2-4 コンポーネントの基礎知識

このレクチャーでは、オブジェクトとコンポーネントの関係について詳しく説明し、基本的なコンポーネントの役割や操作方法を学んでいきます。

コンポーネントとは

ゲームオブジェクトは、単独では何の機能も持ちません。
コンポーネントを追加することで、様々な機能や特性を持たせることができます。

コンポーネントは、インスペクターから確認できます

コンポーネントは、オブジェクトに対して特定の機能を提供する小さなモジュール（構成要素）です。
例えば、物理エンジンの適用や描画設定など、ゲームに必要な機能を追加する際に使われます。
ゲームオブジェクトにコンポーネントを追加することで、さまざまな機能や特性を持たせることができます。

Cubeには基本的なコンポーネントあらかじめくっついているので、そちらを例に見ていきましょう。

Transformコンポーネント

オブジェクトの位置、回転、スケールを操作・管理しています。

Mesh Rendererコンポーネント

オブジェクトを表示するためのコンポーネントです。

コンポーネントの横のチェックマークで機能のON/OFFを切り替えられます。

Mesh RendererをOFFにするとCubeが非表示になります。
これはゲームオブジェクトを表示するための機能をOFFにしたためです。

Colliderコンポーネント

衝突判定を行う場合はこのコンポーネントを利用します。

コンポーネントの追加と削除

新しいコンポーネントは、インスペクターの下部のAdd Component から追加します。

コンポーネントを追加する方法

コンポーネント名で検索

コンポーネントを削除する方法

コンポーネント名の右側の…から、Remove Component で削除します。

コンポーネントのプロパティ

インスペクターで設定

コンポーネントごとに設定項目が異なります。

当たり判定の大きさの設定は、Colliderコンポーネントからしかできません

自作スクリプトもコンポーネントの1つ（カスタムコンポーネント）

ゲームを制御するのに不可欠なスクリプトも、Add Component から追加できます。

存在しないコンポーネント名を入力すると、新しい自作のスクリプトとして追加できます

まとめ

以上が、Unityにおけるオブジェクトとコンポーネントの関係についての説明です。
コンポーネントを理解し活用することで、ゲーム開発がより柔軟で効率的になります。
それでは、次のセクションに進みましょう！