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大規模戦闘と二転三転する物語が魅力「コードギアス 奪還のロゼ 第2幕」

復活のルルーシュ後を全4幕で描く続編の2幕目。起承転結の承だけあって、第1幕で紹介された新キャラがその個性を発揮しまくる展開になっていました。

前半の見せ場は巨大空中要塞ダモクレスと殲滅兵器フレイヤ攻略戦。
叛逆のクライマックスで登場したラスボス級をここに持ってくる思い切りがいいですね。
そして第1幕では控えめだった従来のキャラもどんどん登場。コーネリアや黒の騎士団トップはロゼ=サクヤの正体も目的も知っている様子。第1幕ではミステリアスに思えた要素でしたが、結構作戦の一部なのかな?ギアスのことまで知られているかは現時点では不明ですが。これ見よがしに冒頭でやりとりしてたC.C.とルルーシュ(L.L.)も印象的でしたね。人の世には関わらないという台詞、あんた後半手助けする気満々でしょ!

この世界の核兵器、フレイヤを無効化するために、新型エリミネーターを携えてホッカイドウ入りしたニーナさんは最高でしたね。自分が生み出した兵器でこれ以上の犠牲者を出したくないと涙ながらに訴えるニーナさん、あんたはギアス世界のオッペンハイマーだよ(アインシュタイン姓だけど)。

そして改良されたとは言え、高速移動する弾道の100m以内で発動する必要のあるエリミネーターを、コンビネーションで使いこなすアッシュとロゼ、一発目は予測で、そして二発目は合体で防ぐ展開にはテンション爆上がりでした。

アポロとアルテミスが合体してオルテギアになる、はギリシャ神話由来のネーミングでかっこいいですね。SEEDフリーダムといい、結婚に絡めた合言葉で合体するのは最近のサンライズ系列アニメのトレンドなのでしょうか?超高速モードでフレイヤ抱えたKMFに追いつく挙動、合体からの戦闘で流れるザ・川井憲次サウンドがマッチしていて、本当に最高のシーンでした。

そして第6話は、第1幕の3話と同様、コミカルな日常描写も。今回4話などは作画が不安定なパートもありましたが、解放されたサクヤの描写などはめちゃくちゃ力入ってましたね。
第1幕でもコミカルな中に今後の展開を示す要素が沢山入ってましたが、第2幕ではアッシュの過去が掘り下げられ、サクヤの父殺しについても色々ありそう。終盤にに登場した謎の人物からして、アッシュの本当の弟が関係しているのかな?ノーランドとの関係も含め、今後が気になる要素が満載でした。

そしてラストにあっさり正体がバレるサクラと風呂上がりを襲うウォルター。紳士的なキャラだと思ったのに……!

流れる次回予告から、第3幕ではサクヤも捕えられて、レジスタンスも大ピンチになりそうです。ここから急展開しそうな奪還のロゼ、ピンチにスザクとか出たりするのかなー、出たら盛り上がる一方で、今の主人公たちだけで逆境を覆してほしい思いもあり、複雑な気持ちで来月の第3幕を待ちたいと思います。

パンフは第1幕と同じく1,100円。本編で描かれていないダモクレスの設定なども掲載されており、読み応えは充分かと。ここまできたら4冊揃えるつもりです。

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