだ。
戦況よりも敵の様子を気にしている。
次に仕掛けてくるとしたら、代理人の協力者となりうる人物だと予測する。

指揮者の目的が明らかになった今、死神たち、特に以前からの渋谷死神はどちら側へつくのだろうか。

私の正体を知る者から連絡がくることもあるが、私からは返すことができない。

彼ら渋谷死神たちにもまた、成長が必要なときなのだろう。

ただ、私が3年前活動の拠点としていたキャットストリートのカフェは彼らに開放している。
すでに出入りしている者もいるようだ。

そしてようやくーー
新宿に留まっていた微弱な波動が完全に力強さを取り戻した。渋谷の運命を握るもう一人の人物と会えるまでそう時間はかからないだろう。

カノンの消滅、ずっと素直になれんかったフレット…
代理人の協力者となりうる人物=カリヤ?
私の正体を知る者=ココ?
とにかく見守るしか出来んハネコマさん。
渋谷の運命を握るもう一人の人物=ネク

シークレットレポート#18

桜庭 音操が、渋谷へ帰還した。
17日前、新宿エリアから感じられた気配はやはり彼であった。

ルーインや死神に対抗する最後の1チームになったことでツイスターズには結束が生まれていたが尾藤 大輔之丞は、チームを支えることが自分の責務であると過剰に考えていたようだ。

南師に対する彼の行動は、一概に間違っているとは言えない。
しかしもし桜庭 音操が現れなければ、彼は南師の手で消滅させられていただろう。

この危機の回避は非常に大きい。
チームが勢いづいてくれればよいのだが。

暴走し、半ノイズ化していた南師が目を付けていたのは、次元の歪みである。
およそUGの次元で計算ができるものではないが、存在を確認できたことについては感心する。

ただ、本人も己に歪みを融合させたことで実感しただろう。
歪み自体がそもそもUGという下位次元で感じ取れるはずのないものであると。

そして南師も私と同じ結論にたどり着いたようだ。

リスタートは、やはり下位次元の人間が扱うような力ではないのである。

執行人の思い描いている計画がどのようなものか、見えてきたかもしれない。

気がかりな点はもう一つ。
代理人のソウルである。

消えかかっていたはずの淀みが、再び勢いを強めた。
敵対した南師への恐怖か、それとも桜庭 音操とのコミュニケーションの不安か。
何が彼の淀みとなっているというのだろう。

ミナミモト、ハネコマさん共に気付いたリスタートの能力…
リンドウの淀みは謎のまま…

シークレットレポート#19

桜庭 音操は代理人と行動を共にしている。
彼を『必要ない』と浄化中の新宿に送り渋谷から遠ざけたコンポーザー。
その真意は優れた能力者故に狙われるであろう彼をいったん無人の新宿へと匿った上で、その後彼に判断と行動を委ねることにあったようだ。

一方、代理人のソウルから淀みは消えない。
成長を妨げる要素は、特定できないままだ。
彼と話してみたいものである。

催促が功を奏し、新宿エリア浄化についての報告書がようやく入手できた。
3年前の新宿で行われたゲームは、表向きには指揮者と死神の対立とされたが実際には、浄化を望むコンポーザーが執行人を死神の中に送り込み、反対していた指揮者を陥れたという構図だった。

なるほど、指揮者が消滅、死神たちが他エリアへ来た理由に納得である。

松苗 亜未のソウルが封印されているのは、執行人の存在を察知したからのようだ。
新宿指揮者の妹であり、死神だったが指揮者側に付いたために、執行人の手で死神の資格を剥奪されたとある。

新宿死神がその資格を失うことは『消滅』を意味する。
敗北を悟った新宿指揮者は、最後の力で妹のソウルをある人形の中に保存した。

その人形とは美咲 四季の持っていたぬいぐるみである。
この件にはある渋谷死神が絡んでいる。
その死神が人形を新宿へ持ち込んだのだろう。

結果、新宿浄化を耐えた松苗 亜未はRGにおける『唯一の生き残り』となるがその後、人形内に封印されたまま死神に戻り、執行人の監視下に置かれた。

意思なく行動していたのはソウルがノイズによって閉じ込められていたためである。
が、ネイティブの能力である『トレーラー』は機能し、代理人にもそのメッセージは届いていたようだ。

彼女を閉じ込めていたノイズは既に消えている。
人形側の不具合さえ修正されれば、彼女は解放されるだろう。

前作のヨシュアの「必要ない」は、ネクをかくまうためやった!
やっぱり悪役に徹するというか、何というか…
3年前の新宿での指揮者は陥れられてた…
だからシイバもインバージョンが起きた理由を知らんかった…
しかもツグミの兄やったんか…名前も顔も出てない誰か…
その死神が人形を新宿へ持ち込んだ=ココ?

シークレットレポート#20

『渋谷川』が特殊な場所であることは高次元でも認識されている。
水源は新宿エリア、通常は浄化の影響を受けて川も消滅するが、この川は誰の目にも触れぬ場所で変わらず存在し続ける特異な次元である。

その場所を、浄化からのソウルの保護に使用するという発想は素晴らしい。

周々木 鹿一は新宿死神の中で最もゲームを愛し、仲間を尊んだ人物であった。
彼の行動を辿るとその苦悩が見える。

新宿死神たちの殆どは共通して、新宿エリアでの仲間意識を維持している。
執行人に出会う前の三谷風 椎葉がどんな人物だったのかはわからない。
だが慕っていた死神たちを見るに、人を惹きつける存在だったのだろう。

この渋谷のゲーム終了時に、執行人が三谷風 椎葉を手放すのかどうかは不明だ。

ただし解放されたとしても、我に返った彼に待っているのは己の方策により仲間を失ったという残酷な現状の認識である。

桜庭 音操は代理人の能力を警戒している。
バッジは無制限に歪みを吸収しているが歪みが消失している気配はない。
何らかの意図をもって『貯蓄』していると思われる。

はたしてコンポーザーは今、何を考えているのだろうか。
ここまでまったく動いている気配がない。
勝算があるのか?
決着は明日となる。

ススキチが実は一番仲間想いやったけど、消滅…
ネクはリンドウの能力を警戒…

シークレットレポート#21

リスタートによる次元の歪みは渋谷浄化のための執行人の計画だったようだ。
代理人側の形勢は一気に悪くなった。

歪みのエネルギーをノイズそのものに変換させるという技は非常に特殊で、おそらくは執行人のネイティブ能力がノイズ生成か、それに近いものであると考えられる。

歪みとは、元は人々のソウルである。
『正史とならず、消失した時間』に生じていた人々の思考、思念から成る。

その歪みをバッジに保持させた状態で時間を戻した場合、バッジ内の歪みも消失した時間に生じていた思念として処理され、新たな歪みが生じてしまう。
つまり歪みが更なる歪みを生み、複製、倍増が起こることになるのだ。

代理人が見ていた『鳥』は、保持した歪みから生じた新たな歪みで、規律を整えてバッジに格納するために具現化されたものである。

基本的にソウルは触媒がなければ形を成し得ない。
おそらく執行人のバッジが能力を発動させたときに、生成された歪みに対して明確なイマジネーションを植え付け、予めノイズ化させたのだろう。

執行人はノイズの取り扱いに長けている。

『鳥』は一時的な姿であり、その姿は変わる可能性もある。

仮に定まらず常に変化するとしたら代理人たちは苦戦を強いられるだろう。

渋谷は、危機に瀕している。

時間を戻すことで行き場を失ったソウル、それを貯めに貯めさせてから利用するクボウ…

シークレットレポート#22

思わぬ来客に、おそらくコンポーザーも驚いたことと思う。
その来客とはあの新宿インバージョンの報告書を上げた人物である。

一体、何を目的として渋谷を訪れたのか。
執行人の処分が目的ではないと思われる。
なぜなら執行人ーー久網 旦蔵の処分は渋谷のゲームが終了し、浄化を迎えてからでも行えるからだ。

新宿コンポーザー御鍵 映月が、あくまで見方によっては、だが代理人にチャンスを与えたこと、執行人が組み上げたノイズを消去したこと、その理由は私にも想像がついているし渋谷コンポーザーも今頃、苦笑いをしているに違いない。

謎であった代理人の心の淀み。
それがようやく私にも見えた。
彼はいつも『責任』を恐れていたのだ。
南師や、仲間となった尾藤 大輔之丞、桜庭 音操が現れた際、都度『安心』という淀みを心に生じさせていたのである。

この答えを導いたのが、下位次元に無理解で有名なあの新宿コンポーザーであるとは、皮肉にもいいところだが。

渋谷は確かに一度崩壊した。
今の渋谷は代理人がリスタートを発動させたから存在する。

時間を戻す選択権が代理人にある、それは考え方として正しい。

何とか崩壊を踏みとどまった渋谷が、更なる危機を迎えることを、我々は新たな試練として捉えなければならない。

ミカギがリンドウにチャンスを与えた…
そのリンドウが責任を負うことを自分自身で決定(また時間を戻す=渋谷は再び危機を迎える)することを見越して…?

シークレットレポート#23

巨大な鳥を象った極彩色のノイズが代理人たちの前に出現した。
新宿コンポーザーの明らかな介入ーー
具現化が不定であった黒鳥ノイズの規律を一度破壊し、新たな規律のもと『鳳凰』として再結合させたのである。

これにより、代理人たちは目標を一つに定めることが可能となった。

鳳凰の尾の数は、リスタートの行為を『業』として示していると思われる。

その形状こそ新宿コンポーザーの苦悩か。
代理人たちに興味を持ちながらも浄化拒否をいまだ、認めがたいのだろう。

思うに、執行人を処分し、代理人に接触し、歪みへ介入したその理由は渋谷エリアへの謝罪以外にもう一つある。

非介入でいた渋谷コンポーザーに直接、手を出せる口実を用意したのだ。

しかし渋谷コンポーザーは実は最後まで非介入を貫いたのである。

渋谷の人々へのイマジネーションの接続中、桜庭 音操たちに顔を見せたのは力を貸すためではない。
自分の存在を示すことで、桜庭 音操の精神的な安定をはかったためである。

実際、RNSの波動の記録を確認してもその力が使用された気配は全くない。
代理人たちは己の力と、渋谷の人々の力で鳳凰に勝利したのである!

鳳凰の尾の数がリスタートの数?!
こっわ…
でも…そうゆうことか…
ごうって聞いたらニーアっぽいなと思ってまうけど…
ミカギはリンドウ達に興味を持ちながらも、浄化を拒否するかどうか迷ってる…
ヨシュアに直接手を出す口実として用意するも、最後まで関わらなかった…
そのヨシュアはネクへの精神的な安定のため…ってすごい関係やな!

シークレットレポート#24

渋谷のゲームが終了し、ようやくコンポーザーへの連絡の許可が下りた。

あれから数日、コンポーザーは既に2つの仕事を終えていたようだ。

1つは桜庭 音操について。

選択による分岐から生じた並行世界、『新宿へ行かずに、3年間を無事RGで過ごした世界の桜庭 音操』を抽出し再びRGの人間として存在できるよう周囲の記憶と環境を統合させたようだ。

この行いについては、死神がRGへと戻る際にも必要であるため、特別な処置ではないのだが。

もう1つは桜音 紫陽花について。

新宿死神の資格を失った彼女は、ゲーム終了時の消滅が決定していたが消滅手前のソウル離散の瞬間、コンポーザーの手で救済がなされた。
渋谷エリア内での転生を確認している。

コンポーザーにしては珍しく素直な感謝の表現であるように思う。
感謝とは、代理人に対しての、だ。

代理人も無事にRGへ戻り平穏な日々を過ごしている。
彼を通して、ネットワークという疑似的な異次元が人間の感情に与える影響を知ることができた。

世界を広げるツールであることに間違いはない。
しかし、広がった世界を己の目で確かめ、実際に経験しないことには、それは疑似的な世界のままなのである。

『今を楽しめ』 さらに 『その先に進め』
受け入れ、行動せよーー
これが今回、ゲームに対する非介入を貫いたコンポーザーの渋谷に対するメッセージなのかもしれない。

最後に。
代理人を務めた、奏 竜胆…

君の勇気ある選択に、感謝している。
いつかどこかで会えることを願おう。

ヨシュアはネクを完全RGの存在に戻した。
ショウカのことはリンドウへの感謝、という意味で…転生ってことになるんか。
ネットが世界を広げるツールであることに間違いはないけど、広がった世界を己の目で確かめ、実際に経験しないことには、それは疑似的な世界のまま…
ってゆうんは、ホンマにそうやなと思った。

『今を楽しめ』 さらに 『その先に進め』

いやぁ…色々考えさせられました…
深かったです…!!!

シークレットムービー

シークレットレポートを全て入手した状態でW3D7をクリアすることが条件だったようです。
キングダムハーツ風に言うたらシークレットムービーやけど…
シークレットエンディング?
隠しエンディング?隠しムービー?
追加エンディング?追加ムービー?
どれが正解なんか分かりませんが(笑)

…どうぞ!

「渋谷に迷惑をかけてしまったね」…って!軽っ!
コンポーザー同士が普通に話してるけど…神と神の会話レベルよな?
新宿の責任者として…クボウを廃棄…
先輩にイヤミ…?
ちらっと見ていたと言うヨシュア…
バッジ…直してくれたもんな…
ヨシュアが人間に対していつも思うこと…
創造主的な存在からすると、人間のすることは分からんらしい…
この絵、めっちゃ良き。

っはぁ~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!

シークレットレポートをじっくり見直して良かった!
非常に良かったと思われます!!
わざわざ打ったかいがあった…と思っとこう!

理解力不足でちょいちょい予想になってた部分もありつつやけど(笑)


次回、まとめ記事にて『新すばらしきこのせかい』は終了することにします。


読んでいただき、ありがとうございました。
最終編集日 2022/06/03


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