バーチャルホームツアーで世界の生活者のニーズを掴む
こんにちは、笠原です。
本日は「知るギャラリー」の中から「バーチャルホームツアー」の記事をご紹介します。
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調査には、さまざまな方法、手法がありますが、その中の一つに「家庭訪問調査」があります。
私が昔仕事をご一緒にした、消費財メーカーの某有名マーケターの方は、「家庭訪問調査は、リアルな生活者を知るもっとも有益な方法だ」とおっしゃっていました。
家庭訪問調査で、玄関に入って奥さまと対面した時点で、そのご家庭が使用している洗剤がわかる、と豪語されていらっしゃいました。(笑)
それくらい、「自宅」というプライベートな空間が持つ情報量は膨大であり、平均値でも架空でもない、生身の人間の生活を観察できる貴重な手段です。
インテージでは、その「家庭訪問調査」(英語でホームビジット、とも言います。)をさらに発展させた、「バーチャルホームビジット」というツールがあります。
かなり営業っぽくなってしまうのですが、聞いてください。(笑)
単純にものすごく面白いツールだと思うのです!
このバーチャルホームビジットは、日本に限らず、アメリカ、中国、台湾、香港、韓国、インドネシア、タイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、インドの合計12か国の生活者の住宅がデータベースに登録されています。
海外に行って、現地の生活者に自宅を見せていただく・・・なんてことは、とてもハードルが高いことですよね。
しかし、このインテージのバーチャルホームビジットを使えば、まるで自分が現地に行ったかのように、海外の家庭訪問を疑似体験できます。
知るギャラリーでは、「バーチャルホームツアー」と検索していただくと、過去の記事がヒットします。
いままで、中国(上海・成都・ハルピン)、インドネシア、インド、台湾、UAE・サウジアラビアなど、様々な国のバーチャルホームツアーアフターレポートを公開してきました。
「バーチャルホームビジット」という手法を用いて捉えた、各地の生活者の住居の様子を現地レポートと共にお届けしています。
ここで、それぞれのバーチャルホームビジットの記事から、私(笠原)がカルチャーショックを受けたポイントをご紹介します!(笑)
①宗教で「爪を切る日」を決めているケースもある(インド)
②中国の北の方は政府が熱を供給している(中国・ハルピン)
③女性は朝ごはんを作り、夜ご飯は作らないことが多い(インドネシア)
④大理石の床が多い理由(中国)
記事を読むと、まだまだたくさんの発見があるのですが、こうした文化や習慣の違いは、単純に面白いですよね。さらに、「面白いな~」のその先に、海外のマーケットを理解し、その先のポテンシャルを見据えることはマーケターの視座を拡げ、新たなビジネスチャンスに目を向けることだと思います。
食品、飲料、化粧品、掃除ツール、電化製品、車、消費財・・・マーケターの皆様が担当されている日本向けの商材は、他国でも大きなポテンシャルが潜んでいるかもしれません。
日本で生まれ、日本で生活していると、全く想像ができないようなニーズが世界には多数存在します。
宗教も気候も住環境も異なる、海外の生活者の暮らしに深く結びついたニーズを知る第一歩として、知るギャラリーの「バーチャルホームツアー」シリーズをぜひご一読ください!