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【忖度なき採点&寸評】もうヒガシに足むけて寝れねえよ。2週間のレッズ対策には絶望も、神のご加護で勝ち点1ゲット!!

【前書き】

『2週間、準備をしても、この始末』

前半15分で詠むことになりましたが、何とか勝ち点1をつかむことができました。

後半アディショナルタイム。

VARを待つ5分間で、きっと2キロやせたことでしょう。

何はともあれ、この勝ち点1がでかいことは間違いなし。

もはや内容問わず、とにかく勝ち点積んでくれ、というスタイルで見ている方々も多いとは思いますが、ここでは内容をしっかり振り返りたいと思います。

【戦評】

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先発は驚きました。

昌子もヨングォンも、レアンドロも三浦も小野瀬も矢島も奥野もセジョンもいない11人。

怪我人もいるのでしょうが、今シーズン積み上げたことはこの2週間でどこかへ放り投げてきました。

驚きはFW白井のJ1デビュー&初出場。

U23では森下監督の下で、右ウイングバックとして昨季印象的なプレーを見せていたと記憶しますが、昨季負った大けがにより、今年はここまで一度もチャンスをもらうことはなく。

そんな21歳を、襟にいはこの試合で2トップの一角として起用してきました。

試合に出ていない間に、白井が急成長を遂げていたならわかりませんが、U23時の彼はスピードが武器とは言え、ぶっちぎるような特別な速さはなく。上下動を嫌がらない運動量と、チームが苦しい時に先頭を切って走れるメンタリティが武器の選手だなあ、という印象でした。

試合はふたを開けてみると、しっかりとリトリートして11人で守り、そこからカウンターに出ていこう、という旧時代的な戦術でした。

前半は0-0でもいい、攻撃に人数はかけず、まずは守備からという狙いでしょう。

しかし、そんなクラシックな戦術は、リカルド監督率いる浦和にもてあそばれてしまいます。

かつてのライバル・レッズは左サイドバックの山中が、常に高い位置にポジションを取り、後ろのビルドアップはCBふたりに平野か柴戸のどちらかを加えた形で、ガンバの2トップと3対2の局面をつくり、ボールを前進させます。

倉田は山中が気になって前に出られず、2トップも背中のスペースで間に出入りするボランチが気になって、強いプレッシャーをかけられない。そうして次々とできる隙に、ボールを入れられ続けました。


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前半途中からは高尾ができるだけ山中を見る、と決め打ち、それに連動してスライドすることで、何とか守備の形は保ちました。しかし白井を起用した理由であろう、2トップでスイッチを入れてはめ込む守備はほとんどできず、ボールを奪う位置は相手のミスを除けば、低い位置のままでした。

しかし後半15分あたり、疲弊した倉田を小野瀬を投入すると、前からの守備が機能し始めました。

小野瀬は左サイドバック側から、サイドにパスが出ないようにコースを切りながらセンターバックにプレッシング。

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これで浦和にボールを下げさせ、ロングボールを蹴らせることに何度も成功していました。

しかしマイボールになっても、そこからの攻め手は少なく、個人頼り。しかし後半の終盤は、五分五分の展開まで持ち込みました。

勝ち点1が近づいてきたかな、と思いきや、菅沼が江坂のシュートをブロックした際にハンドを取られてPKに。

終わった・・・

江坂に決められた時は諦めかけましたが、埼スタの女神はガンバにも平等にほほ笑んでくれました。

岩波のハンドで得たPKを、パトが決めて同点。

その後は元ガンバの田中に決定的な場面を迎えられましたが、やはりその恐ろしさを知っているからでしょうか、シュートはまるで吸い込まれるかのようにヒガシの懐に。

ガンバも福田がチャンスを迎える場面もありましたが決めきれず、1―1ドローという決着でした。

【採点&寸評】

【GK 1 東口 順昭】9・0

記憶が確かなら、歴代最高点ではないでしょうか。

数々好セーブはありましたが、ハイライトは1-1となったあとの後半アディショナルタイム。もはやその存在に相手が恐れをなし、懐に目がけてシュートを放ったようにも。

ありがとうTT(田中達也)www

いやー、しかしヒガシは日頃の行いがいいのかな、ゴミとか拾いまくってるんちゃうやろな。

ナスチャンネルに一日密着してほしいですわ。

「ああ、あのヒガシのセーブがあったから残留できたよね・・・」

とつぶやいている未来が見えるような気がします。

【DF 4 藤春 廣輝】6・5

地味ながら、いい仕事していました。

前半1本関根にやられたシーンはありましたが、その後は内側を取られないポジショニングを徹底。

ウェリとの縦関係では攻撃参加は激減しますが、守備で十分に貢献しました。


【DF 13 菅沼 駿哉】5・5

ハンドになったブロックは、好プレーに見えたんですけどね・・・

あのシチュエーションになってしまったが、腕を後ろで組んでブロックにいくしかないのか。

ハンドと判定された後、時間を使わないためにか、主審に文句を言わず早く始めさせた姿勢にはグッときました。


【DF 16 佐藤 瑶大】6・0
守備で大きなミスがなかったことはもちろん、狭いところを通す縦パスが数本あったのが好印象です。

後半に1本引っかけてピンチを招きましたが・・・

ビビらず、続けてほしいと思います。

【DF 27 髙尾 瑠】5・5

70分交代。前半は山中のポジショニングにかなり苦労しました。

自陣ゴール前で先に触られる場面もあり、攻撃の良さも出ませんでした。


【MF 10 倉田 秋】5・5

62分アウト。

高尾とともに、前半は山中に翻弄される展開に。

前でほとんどボールを触れませんでしたが、イエローをもらった明らかなファウルを含め、戦う姿勢は交代まで見せました。


【MF 15 井手口 陽介】5・0

チームとしての守備がはまらないと、そのボール奪取力も生きてきませんでした。

ただ走行距離はチーム最多の12キロ越え。終盤まで運動量が落ちなかった点は、コンディションが上がってきているところを感じさせました。


【MF 28 ウェリントン シウバ】5・0

70分アウト。ボールを受けてからの判断が遅く、相手の守備陣形が整う時間を与えてしまっていました。

チームとして彼に高い位置で渡せない問題も大きいですが、もう少し出して動いて、というコンビネーションで前で受ける形がほしいところ。


【MF 29 山本 悠樹】5・5

84分アウト。

守備のパワー不足は否めませんが、ボールを受ければ、何とか味方が受けやすいところ、プレッシャーがかかりづらいところを探し続けていました。

もう少し、周りのいいサポートがあれば・・・


【FW 33 白井 陽斗】4・5

46分アウト。

試合前は表情が引きつっていましたね。

おそらく過緊張でしょう。

残念ですが、ほぼ存在感を出すことができませんでした。

きっと守備では「ボランチのコースを切りながら、相手CBにプレッシャーをかけろ!」と言われていたのでしょう。

しかし背後でチラチラと動きを見せるふたりが気になって、前にプレッシャーに行けず、ガムシャラな姿を出せませんでした。

苦いJ1デビューでしょうが、次に出番が来た時には、もう少しリラックスして臨めるのでは。


【FW 39 宇佐美 貴史】5・0

ボールさばきのうまさはありましたが、ミドルははまりませんでしたね・・・

解説の水沼さんが「裏に走る動きを」とおっしゃってましたが、それ10年前から言われ続けて、できないんですよねえ。。。

【途中出場】

【FW 18 パトリック】6・0

46分イン。

もはやヘディング&PK職人ですやん。

安心してみてられました。コースはやや甘かったですが。

ポストプレーの精度はいまいちですが、文句言えないっす。

【MF 8 小野瀬 康介】6・0

62分イン。

積極的なプレッシングで、流れを変えてくれました。

【DF 26 柳澤 亘】5・5

70分イン。

しっかりと穴をあけないプレーをやってくれました。


【MF 14 福田 湧矢】6・0

70分イン。

7月のACL以来の復帰戦。

いい時のプレーが戻ってきていましたね。

最後は、パス出せんか・・・


【MF 17 奥野 耕平】―

84分イン。

時間短く採点なし。

【松波正信監督】4・5

2週間も準備してこれかよ・・・

監督の指示が悪いのか、それとも監督が思い描いたことをまったく選手が表現できないのか、はわかりません。

ただ全員で守ってカウンター、ということ以上は、感じられない試合でした。

森保ジャパンの田中碧起用に刺激されたのか、白井という“隠し玉”も出してきましたが、まったく機能せず。

ただこの試合は、交代策は的確だったような。

もしや木山コーチがごにょごにょ言っているのでは、と思ってしまった次第でした。

東口選手にはお歳暮、お中元、年賀状まで、すべて心を込めて送ってください。

【あとがき】

内容はほめられたものではないですが、この時期は上位陣にアウェーで勝ち点1を取れたことをよしとするしかありません。

ジワリ、ジワリと残留に近づいていることを、浮かれず、騒がず、見定めていきたいと思います。

きょうはAmazonでこんなTシャツを見つけましたので、挙げておきますwww

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

この忖度なき採点&寸評も、シーズン完走が見えてきました。

面白いと思っていただけた方は、ぜひサポートのほうもよろしくお願いいたします!!


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