W杯は地上波で見た?ABEMAで見た?メディアログデータで見る W杯2022 視聴者分析
こんにちは、笠原です。
WBC、日本が優勝しましたね!!私は野球に詳しいわけではないですが、何戦かテレビ観戦しましたし、やっぱり嬉しいものです。
また、2022年の年末にはワールドカップで盛り上がりましたね。(もう約3ヵ月前・・・!?)
私はサッカーも全然詳しくない、にわかなのですが(笑)、友人宅で何人かで観戦したりと、そんな私でも楽しみました。友人の何人かは現地に観戦に行っていたり、とても盛り上がっていたことを思い出します。
スポーツが生み出す、人を感動させる力ってすごいなあと改めて感じた私ですが、今回ご紹介するのは、知るギャラリーから「W杯は地上波で?ABEMAで?メディアログデータで見る W杯2022 視聴者分析」の記事です。
20代の私の周りでは、ABEMAで観戦していた方が多かった印象です。
では、実際にファクトで見ると、地上波派とABEMA派はどのような特徴があったのでしょうか?
インテージが持つメディアデータログ、i-SSPの情報を用いて、記事から見ていこうと思います!
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■40~50代に届く地上波放送
年代別で見ると、やはり若年層のTV離れが伺えるように、高年齢に向かって接触率があがる階段状のチャートとなっています。最も高い接触率をとっているのはコスタリカ戦の60代です。続いて試合によりますが、50代、もしくは40代と、やはり高年齢の接触率が高くなっています。
■ABEMAアプリ利用率から推定するW杯視聴
続いて、ABEMAアプリ利用率から推定するワールドカップ視聴についてです。分析方法として、i-SSPのモバイルアプリの利用ログを用いて、ワールドカップ日本代表戦が行われている時間にどれほどスマホのABEMAアプリが利用されていたか、という情報から、ABEMAからのW杯視聴を推定していきます。
日本代表戦各時間のABEMA利用率を並べると以下のようになりました。
このように、試合が後ろの日程になるにつれて、利用率が上がっていきます。(面白いですね)
Twitter経由などでABEMAのワールドカップ中継が面白いという話を聞いて、2試合目以降から地上波ではなくABEMAで試合を観ていたという人もいたり、本田選手の解説・実況のユニークさがじわじわと口コミ等で広がって、「私もABEMAで観てみよう!」と利用の促進につながったと考えられます。
もう1つの特徴は、放送時間などに利用率が大きく左右されていないことです。
地上波の場合は、平日早朝に放映されていたスペイン戦の際にガクッと接触率が落ちていました。
しかし、ABEMAの同時間帯利用ではその傾向はみられず、スペイン戦も他試合とほぼ同水準の利用率となっていました。
TVと違い、スマートフォンを使って手元に観られるABEMAは、深夜帯に寝室などで楽な体勢でサクッと視聴できるのも親和性があったのかもしれません。
ちなみにABEMAアプリの利用率の推移を月次で追っていくと、見事にワールドカップ開催期間に利用率があがっていました。
1月に少し減少傾向にあるものの、ワールドカップ前よりは高い利用率をとっており、一定のユーザーの定着があったと言えそうです。
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いかがでしょうか。
まだまだリーチ力という点では、地上波には敵わないものの、若い世代を中心に、ABEMAの勢力が強まっていることを感じる記事でした。
ワールドカップはまた4年後ですが、その頃の配信メディアはどのような勢力図になっているのでしょうか。個人的にはそれも楽しみです。
記事本編ではさらに詳しくワールドカップの視聴者分析を行っていますので、ぜひご覧ください。
参考記事:W杯は地上波で見た?ABEMAで見た?メディアログデータで見る W杯2022 視聴者分析