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avoid UV 3D bucket hat

骨髄移植が出来れば、大丈夫。移植が終わればすぐに元気になれると思っていた、治療開始当初。

白血病には全く縁のない生活を送っていたので、知らないことばかりでした。

実際はそんなことはなくて、治療の後遺症や、重めに症状が出てしまった移植片対宿主病(GVHD)をコントロールするために、長く免疫抑制剤を服用しました。
そして弱くなった肌を守るため、GVHDの悪化を防ぐため必須となったのが紫外線対策です。

ブランドの立ち上げのきっかけはいくつかありますが、大きなポイントは、この紫外線対策でした。

最初は長袖のサバイバーメッセージTシャツを作るというところから始まりました。
その後、帽子へのプリントも始めました。

2次加工用に仕入れられるCAPは耳や後頭部のケアが出来ず、バケットハットは理想の形状ではない。

ファッションとして楽しめるものであり、なおかつ病気のケアにも使えるものは、やはりオリジナルで作らないと難しい。

そんなことを考えていた時に巡り合ったのが、ROUVERでした。

当初別の商品の企画相談で伺った、丸正ニットファクトリーさんのアウトドアラインのブランドで、今回のバケットハットの元になった商品を見せて頂いたことから、今回の商品企画がスタートしました。

ニットに関しては全くの無知なので、私が作りたい形のラフデザインを見せ、現行品のバケットハットを試着させてもらったりしながら、私が困っていること、変更したいポイントを伝えていきました。

ニットのデザイン変更はとても難しいそうで、私の話を聞きながら、製造担当の方は『うーーーーん……』と唸って困ってしまっていました。

それでも、ミーティングの中で懸念点や進め方を話し合っていただき、私の取り組んでいること、病気当事者でないと気づけない部分に共感してくださり、最終的にチャレンジしてみましょうということになりました。

そして出来上がってきたものが今回のものです。

一回目からいいものができるとは思わないで下さいと言われていましたが、想像以上に良いものが出来てきました。

バケットハットの形状を崩さずに、自然に後頭部へサイズアップされ、首元の日よけ効果がかなり高く、耳の部分もうまく隠れています。

ブランドのコンセプトの一つ、病気の人のケアにもなり、健康な人も普通にファッションアイテムとして楽しめるものが出来上がったと思います。

ご用意した色は、ブラック、ホワイト、チャコールグレーの3色で、価格は¥6,600-(tax in)です。
もちろん、こちらの商品の売り上げも一部を寄付いたします。

試着もできる展示・受注会を開催しますので、ぜひ足を運んでいただきたいと思っております。

2月18日土曜日 長岡市東坂之上2-6-10 山和東坂之上ビル3F gallery & rental space akasha

2月25日土曜日 新潟市中央区花町1985 幸ビル1F 今時書店

いずれも10時~18時となります。

お問い合わせは、gmdesignartworks@gmail.comまで。InstagramのDMでも構いません。

よろしくお願いします。


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