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note02 ゲーム企画屋さんに必要なスキルとは(1)

※この記事は2012年公開のブログ記事を元に一部加筆訂正したものです。

はじめに

こんばんは。ゆかいなゲーム屋さんでおなじみの、かいぽんです。

ゲームの企画屋さんに必要なスキルってなんでしょう。今日はそういう話をします。

発想力? コミュニケーション能力? 問題解決能力? 高い志し? 英語や数学? 文章力? 審美眼? 計画遂行管理能力???

ほかにも飲み会能力とかパシリ能力とか最強の雑務能力とか、いろいろありますよね!

ゲームプランナーに求められる能力

ゲームプランナーには(むろんプランナーによらずすべてのゲーム開発者には)かようにさまざまな能力が求められますが、まとめるととどのつまり、以下の4分類に大別できると考えています。

Vision − ビジョンを描くちから(発想・構想)
Share − ビジョンを共有するちから(説明伝達)
Do (Action) − ビジョンを実現するちから(計画実行管理)
Troubleshooting − 不具合を取り繕うちから(検査改善)※トラブルシュート、現場合わせ

ぱっと見ると、これ、PDSサイクルやPDCAサイクルといった品質管理におけるマネジメントサイクルにちょっと似てますね! 実際それらと同じようなサイクルといってもいいでしょう。

ということで、上記4つの分類をその頭文字をとって

「VSDTサイクル」

と、いま命名しましたなう。”VSDTサイクル”すなわち”vs童貞サイクル”と唱えるととても覚えやすいですね!これはサイクルでもあり分類でもありますが。そこんとこ夜露死苦!

VSDTサイクルの必要性

各項目の詳細はまた追って解説しますが、この”vs童貞”が、PDSサイクルなどマネジメントサイクルと最も異なるのは、”2.Share − ビジョンを共有する”というプロセスを独立項目として非常に重要視している点にあります。そこが違いです。この件も後ほど解説しますね。

さて、このvs童貞サイクルで大きく分類した能力は、

一般社会で必要なスキル
ゲーム制作に特有のスキル

の、2つにさらに分割できます。
マトリクス表にプロットすると、ゲームの企画屋さんに必要な能力(スキル)は、以下のような分類なるかんじ!

ゲーム制作者に必要なチカラ

なんだこの表! 意味あんのかw まあわかりやすいけど

ゲーム企画屋さんに必要なスキルは、上記のぜんぶです。ぜんぶ。
すなわち、vs童貞能力のうち、一般社会でも有用なスキルに加え、ゲーム制作特有のスキルを上乗せしたものが、ゲーム企画屋さんには必要ってことです。(ゲームとは異なる業界の企画屋さんの場合、ゲーム特有のスキルのかわりにその業界特有のスキルがあると思います。知らんけど)

ゲーム制作に特有のスキルとは

ゲーム制作に特有のスキル、ってのは、他の業界では役に立ちそうにないものを指します。例えば、分岐するシナリオのフラグを計画的に管理する能力、だとか、新しい弾幕の形のアイデアを構想する能力、なんてのは、ピンポイントすぎて一般社会でもジョジョのスタンド能力としても、たいして役に立たないでしょう。安心院さんだって(誰?)そんなスキルはいりません。でもゲーム業界ではとても有用で必要なものです。

一般社会でも有用なスキルとは

一般社会にも有用なスキル、ってのは例えば、パワーポイントをつかってプレゼンを行う能力、だとか、スケジュール表を引いて管理する能力、などなどはゲーム制作現場でも一般社会でも必要かつ歓迎される能力ですね。ジョジョならかなり無敵に近いスタンドではないでしょうか。たったいまッ!きさまをスケジューリングしたッ!きさまはもうマスタープラン通りにしか動けないッ!みたいな。安心院さんも安心のスキルですね。(だから誰だよ?)

あ、なんだか長くなってきました。VSDTの各項目の説明は(本来これが主眼だったのに!)またエントリを改めて解説することにしましょう。

次回に続きます。すみませんぺこり。

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