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この4か月に感謝を「コードギアス奪還のロゼ 最終幕」

復活のルルーシュのその後を描いたシリーズ最新作「奪還のロゼ」も今回の上映で最終回。全12話を劇場で鑑賞することが出来、毎月の楽しみになっていたので結構なロスです。とりあえずディズニー+で今日から第3幕7話の配信が始まりますので、それを見ながらロスを紛らわせていきたいと思います。

さて、第9話で始まった無人ナイトメア”ロキ”による全世界の虐殺を阻止するため、打倒ノーランドのため奮戦するロゼ達の活躍が本作の見所。また、残った謎や旧作のキャラクター達の活躍がどれくらい見れるか、も注目でした。

謎についてはざっくり最終幕をみた理解ですと、
・残った最大の謎、ノーランドのマスクの下は若きシャルルだった。
これはまあ、納得な部分です。若返りのためのクローンだったんですね。
・ノーランドの目的は、人類を抹殺して静かに眠りたい。
分かるかそんな目的w正直最後まではっきり目的を言わないノーランドでしたが、クローンという出自から、人類と自分を区別して、全て滅ぼしたいと考えていたようで。よくそんな人物に付き従ったなみんな……。と思いますが、シャルルが生得していたカリスマ性と、力こそ全てみたいなブリタニアスピリットの相性が良すぎて、自然とついてきてしまったのかも知れませんね。

旧キャラの活躍については、
・スザクやカレンは一瞬だけどしっかり活躍。メインで活躍していたのはジノ、コーネリアなど。その他のキャラもわずかだが見せ場あり、という感じで、まああくまでサクヤ(ロゼ)、アッシュの物語と考えると、このバランスで良かったのかな、と思いました。ただL.L.ことルルーシュは絶対なにかしてくれると期待していたのですが、本当に出番は第2幕のみでしたね。シャルルのやらかしから始まっているので、後始末してくれそうな気がしていたのですが、そこはちょっと残念でした。

というわけで、ノーランド攻略は本作の主人公達に託されたわけです。その第一歩として、第12話でもう一度サクヤがアッシュにギアスをかけるシーンが熱かったです。呪いでは無く誓いとして、二人で覚悟を背負うためのギアスはまた、ルルーシュとスザクとも違う絆を感じました。そして始まった。ラストバトル。ギアスによってブーストがかかったアッシュの戦闘能力と、サクヤの冷静な分析能力があわさって、ノーランドに勝利した演出には痺れました。ただ、できればノーランドの意思にも勝ってほしかったところ。まあ明らかに間違っている人の考えを正すことはできませんが、それでも心から負けを認めさせてほしかったですね。

あとは、やっぱりアッシュには最後幸せになってほしかったですね。打倒ノーランドは果たしたものの、あんな悲しい過去を持つ彼が、大義を果たしたとは言え命を散らす終わりになってしまって、エンドロール後劇場が静まりかえっていました。この展開も反逆のルルーシュ(TV版)的な終わりと言えばそうなのですが、第3幕まで見た限りでは、きっと二人で手を取り合う未来があると思えていただけに、ちょっと納得がいかない結末でした。まあ、コードギアスのシリーズはこの後も続く構想があるみたいですし、アッシュ役の古川慎さんも「フェニックス姓ここでいかさんとどうする!」て熱く語っていましたので、続編があれば何らかの理由を付けて復活してくれる事を期待しています。高高度からKMFごと落下していたキャサリンもピンピンしている世界ですし、希望は捨てず、ですかね。ディズニー+配信版で結末が少し変わる、とかだったら一気に契約者増えそうな気がしますが、流石にそんなことは無いでしょうね。

そういうわけで、5月から毎月劇場公開されていた奪還のロゼ感想もこれにておしまい。きちんと「反逆」の良さを換骨奪胎しつつ新しい要素も加え、また3DCGを駆使した迫力のKMF戦は本当に劇場映えしていました。
パンフは毎回同額の1,100円。しっかりネタバレあり、裏設定ありで読み応えもありますし、この感想記事書くのにもとても参考になりました。
これから買う人は、背表紙を見ずに買うか、本編見てから買うことをお勧めします。


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