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フェイズ5の開幕作として及第点だけど突っ込みどころも多し「アントマン&ワスプ:クアントマニア」

本作の良かった点はツイートで言い尽くしましたので、noteでは不満中心になりますが、一晩経った感想を中心に。
アントマン単体作としては、1がコミカルでミニマムで、とても好きでした。主人公を演じるポール・ラッドとマイケル・ペーニャ、デヴィッド・ダストマルチャンの掛け合いがとても良くて。
本作は冒頭とエンディング以外にコミカルなやりとりは少なく、次の大ボス、征服者カーンの紹介も兼ねた作品になっているため、結構シリアスな展開は、悪くは無いのですが、アントマン向きではなかったのかもなー、とも感じました。
量子世界も凄く個性的なのですが、どことなくスター・ウォーズ的でもあり、斬新な世界観!とまでは言えませんでした。
ストーリーも、正直次の展開のためにとってつけた感もあり。
30年量子世界でサバイバルしていたジャネットが、カーンのことを黙っていたのもご都合主義なら、その話を中盤まで引っ張っていたのも、ストーリーの都合過ぎないか?と正直苦笑しながら見ていました。

他にもビル・マーレイが無駄遣いじゃないか?と思えるほどさらっと退場してしまうし、切り札の蟻たちの登場も引っ張りすぎだし。特にビル・マーレイ、出演する必要あった?と思えるほど重要度低かったのですが。あの一連の無意味なシークエンスまでスター・ウォーズ(最後のジェダイ)リスペクトしなくても……と思ったり。

あれだけ大物感出したカーンが意外とあっさり敗れるのは想定外でしたが、ミドルクレジットで絶望感出してくれたのは良かったです。

去年くらいからMCUは惰性で見てるなー、と感じてはいるのですが、本作はそれを払拭してくれるまでの作品ではありませんでした。
アクション大作だと、どうしても昨年のトップガンとRRRと比較してしまうから、というのもあるのですが。

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