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よくわかる「定性調査」- 定量調査との違い、特徴や活用方法を解説!

こんにちは、笠原です。4月が始まり、新しくマーケティングや調査に関係する仕事に就かれた方もいるのではないでしょうか?

そんな方々に向けて、本日はマーケティング調査の基本のキである【定性調査】について、解説している記事をご紹介します。
すでにマーケティングや調査の仕事をしている、という方も、ぜひおさらいの意味も込めて「定性調査」について目を通していただけると嬉しいです。

私自身、インテージに入社するまでは、「定量と定性の差って数字で判断するかしないかでしょ?」くらいのあさーいものしかありませんでした。(よく入社できたな^^)
そんな私でも理解できた、とてもわかりやすい記事ですので、ご紹介していきます!

定性調査とは、どのような調査か?

【調査=アンケート】をイメージする方も多いのではないでしょうか。
いわゆるアンケートで行う調査は「定量調査」といいます。

●定量調査
アンケートによって収集した調査対象者の実態や意識、評価などに関するデータを、数値として分析するもの。これによって、例えば、あるブランドの認知率や購入意向率、購入経験率、リピート購入率などの数量データで市場の傾向を見ることができます。ここでは、「何割、何%の人が知っているのか?」や「何割、何%の人がそう感じていたか?」といった数量データが重要。

●定性調査
インタビューなどによって収集した調査対象者の生の声、実際に観察した行動などの情報を通じて、数値では測れない、商品やサービスの購買に至るまでのプロセスやロイヤルユーザーに至るまでのヒストリー、事実や評価の裏側にある顕在化した意識、潜在的な意識、動機、因果関係などを探索・抽出し、意識構造を明確にするもの。

一言で言うなら、生活者が対象となる場合の定性調査は、「生活者の気持ちやその背景を探り、理解する」調査です。ここでは、「何割、何%の人が●●と感じているか?」といった数量で表されるデータよりも、「その人はなぜ、●●と感じるのか?」「そのように感じる背景には、どのような要因があるのか?」といった質的データが重要になります。

定性調査の代表的な手法

そんな定性調査にはいくつかの手法があります。昔から行われているスタンダードな手法もありますが、それだけでなくインターネットの普及などにより、新たな手法も登場しています。ここでは、その中でも代表的な6つの手法をご紹介します。

①フォーカスグループインタビュー(focus group interview、集団面接法)
②デプスインタビュー(depth interview、深層面接法)
③エスノグラフィ(ethnography、行動観察)
④ホームビジット(home visit、家庭訪問)
⑤ワークショップ
⑥MROC(Marketing Research Online Communities)

・・・さて、どうですか?皆さんは全て完璧にイメージできたでしょうか?
私(笠原)は恥ずかしながら、②③⑥がインテージに入社するまで聞いたことがなかったです・・。

それぞれの特徴については「よくわかる「定性調査」- 定量調査との違い、特徴や活用方法を解説!」で詳しく、わかりやすく解説しておりますので、ぜひ記事本編でご確認ください。

また、「定性調査」を勉強するために最適なツールをもう1つご紹介します。
インテージでは、定期的に、生活者を取り巻くあらゆるデータの収集方法や特徴などを学べるセミナー「i-college(アイカレッジ)」を開催しております。
 
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また、リアルタイムのセミナーはご都合が合わない方もいるかと思いますので、i-collegeをいつでもお好きな時間に学んでいただける、アーカイブ配信システム「マナビヤインテージ」もぜひご活用ください!

その中の「初めての定性調査」では本日ご紹介したような、定性調査の基本をわかりやすく解説しています。

講師の三橋さんの声がとても聞き取りやすくわかりやすいので、ぜひお時間がある方はそちらもご覧ください。