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ゲームの思い出

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僕が昔プレイしたゲームの思い出を綴ったものです。
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#バーチャロン

ゲームの思い出:バーチャロンシリーズ その7 電脳戦機バーチャロンマーズ part2

ツインスティックをPS2で動かすのには時間を要した。動いたと思っても片方だけしか動かなかったり、そもそも認識すらしなかったり。あのころの僕は手探りで作業するには圧倒的に知識が足りていなかった。 僕は仕事から帰ると毎日ツインスティック制作に精を出していた。しかしなかなか上手くいかない。DUALSHOCKをいくつダメにした頃だったろう。 当時ハマっていたガンダムウォーと言うカードゲームの大会に後輩と参加することになり、大会を行うショップの最寄りだった僕の家に久しぶりに集まった

ゲームの思い出:バーチャロンシリーズ その3 電脳戦機バーチャロンフォース part1

人生で一番お金を使ったゲームは何か? たまに聞かれるこんな質問。僕は正直に答えて引かれたことが割と多い。 僕は電脳戦機バーチャロンフォースを中古で筐体が買えるほどプレイしていた。 総額350万はフォースに使っているのではないだろうか。 あの日、模型部の部長に誘われ、ゲームセンターに来た僕たちは5台並んだ筐体を見つけた。 電脳戦機バーチャロンフォース(以下フォース)。 4台は普通のゲーム筐体。 そして残り1台はターミナルと言って、色々な事ができるものらしい。 僕たち

ゲームの思い出:バーチャロンシリーズ その6 電脳戦機バーチャロンマーズ part1

就職をしてしばらくした頃、部長から1本の電話があった。 「バーチャロンの新作が出るみたいだ」 バーチャロンの新作!!遂に出るのか!! 僕はアーケードで新たなるバーチャロンが出る事を期待していた。しかし、現実はPS2で出るのだという。 PS2?なんで? 正直な話、世間一般の評価と違い、当時僕達の中でPS2はそれほど評価の高いハードでは無かった。 大作RPGとアーマードコア2、スーパーロボット大戦IMPACT等はプレイしたかったが、未だ現役のPSとセガサターン、ドリームキ

ゲームの思い出:バーチャロンシリーズ その5 電脳戦機バーチャロンフォース part3

VOX-Mariko。 脚部をホバーに変え、ガトリングガンを携えたVOXのバリエーション機体である。 その特徴は足の速い地上ダッシュとダッシュ旋回、早いジャンプをうまくつかぅて逃げまくり多段ミサイルとナパームをばらまいて戦う機体だった。 ガトリングは小気味よく弾が連射できる武器できちんと当てれば驚異的なダメージを与えられる武器だった。 ……きちんと当てることが出来れば。 ガトリングガンはほとんど誘導しないという特性があった。つまり狙った敵が大きく移動してしまえばほと

ゲームの思い出:バーチャロンシリーズ その4 電脳戦機バーチャロンフォース part2

 バーチャロンフォース(以下フォース)が出てしばらくすると、うちの部で爆発的にバーチャロンが流行り始めた。 最初は僕と部長、後輩一人の三人だけだった。  毎日授業が終わってすぐ、部室の鍵を開けると僕たちはすぐに自転車を走らせた。最寄りのフォースが設置しているゲームセンターへは自転車を飛ばして10分ほどかかる。三人ともに無言で自転車を飛ばし、フォースをプレイ。大体3回ほどプレイした辺りで強いプレイヤーがたくさん来て対戦台となってしまうのでそうしたら部室に戻る。 帰り道はフォー

ゲームの思い出:バーチャロンシリーズ その2 電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム

 かつて、ドリームキャストというゲーム機があった。SEGAがPS2に先んじて発売したのだが、ハードの生産が追いつかず、一番売れる時を逃してしまい、そのままPS2に負けてしまったとされているハードだ。CMの効果などで発売当初の人気はかなりすごいものだった。生産が追いつかなかったのが悔やまれた。 このハードの特徴はアーケードのゲームがそのままにプレイできるものが多かった事だ。 当時もう最盛期を終えていたものの定番ジャンルとして定着した格闘ゲーム。弾幕シューティングというものが

ゲームの思い出:バーチャロンシリーズ その1 電脳戦機バーチャロン

 大体の男の子はロボットを操縦してみたい欲と言うものがある。  そんな夢を叶えるゲームがゲームセンターに、綺羅星の如く現れた。 電脳戦機バーチャロン。 SEGAが送り出した傑作ロボット対戦アクションゲームだ。  このゲームと出会ったのはとあるゲームコーナーである。  当時の僕はポケットモンスターに夢中で、ゲームの情報を本屋の立ち読みなどで手に入れてはいたものの、基本的にポケットモンスターしかゲームをプレイしていなかった。 その日は、珍しく父親が食事に行こうといった