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格調高めのホラーアクション「ヴァチカンのエクソシスト」

ネットで、主にプロデューサーであるジェフ・カッツ氏が日本語でSNSでの感想にリアクションするという、あまり例を見ない宣伝で注目された本作。
近所で公開されていないこともありスルーしていましたが、そんな盛り上がりと、そろそろ終映しそうでしたので、ユーフォと併せて鑑賞してきました。

今回、上映中ちょっとうとうとしたので、ストーリー完全に理解してないかもしれない部分もあるかもしれないです。お昼にビール飲んだので……。鑑賞券でアルコールOKなドリンクサービスあったのが悪いんや……。まあ、劇中のアモルト神父も、スキットルでウィスキー(多分)飲みまくっていたので、いい感じで同調できていたということで。

ビールと麻婆豆腐の相性は最高でした。

まあそんな体たらくでしたが、ほぼ満員の劇場で、ホラー5割アクション成分5割のジャンル映画を楽しむなんて体験はそうそうないので、とても良い100分あまりを過ごすことができました。SNSやラジオの映画評ではホラーだけどあまり怖くないよ、との評価も散見されましたが、いや普通にちゃんとホラーしてましたよ。ラッセル・クロウが頼もしいだけで、怖がらせる部分はきちんと怖かったので、ホラー苦手な人は、お友達誘って行くことをおすすめします。

ジャンル的にはB級映画なのでしょうが、そう感じさせない格のようなものは、ラッセル・クロウの演技と、丁寧に作られた世界観による部分が大きいのかな、と感じました。
あまり悪魔祓いには役立ってないけど、ローマ教皇の存在があるだけで、結構格式が保証されているようにも感じました。

また、悪魔祓いを行う中で、アモルト神父がはっきり、「これは精神疾患だ」と線引きしているのも興味深かったですね。なんでも悪魔のせいにしないだけで、作品としての格も上がるしリアリティも担保される。いいアイデアだと思いました。

そんな感じで、気楽に見れるホラーアクションと思いきや、しっかり楽しめるツボを押さえた良作だと思います。
上映回数は減っていますが、口コミ効果もあり、まだまだ多くのお客が見に来ている本作。ユーフォと同様、こっちももっと多くの劇場で上映してもらいたいものです。
セカンドラン待ってます。

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