【ゲームレビュー】Clawfishーークレーンゲームの好みと世界観の好み
ゲーム名:Clawfish
プラットフォーム:Steam
発売日:2021年6月12日
開発元:David Czarnowski(カナダ)
Steam:Clawfish (steampowered.com)
魚釣り系クレーンゲーム
【いきもの収録項目数】
全23
動物0 魚23 水0 ハ両0 鳥0 虫0 古生0
クレーンゲームが好きだ。でも、やるからにはゲットしたい。そんなケチな気持ちがあるせいか、技術的にもやさしいこういう形のクレーンゲームが好きだ。
最近『龍が如く』のシリーズを手伝うことがあったが、それに出てくるクレーンゲームはこれではなく、二つ爪のクレーンゲームだった。これは、まあ嫌いではないけれど、あまり獲れる気がしない。遊ぶと楽しいけど、ゲーム世界でしかやらないだろうなぁと思っている。
ある日、あるゲームでクレーンゲームをすることになった。
あ、好きなやつだ。
これはクレーンゲームで魚を捕まえ、それを海に返すという不思議な空間のゲームだ。釣った魚を海に返すというコンセプトも面白いが、このゲームは景観もすごく良い。
この景観はよく「千と千尋の神隠しの駅のシーンのような」という言葉で表現される。ストーリーらしいものはないが、海の上にある不思議な駅をうろうろし、クレーンゲームをし、魚を返す。それだけのゲームだ。
このゲームはシンプルだ。ゲームジャムのような数日で一つのゲームを作る企画の中で作られたものがベースとなっているらしい。ゲームデザインなども含め、小さいながらも充実したプレイ経験を提供してくれる。
さて、いきものについては数は多くないが、いろいろな魚を見ることができた。
熱帯魚や川魚だけでなく、海の魚で日本にあまりいないものなど幅広い魚を見ることができる。しかし、何科の魚かまではわかるが、詳しくこの魚であると同定できない魚も多くあった。
なにかのゲーム記事で「ゆくゆくはこのゲームを日本語化して売りたい」みたいな文章を見かけたことがあるが、そのときに判明するだろうか……。しかし、プレイをする上では英語でも楽しむことができるので、クレーンゲームが好きな人、一風変わった釣りゲームをやりたい人はプレイしてみてほしい。ステージを歩くだけでも楽しいので、この景観がささった人もぜひやってみてください。
B
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