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「美しい」って何?〜世界3大コスチュームジュエリーCHANEL,Trifari,Miriam Haskell〜


宝石=本物とは限らない。
美しさの真実こそが,「本物」。

キラキラ,大好きでしょう?


こんにちは,大阪なんばにある高級セレクトショップ「Gallery」社長のSNSスタッフです。
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宝石は好きですか?
キラキラしたものは好きですか?

世界には3大コスチュームジュエリーと呼ばれるブランドがあります。
コスチュームジュエリーとは,宝石ではなく,イミテーション。

その昔「自分で稼ぐ」ことが難しかった女性にとって,ジュエリーとは稼ぎ手である男を失った時に換金できる資産でした。

マリリン・モンローが「紳士は金髪がお好き」で歌い上げた哲学。
ジュエリーは美しい装飾品という意味だけでなく,
当時の女性の身を守る武器だった。

しかし,近代になり,女性が稼ぐことも可能になると,ジュエリーは純粋に身を飾る道具になります。

そんな時代のアイコンが言わずと知れたCHANEL。

彼女はイミテーションのジュエリーに「本物のCHANEL」としてブランド価値をつけて売り出します。

つまり,資産価値のある宝石ではなく,
ガラス玉やビーズ,真鍮でできたアクセサリーを作りました。

コスチュームジュエリーについて「偽物じゃない,本物のシャネルよ」と言い放った。


男に資産価値のあるものをもらわなくても,女は生きていけますよね?というシャネルの宣言です。

そのCHANELに憧れてコスチュームジュエリーの世界に入ったのがMiriam Haskell(ミリアム・ハスケル)です。ハスケルのジュエリーは,確かに宝石ではありませんが,純粋な「綺麗」「可愛い」「素敵」のために,最高峰の素材と技術を使っています。

例えば,ハスケルが用いるフェイクパールは,NIKIガラスパールというブランド。これは,ガラスの上に,太刀魚の鱗などを塗り重ねた日本製の模造真珠なのですが,もはや本物の真珠とは別の芸術品となっています。

弊社取扱のミリアム・ハスケル

実際,本物の真珠とは違う魅力に惹かれたコレクターが世界中にいますが,現在は生産されていないので価値が上がってしまい,市場には出ていません。

弊社取扱のミリアム・ハスケル

他にムラーノグラスビーズなど貴重な素材を使っていますが,なんといってもすごいのがその技術!元々は金細工の技術であった,「フィリグリー」という技術を使っています。

弊社取扱のミリアム・ハスケル

これは,金属を糸のように細くして、繊細な手作業によって巻いたり編んだりし、繋ぎ合わせて模様を作るスキルで,透かし細工がとっても綺麗。美しいだけでなく,アクセサリーに立体感と耐久性を与えています。

弊社取扱のミリアム・ハスケル

それでも,Miriam Haskellは,1926年オープンのブランドですので,骨董品としての価値はまだそんなにありません。

しかし,技術と美しさで,古いハスケルはコレクターの間では高価格で取引されているブランドです。

弊社取扱のミリアム・ハスケル

むしろ,アンティークになってしまうと,壊れていて使えなかったり,変色していたりするのですが,コレクションするだけでなく日常に使えるレベルの美品・Miriam Haskell(ミリアム・ハスケル)が……なぜか当店にはあります。
(貴重なショーサンプルの時も思ってますが,本当になんで?→社長が仕入れてくるから!!!)

弊社取扱のミリアム・ハスケル

実は弊社にあるハスケルは,普通は触ることが許されない美術館・博物館展示レベルのものです。

しかし,当店では,この貴重なジュエリーを,大切に扱いつつも実際に見たり,試着したりできるので,「触れる博物館」としてぜひ芸術体験をしにきてください。

そしてコレクターの方,「探してた!」ならご購入も可能ですよ。


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SNS担当 横井



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