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IMAXじゃなくても楽しめたよ「デューン 砂の惑星part2」

ドルビーアトモス版で鑑賞。行きつけのアースシネマズ姫路では、音響がドルビーアトモスになっても通常の映画料金で鑑賞できるのが嬉しいところです。劇場の中でも大きなスクリーンで鑑賞できたので、IMAXではないものの、かなりリッチな環境でリーズナブルに鑑賞できたと思います。

さて内容ですが、ストーリーは前作と違い、きちんと結末らしきところにたどり着きますが、それほど起伏は大きくなく、ざっくり一族を滅ぼされたポール・アトレイデスが宿命に導かれるように己の出自を知り、ハルコンネン家に復讐を果たす、といったもので、とてもシンプルなものでした。

特筆すべきはその世界観を再現しきった映像美と、その世界を支える音響でしょう。
ロケーションと特殊効果を駆使したデューンと呼ばれる惑星アラキスの表現は本当に圧巻で、そこで動き回る個性的なメカの数々。そして巨大なサンドワーム。去年アーマード・コア6をさんざんプレイしていたのでアイスワーム……と言いたくなりますが、勿論オリジナルはこちらですね。この巨大なミミズみたいな動物が砂漠の下を動きまくる描写は本当に大迫力でした。その迫力は通常スクリーンでも十分堪能できたと思いました。
そしてその世界観を支える音響の素晴らしさ。ハリウッドの大作映画は、対応していたら極力ドルビーアトモス版を鑑賞することにしているのですが、意外と立体的な音響を堪能できる作品は少なく、冒頭のデモ映像がドルビーアトモス感の最高潮であったことが多かったのですが、本作は様々なシーンで劇場全体が惑星アラキスになったような包み込む音響で満たされ、とても高い満足感を得られました。そしてその音響に完璧にマッチングしていたハンス・ジマーのサントラの素晴らしさよ。数々の名作映画の劇伴を手掛けてきた彼ですが、デューンのサントラは、彼は本作の音楽を作るために生まれてきたのでは、と思えるほど馴染んでいました。

本作はPart2なので当然前作を鑑賞することが前提になっていますが、とにかく映画館で鑑賞すると高い満足感を得られる作品であることは間違いありません。
とりあえず各種配信サイトで鑑賞できますので、Part1を見て映画館へ向かうことをおすすめしたいです。

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