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メグとばけもの プレイ感想

※ストーリーの核心に触れるネタバレなし

◎こんなプレイヤーさんにオススメ

・泣きゲーが好き、感情移入が好き
・短編ADVをプレイしたい
・純粋で綺麗な物語を読みたい
・ゲーム音楽が好き


ずっとプレイしたかった作品です。ついにプレイしました。
泣きゲーがとにかく大好きなので、存分に感情移入して、存分に泣きました。

細かく感想を書く前に言いたいのは、大人になった今プレイできて良かったということ。自分は20代ですが、10年後でも同じように、もしかしたら今以上に泣くかもしれません。
自分も、覚えていないだけで子供の頃にこんなことがあったかもしれないな……なんて考えてしまいます。


序盤のシーン。
このタイプの導入の仕方はずるいと思います。
これだけで心に刺さるものがある。

誰だって泣きたいときはある。怖いものは怖い。
でも、誰かの存在があるから、頑張れることもある。

一人は寂しい。知らない場所は怖い。
そんな誰でも持つ感情が、素直に表現されています。

個人的にメインのキャラクターは3人いると思っていますが、それぞれ別の意味で、みんな孤独なんだと思います。きっとプレイすれば分かるはず。


◎プレイ時間とジャンル

おおよそのプレイ時間は5時間ほど。
私はbgmに聴き入ったり、余韻で虚無になっている時間があったので、6時間ほどでした。
ジャンルとしてはJRPGとなっていますが、ほぼADVです。RPGっぽい戦闘シーンもありますが、回数も少なく、操作も簡単です。

◎ストーリー

魔界に住む魔物のロイとゴランは、魔界に迷い込んだ人間の少女メグを見つけます。
らんぼうもののロイですが、迷子になったメグを探したり、一緒に星空を見上げたりするうち、次第にメグと心を通わせていきます。
そして、メグを母親のもとに送り届けるため、人間の世界へと向かうことになります。
ロイはとても強く、ほぼ無敵の魔物。しかし、彼はメグをかばいながら戦う必要があります。
メグが泣かないように時にはおもちゃを使いながら、ひとクセもふたクセもあるモンスター達と戦い抜きましょう。

道中では、さまざまな魔界の魔物たちが物語を盛り上げてくれます。
相棒のゴランや魔界を統括する評議会の面々、魔界に住む人間のポール……

あなたはメグを泣かせず、無事に地上へ送り届ける事ができるでしょうか。
この冒険が終わりを迎えた時、あなたは何を想うでしょうか。

https://store.steampowered.com/app/1783360/_/

モロ引用ですみませんが、あらすじはこんな感じ。
ストーリーのテンポも良く、綺麗にまとまっています。

ロイがメグと遊んであげるシーンがいくつか。
メグへの感情の変化がとにかく泣けるんです。


◎bgm

この作品で特にオススメしたいのは、bgm。
私はゲーム音楽が大好きなのですが、この作品でもbgmに大きく心を揺さぶられました。

まず、タイトル画面のbgm。所見プレイ時はタイトル画面でbgmに聴き入ってしまいました。
戦闘シーンのbgmは、RPGをプレイされる方に刺さると思います。

作曲された裏谷さんは、『ぼくが子どもの頃に感じた「ゲームで熱くなった記憶や感情」を再現したいという想いから音楽をつくりました。』と仰っています。

サントラの視聴リンク貼っておきますので、ゲーム音楽好きな方は是非。


◎実績回収について

本編+サブイベントで全て回収できます。
マップ画面でサブイベントへの誘導があるので、取り損ねは無いと思います。
先に本編を進めてしまうと読めなくなってしまいますが、クリア後にチャプター選択できるので、もう1周しなければいけないという心配はしなくて大丈夫そうです。



昔の出来事で、記憶が曖昧なものとか、きっとあると思います。
忘れかけていたり、断片的にしか思い出せなくても、自分の中ではとても大事な記憶で、自分をつくり上げているものだったり。

なんか、そういう記憶ってすごく大事なんだなって改めて思いました。


正直、アホみたいに泣きました。
まぁ物凄く感情移入する人間なので、今までもゲームで号泣したことは何度もありますが。今回も何回か呼吸できなくなりました(笑)
ちなみに、泣く気満々だったので休みの日の前日にプレイしました。

やっぱり、ゲームで泣けるって幸せだなと思います。


おわりに

しばらく積んでいた作品ですが、私の中では神ゲーです。
とても心に残る作品になりました

ゲームで泣きたい方、是非プレイして下さい。
難しいことは考えずに、純粋な気持ちでプレイするのがポイントです。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
少しでもこの作品に興味を持っていただけたら嬉しいです。