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資本と合理の傲慢さの中で余白をつくる” \n “

 大切な人と明日も同じように会えるとは思わずに、明日も大切な人と自分の為に生きられるか分からないことに気づき続ける為に大切な余白を。道端で困っている人に声をかけられる余白を。そんなことを考えながら。

 (追記)yohakuの公式noteも始めました。

 ここ数年、「余白」という言葉を自分の中で再定義し続けてきました。ビジネスの前線で生きていると、仕事や他人軸でしか承認欲求や自己実現を満たせない、歪な軸で生きている場面に多く出会います。なぜ歪と感じるのか考えてみると、40-50代という世代に差し掛かる時がうつ病をはじめとする精神疾患に罹る人が最も多く、その理由が仕事や他者軸(子どもなどの家庭も含め)の喪失、失敗による機会が殆どとされているからだなぁと気づくことが殆どです。そして30代くらいまでは資本主義での「成功」や「成長」そして「キャリア」というものを拝金主義的に盲信していく結果がそこにあります。

ビジネスで優秀なことが人間性までも優秀と勘違いしてしまうアンコンシャスバイアスが蔓延する日常で生きていると、そんな風に他者軸で自分を満たしてきた人や、心身を崩して仕事を失った方々を間近に見ていて、やるせなさを感じる日々でした。

 そんな中で今必要なものは何か、と考え続けた結果が「余白」です。それが \n (yohaku Co., Ltd.) の創設に繋がっています。

 少し前にはなりますが、これからの資本主義の中でどうしても大切な人たちの「余白」を作りたくて、改めてコーチングと、オープンダイアログサービスを立ち上げました。今後のコーチング依頼はこちらにください。

 マルクスやラッセルの思想と未来予測を思い返します。AIが生み出す効率化による時間や富はどこに向かっているのでしょうか。果たして、人々は富やキャリアの中で幸福を感じながら、明日も当たり前のように会えるか分からない目の前の人、そして今この瞬間の自分自身を大切にできているのでしょうか。

 メンタルが強い、弱いの二元論で分断されることのない世界。

 アンコンシャスバイアスを自覚し続ける人を増やすこと。トルストイの思想や先人の挑戦を脱構築し続けながら、スティグマのない世界を本気で目指しています。

無目的的な対話に満足したのはいつですか?
"欠伸"と聞くとどんな状態を思い出しますか?

哲学者のアランは「幸福論」の中で "犬が欠伸をすることは、緊張している精神に余白を生み出す行為" と述べました。

Open Dialogは、そのような精神の余白を作るための対話の場を提供します。目的や結論を求めない自由な対話の中で、余白と自分自身の意思を感じる機会こそがOpen Dialogにはあります。

ふと街ですれ違う人と対話をすることができれば解決する悩みもあるかもしれません。しかし無目的的にそれが行われる機会が世の中にどれだけあるでしょうか。

一文無しになった中で"全財産はこの身に宿している"と述べた船乗りがいます。そうした財産を見つける行為が無目的的な対話にあると私たちは考えています。

Open Dialogは、そのような主体的な気づきの機会を"余白を感じる対話"を通して生み出すことを目指す実験的な場です。

ぜひ、この新しい対話の形を体験してみてください。

Open Dialog

メンタルが強い弱いという表現を聞きます。
しかしその二元論は本当に適切な表現なのでしょうか?

カウンセリングを受けることが"自分を大切にしている行為"として自信を持って話せる人が少ないのは何故でしょうか?

コーチングやカウンセリングが当たり前になる世界。一人ひとりが自分自身を本当に大切にできる世界を私たちは目指しています。

資本主義の中で闘い続けなければいけない日々に"余白"を生み出しましょう。その為の手段として私たちはコーチングやセルフカウンセリングを提供しています。

Coaching & Self Counseling

In an era overflowing with information,
"yohaku" have been neglected and overlooked.

Yet, it is in these very "yohaku" that value lies.
‍We redefine "yohaku" and discover new meaning.

"yohaku" are not emptiness.
They are the wellspring of possibility.

 「余白」という抽象的な言葉の中で、何か違和感を感じた人は是非お問い合わせください。コーチングのご依頼も今後はこちらに統一させていただきます!1人でも多くの方が「余白」を通して心身ともに幸せになれることへ、ビジネスの前線で生きる人も応援したいし、昔の父のように引きこもりとラベリングされる人も大切にしたい。あらゆるスティグマを壊していく為に人生の時間を使います。明日、死んでも後悔しない為に。

会社のロゴ「\n」は、プログラミングにおけるコーディング内の空白を表しています。これは、現実世界であれ仮想世界であれ、人々の生活の物理的および精神的な側面で余白を生成するために作られた、人々のためのAIとテクノロジーを活用することの意味を体現している象徴の文字であると考えています。コンピューターを動かすコードの中にも、アートとしての余白が存在しています。

ラッセルやトルストイのような偉大な思想家が構想したように、「余白」それ自体が尊重されるだけでなく、人間の可能性を解き放つ鍵として称賛される世界を一緒に作りましょう。余白の再発見と変革を通じて、私たちは社会を再定義する存在であり続けます。

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