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芸術の秋を迎えるための11月|galleryMainの展示・イベント

京都は時短要請が解除され夜に灯りが、明るいうちは少しずつ紅葉が見られるようになりました。そんな11月のgalleryMainで開催する展示・イベントについてお知らせします。

11月の展示

 - 11/7 (Sun.)
Closed: tue.
mimacul(ミマカル)“土に土”
MIKA MASUDA Exhibition

10月から開催中に“土に土”は、作者の祖父が製作した陶器に穴を開け、植物を育て。祖父とのエピソードや写真、または、作者が描き続けてる絵画と一緒に展示しています。エピソードと絡み合う植物と器は魅力的で著者も購入を検討中...。

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 実家には30年前に亡くなった祖父の陶芸作品が1000個近く眠っている。
 それが実家を離れて以来ずっと気になっていた。私が小学校3年の頃に亡くなった祖父だが、どれだけわがままを言っても怒られた記憶は一度もなく、穏やかなひとだった。
 祖父が亡くなってからずいぶん後、父や母から祖父のことを聞くと、記憶にある姿とは重ならないところも多く浮かび上がってきた。どういう人だったのかもっと知りたくなった。できるなら会って話したい。
 そこで私は祖父の器を持ち帰り茶碗の底に穴を開け、そこに植物を植えることにした。様々な形状の植物は、よく見ると体の一部のようである。祖父が土から形作った器に土を盛り、体の断片を育て祖父と再開する。
 自らの体を素材としてきたダンサーの増田美佳が、「隔たり・不在」をテーマに作品制作を行う初個展。

2021/10/27 (Wed.) - 11/7 (Sun.)|13:00-19:00*最終日は17:00まで
Closed: tue.
主催|mimacul
協力|kogosei

11/17 (Wed.) - 11/21 (Sun.)
自然、あるいは風景” 
完成させたイメージは、色々な感覚へと結びつく風景である。

出展作家|池森 真生、木岡 史、上坂 秀明、長谷川 悠太
京都市立芸術大学の講師と学生によるグループ展。

稗_自然、あるいは風景

作家が見たままの景色を描くと、画面に向き合っていくなかでそのイメージは幾度にも変化し、遂に絵自体が独立して意図を語るとき自然は人の手が加えられた風景へと作り替えられる。作者の意図が作品へ移り変わる際、そのプロセスでどのような思考の転換や駆け引きが行われているのだろうか。本展では、それぞれ異なるモチーフを描く四人の絵画作品と、それぞれの制作プロセスの中で生み出されていく行為の痕跡を拾い、並列して展示することで、作家の本来の意図と絵自体が語る意図、ひいては作者と作品の関係を浮かび上がらせることを狙いとしている。表現方法が多様化し、スマホやタブレットで簡単に絵が描けるようになった昨今、道具を用い、身体を使って絵を描くことの意味を、四人の絵画制作に対するアプローチを取材することで答えを探していきたい。

11/17 (Wed.) - 11/21 (Sun.)|13:00-19:00

11月のイベント

 11/27 (Sat.)15:00 - 18:00
「表現の“話”をしよう」

「表現の“話”をしよう」は、galleryMainの創業当時に行っていた学生向けのコミュニティや写真塾を引き継ぐ形で、有志によって運営されています。芸術や写真などの“表現”について意見を交わすイベント・コミュニティ。
写真家、美術家、パフォーマーなど多様なジャンルの人々が出入りし、お互いの作品についてや注目しているお題や疑問などを話、同業者だけの偏る視点からは見えない表現のヒントを持って帰ってもらいたく続けています。

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開催場所|galleryMainの1Fレクチャースペース(出入り自由)
予約|「表現の話をしよう」のtwitterをご確認ください
持ち物|なし or 作品・ポートフォリオ・疑問やお題
内容|ポートフォリオや待ってきたお題をじっくり話し合います。目安としては1人のお題に対して20ー30分くらいのペースで議論します。
料金|無料

まずはお試し!ぜひお気軽にご参加ください!

galleryMain取扱作家の活動情報

▼澄毅
澄毅 展 -Belle lumièreー
11/3 (Wed.) - 11/9 (Tue.)
場所|あべのハルカス近鉄本店11F

 このたび近鉄百貨店では『澄毅 展 -Belle lumièreー』を開催いたします。
Belle lumièreはフランス語で「美しい光」という意味です。太陽の光は刻々と変化し同じものがありません。同様にそれぞれの国や地域には多様な彩を持つ光が宿っていますと語られる澄毅氏。今展では、フランスと日本で撮影した写真から新しい作品を制作し展覧いたします。多様で複層的な光と写真の持つ偶然性、作者自身の指先が持つ感覚、それらが絡まり合わさり生まれる美をこの機会にぜひご高覧いただきますようご案内申しあげます。

1981年  京都府生まれ
明治大学、多摩美術大学卒業
2013~2020年までパリ在住、昨年から京都に拠点を移し作品を発表
出典|あべのハルカス近鉄本店ホームページ

▼藤生恭平
藤生恭平の展覧会のプリント製作に協力しました

■11/7まで「京都府域展開アートフェスティバル ALTERNATIVE KYOTOもうひとつの京都」八幡『放生 / 往還』

■10/31-11/14「砂場の埋まっている田んぼ」わいわい ぱ〜く(木津川アート2021)

galleryMainリリース予定

①galleryMain、新スペース引き続き設計中
galleryMain(2F)の下の階に新しいスペースを増設します。スクールのレクチャーと冊子・作品の販売スペースを予定。ようやく難関の天井の施工が終わり床と壁をDIY中です。11月中旬から運用をスタートします。(予定)

②CI/VIアップデート
8月のgalleryMain法人化に合わせて、会社の理念と新しいロゴをデザイン中です。最後の締めに入っています。

芸術の秋に向け、体を動かしDIYと準備の11月になりそうです。11月後半から12月に向けて順次公開していきます!

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