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アルファ世代が考える2030年未来の社会①~アルファ世代とZ世代が描く、より良い社会の将来像「ミライ・スケッチ2030」

こんにちは、笠原です。
本日は知るギャラリーの中から、アルファ世代が考える2030年未来の社会①~アルファ世代とZ世代が描く、より良い社会の将来像「ミライ・スケッチ2030」の記事をご紹介します。
現在の小学生や高校生が、2030年になったとき、何を望むのか。とても興味深い記事ですね!以下、記事より引用となります。

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◆ミライスケッチとは?
産業能率大学の小々馬ゼミ*2は「マーケティングで世界をハッピーに!」をパーパスとして、2030年の幸せな未来社会の姿を描き、その実現のためにマーケティングはどのように進化していくべきかを探究しています。若者の行動に見え始めている未来のビジョンについて、毎年テーマを決め、「研究レポート」にまとめて、企業の方々に報告し、ホームページで公開する活動を行っています。
 
今年は、次世代(約10年後)の社会の中心となるアルファ世代とZ世代(現役大学生)で混合チームを結成し、お互いの価値観を理解尊重し、「自分たちは、将来このように暮らしたい!」という2030年の未来社会を描く「ミライ・スケッチ2030」プロジェクトを開始しました。
このプロジェクトには複数の機関が関わり、主にDAY1とDAY2の2日間で行われました。インテージR&Dセンターは、「ミライの消費」と題して、2022年8月に開催されたDAY1にて「Z世代・アルファ世代のリアル-テックネイティブな未来の消費者を紐解く」で紹介した調査結果を交えながら、Z・アルファ世代と対話しながら情報提供を行いました。

◆小学生の描く未来
ご協力いただいた小学生は、ぐんま国際アカデミー初等部の6年生4名です。
ぐんま国際アカデミーは、英語イマージョン教育という、全体の約7割をすべて英語で授業展開する画期的な教育システムを、子どもたちに提供しています。
また、自ら課題を発見し、自分の考えを伝えられる人材育成にも力を入れています。
今回のプロジェクトへの参加にあたり、ひとりひとりが2030年の暮らしについて、現状の課題、その課題解決に向けたアイデアを自ら考え、90秒の動画にして送ってくれました。
社会的な課題を含め自分を取り巻く様々な課題に着目し、発想豊かでありながら、実現可能な解決アイデアが溢れました。
 
小学生だけのチームのミライ・スケッチは、アルファ世代の考えや思いを引き出すことを目的とし、グラフィック(絵)でリアルタイムにレコーディング(記録)する手法「グラフィックレコーディング」を用いて議論や対話を可視化しながら、ワークショップを実施しました。
小学生を対象として調査を行っていると、質問に対して自分の考えを言葉にすることがまだまだ難しい年頃だと感じられます。特に意思決定の理由や経緯について説明に困ってしまう姿もみられました。(個人差があります。)
 
デプスインタビューの際には、保護者と一緒に参加いただき、適宜保護者がその時の状況を伝えることで、「あっ!そうだった、そうだった」と思い出してお話してくれる場合がありますが、ミライ・スケッチでは保護者の付き添いはないため、どうしてこの考えに至ったのか深堀を進めることが難しくなることが予想されました。また、チームでの実施ということで、参加者同士の認識や理解度を合わせて進めていくことも求められました。
そこで、考えや思いをグラフィック(絵)で可視化し、整理してあげることで、考えや思いを深掘りすることに挑戦しました。加えて、事前に2030年(18-19歳ぐらい)の自分をリアルに想像してきてもらい、当日イラストを描いてもらうことで、2030年の自分を取り巻く社会として捉え、考えられるような工夫も行いました。
 
このグラフィックレコーディングを通じて、社会変化を捉えながら、小学生らしい発想力豊かなアイデアの創出ができました。加えて、そのアイデアを支えるテクノロジーの存在も詳細に描かれていることから、自分自身の将来の生活にどのように役に立つ、あるいはどのような豊かさをもたらしてくれるかをリアルに表現することができました。結果の詳細は、第2回でお届けします。

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今回の知るギャラリーの記事は連載の第1回となっております。
具体的にどのような結果になったのか、そしてそこから考えられる考察を第4回にしてお届けします。
 
ぜひ本編の記事もご一読いただき、第2回もご期待ください。
 
記事:https://gallery.intage.co.jp/mirai-sketch-1/