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社長と自分との「約束」 、経営チームとスタッフとの「約束」 。今までも、これからもバリューを体現し続ける。


2020年5月。Game8はメンバーの指針となる「バリュー」を制定しました。それが「Addicted to./夢中になろう」、「Based on flat./フラットな目線で」、「Conscious of PRO./当事者意識を持つ」の三つ。このnoteでは三つのバリューを軸に、Game8の人々についてのさまざまな記事を更新していきます。まず最初はバリューを体現するメンバーへのインタビュー。社長との対話を通して、バリューについて紐解いてゆきます。

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プロフィール
鈴木(Pさん)
ライフスタイル事業部長 兼 海外事業コンテンツグループマネージャー
ゲームエイトの創業スタッフ。大学在学中に当社にJoinし、コンテンツ制作のキーマンとして成長する。国内ゲームエイト事業、ライフスタイル事業と経て、現在は海外コンテンツ事業の成長に注力している。

ブラックボックスを嫌い本質を見定める

ー まずはじめに、Pさんの現在の仕事の内容を教えてください。

P:現在のメイン業務は、ゲームエイトの海外事業のマネージャーです。ゲームエイトの海外展開のコンテンツ制作責任者という役割ですね。

ー 1日の働き方はどんなイメージなのでしょう?

P:たとえば、日本在住のアメリカ人メンバーに、記事の書き方のディレクションや、コンテンツ制作組織の作り方を伝えたりしています。1日中話して終わる、みたいなこともありますね。メディアの数値がよくなければ、その原因がタイトルワークにあるのか、Googleの検索アルゴリズムの変更にあるのか、要素を分解しながら解決策を練ったりもします。自分で手を動かしてコンテンツをつくったりもしますよ。

西尾:もともと彼は国内でコンテンツ事業の責任者をやっていて、その後ライフスタイル事業「CLABEL」を担当していたんです。「CLABEL」は事業成長が想定通りにはいかず、Pさんの時間を現時点で最適なところに割り振りたいと考えて、海外事業に関わってもらっています。グローバル市場は未知の領域。さまざまな変数が入ってくるなかでどのように事業を進めるのか。それはPさんだからこそ任せられる仕事だと思っていました。

ー そう思った理由は、Pさんのどういう部分にあったのでしょうか?

西尾:Pさんは常に原理原則で物事を考えるんです。より本質的なところを追求し続けている。グローバル展開は表面ではなく本質を見定めなければならない。ブラックボックスを嫌って、すべてに納得できないと前に進められないというタイプだから、そこが現在のポジションに的確だと思いました。

P:ブラックボックスを嫌うっていうのは、まさにそうですね。うまくいっているときほど細かいミスに気づかなかったりする。基礎的なミスが蓄積して、崩れた時には修正が絶望的な状況というのが怖い。だから、くまなく点検しないといけないと思っていて、そういう部分で最後のセーフティネットになろうという意識は持っています。

今も続く社長との「約束」

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(↑はるか昔、オフィスがマンションの一室だった頃の貴重な写真)


ー その責任感はどういった経緯で生まれたんですか?

P:どうなんでしょうね。常に自分の動きに対して客観的な視点を持つということを意識しています。マネージャーに徹するときは徹する。中途半端に手を動かして記事制作をしたりはしません。ただ、プレイヤーとしてやるときはやる。そのすべてに意図を持つことを大切にしています。あとは、責任感という意味では、入社当時の社長との「約束」が大きなターニングポイントだったかもしれません。

ー 約束?

西尾:「自分の価値を給与で示してくれ」という、人事制度が今ほど整備されていない当時の僕とPさんで行った入社交渉の話です。詳しい経緯はぜひ、Pさんから。

P:順を追ってお話しすると、僕は23歳で大学に入ったんですよ。声優の専門学校に通っていたんですけど、卒業してニートになって、その後居酒屋のアルバイトでかなりハードな生活をしていて…。そういう環境から抜け出したくて、勉強して大学に入り直しました。だから、ゲームエイトの仕事はもちろん、会社のことも好きだったんですけど、就職活動をして大企業に入るということにそれなりのモチベーションがあったんですよね。そんななか、当時社長は「Pさんは重要なポジションだからゲームエイトに入ってほしい」って言ってくれていたんですけど、素直に受け止められなかったんです。当時は社長と今ほど信頼関係があったわけじゃなかったので……(笑)

西尾:そうですね(笑)

P:信用していなかったわけではなくて、社長は人に言葉をかけるとき、ちゃんと相手のテンションがあがるように意識しているんですよね。それを素直に受け取れなかったんです。だから、言葉だけではなく、他の何かで自分の価値を示してもらえないかな、と思い、アルバイトの給与ベースで考えると高めな金額を提示して、交渉したんです。これを通すのは本当に大変だろうと思いましたが、当時「経営者視点に立ってほしい」とか、「会社のキーパーソンとしての自覚を持ってほしい」っていうことをよく言われていて、その視点を求めるのであれば相応の報酬が要るんじゃないか、と考えたんですよね。

西尾:まっとうだなと思いつつ、一般的に成果よりも報酬が先に来ることはないですよね。実績を積んで、そこに報酬がついてくる。マネジメントとしてイレギュラーな決断だとわかりつつも、Pさんを信じてみることにしたんです。逆にいうと、期待値をしっかり伝えて、正直にコミュニケーションできるようになって、期待以上の活躍をしてくれるようになりました。


P:そこから、責任感は大きく変わったと思います。特に「他人の時間を無駄にしないように」っていう意識を持つようになりました。当時の社長は1日の70%以上をメンバーのメンタルケアに使っていて、事業推進に脳内リソースを割けなかったんですよ。なので、僕の方でキャッチできる社内の課題はすべてつぶしておいて、社長は会社を成長させるために時間を使ってもらおう、と。そういうところは注意するようにしています。

西尾:Pさんの一件があってから、僕自身も人ともっと正直に話すということを学んだ気がしますね。


経営チームとスタッフの「約束」

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ー ここからは、三つのバリューについてお話しさせてください。まずは「Addicted to./夢中になろう」から。

P:いいですよね。ゲームにも仕事にも夢中になる。これはゲームエイトの根幹です。ポジションによって夢中になるポイントはそれぞれ違うと思うけど、それぞれの「夢中」が連鎖していくことでコンテンツが生まれるんだと思います。新しいビッグタイトルのリリースタイミングは象徴的で、リリースされたタイミングから、丸一日くらいやりこんでいくんです。いろいろな業務があるなかで、その新作リリースの瞬間が一番好きって話すメンバーが多くて、長時間ゲームをやり続けてしまうメンバーには、「残業は控えて」って言わないといけないくらい。もちろん長時間労働は推奨しないし、それができないメンバーが夢中じゃない、とは思いません。ただ、ゲームも仕事も楽しみながら夢中になっているメンバーたちの姿を見ると、文化、雰囲気として浸透している「Addicted to.」がゲームエイトを支える屋台骨となっていることは間違いありません。

ー 次は、「Based on flat./フラットな目線で」について。

P:これも、すごくいいですよね。立場に限らずツッコミを入れあうみたいなこともある。2年前に開始した「CLABEL」っていう新規事業は、社長とインターン生と僕の3人で飲んでいて、「こういうことやりたいな」って話したことがきっかけになったんです。そこから事業計画を引いて、実際に事業が始まって......。信頼さえ掴み取れればポジションは関係なくチャンスが与えられる。大なり小なりそのような現象が様々な分野で起こっていて、まさにフラットだなと感じています。

ー 最後は、「Conscious of PRO./当事者意識を持つ」ですね。

P:これもいいですね。そもそも、全部いいと思ってるんですけど(笑)。ただ、「Conscious of PRO./当事者意識を持つ」は解釈がわかれるバリューだと思います。チャレンジングだとされていますが、僕としては、経営幹部からアルバイトのスタッフまでそれぞれ当事者意識を実行していると思っています。各々の知り得る情報とかスキルのなかで、それぞれが当事者意識を持っていて、そこからさらに視座を引き上げていくのは僕たち経営チームの課題なのかな、と。


ー Conscious of PRO.は、経営チームの約束でもあるんですね。メンバーのための課題ではなくて、会社としてこうありたいっていう目印になる、という。

P:まさにそうですね。会社が仕事に対してどう評価をしていくか、そのときの判断基準として明確に示されているのも、すごくいいなと思っています。

ー バリューを体現する人として名前があがったことについては、どう感じましたか?

P:正直、なんで僕なんだろうって思ったんです。実感がなくて。例えば、過去すごく夢中だったタイミングはあったけど、今は周りにそう見える仕事のやり方はしていないな、って。自分の中では夢中でも、周りからそう見える仕事をしていたかな?って疑問に思ったんです。
でも、しばらく考えていくうちに、自分のいいところは「アベレージでずっと体現している」っていうことなのかなと気付きました。これからも社長の選択が失敗だったと思われないように、英断だったなって思ってもらえるように、安定してバリューを体現する人物であり続けていきたいですね。



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