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マヤ暦と宇宙~シリーズ③赤い地球~

「マヤ暦」とは、約4000年前の古代マヤ文明で神官が儀式を司る時に用いられていた神聖暦(カレンダー)のこと。数学と天文学に優れていたマヤの人々は、自然と調和できる精密な暦をつくっていました。また、天体の巡りや宇宙の波動が人間に大きな影響を与えていると感じていました。
260日周期のマヤ暦では20の神様(太陽の紋章)が13日ずつ見守ってくださり、毎日異なるエネルギーが降り注がれています。20×13=260日、マヤ暦では日や人をKINという単位で表しています。このマヤ暦260KINの中に、誰でも自分のKIN(マヤ暦バースディ)が存在しています。もちろんひとつずつ、性質や特徴が違います。
自分が生まれてきた日に宇宙から受けたエネルギーはどんなものだったのでしょう。エネルギーを胸いっぱい吸い込んだ瞬間、生まれてきた目的が「刻印」され、人生の流れが決まるそうです。この刻印が太陽の紋章であり、自分の本質に大きく影響を及ぼします。本来持っている才能や生き方などの道標となるのがマヤ暦です。このシリーズでは1つずつ太陽の紋章を紹介していきます。

今回は、太陽の紋章「赤い地球」(Caban:カバン)KIN157~169を取り上げます。2021年5月20日~6月1日まで「赤い地球」のエネルギーが流れる13日間となります。

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マヤ暦には20の紋章がありますが、その中でもっとも心の繋がりと絆を大切にしているのが「赤い地球」です。この紋章を持つ人は本音で語り合うことを望み、言葉をとても繊細に感じ取ります。思いやりが深く判断力もあるので相談されることも多く、話をじっくり聞くことで相手の心を開かせることができます。
言葉に力がある「赤い地球」の紋章をもつ方に、尼僧の瀬戸内寂聴さんがいらっしゃいます。「人が望んでいるのは優しくされることだけではありません、優しい心で理解されることを望んでいるのです」こんな本質をついた言葉に心を揺さぶられたことがあります。

そんな「赤い地球」の13日間ですが、この紋章を持つ人に限らず、全ての人に赤い地球のエネルギーが降り注ぐ期間となります。赤い地球の“つながり”の力はシンクロニシティを引き寄せます。例えば、ふと頭に浮かんだ人から連絡がきたり、前から欲しかった物をプレゼントされたりしたことはありませんか?偶然の一致を気にとめない方もいるでしょうが、実はそこには深い意味があるのだと心理学者のユングは説いています。「深層部分では人や動物、植物もすべてのものが繋がっている」この言葉の意味をもっと深く知るようになることが赤い地球のテーマかもしれませんね。

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☆宇宙とつながるキーワード☆
「シンクロニシティ」「絆」「発展させる」「舵取り」「母性愛」
赤い地球の時期に起こるシンクロニシティは特に深い意味をもちます。
“自分が思っていることがたまたま現実になること”は誰にでも起こりえる現象ですが、本当は宇宙には偶然というものはなく、すべてが別次元で引き寄せ合う必然ともいわれています。例えば、初めて会う人になんとなく感じた感情…その“なんとなく”が自分の人生を大きく変えるようなこともあります。この13日間はこうした自分の感覚を大切にして過ごしてほしいと思います。

☆赤い地球の恋愛☆
心のつながりを大切にしている「赤い地球」の恋愛相手は、気持ちを言葉で伝え、思いやりのある行動をとれる方がベストです。心の奥にさみしさを抱えやすいので、一緒の時間を過ごしても心の繋がりを感じられない相手だと満たされません。寂しがりやですが、生活のリズムを大切にするので束縛したりはしないでしょう。信頼できる相手だと遠くからでも見守ることができます。母性愛のかたまりのような方でもあります。大地の暖かさに包まれるような感覚が「赤い地球」の恋愛です。人に愛情を与え、人から優しさをもらう、そんな素晴らしいエネルギーの循環を意識されると良いでしょう。

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マヤ暦はもともと神官が用いていた暦であり、天文学がベースになっています。自分が生まれた瞬間に、宇宙から受けたエネルギーにより人生の流れは決まっています。
古代からのマヤの叡智により本当の自分を知ることで「答えは自分の中にすでにある」ということに気づいていただけるのではないでしょうか。
そして、宇宙からのメッセージを意識して過ごすことで、自然のリズムと共鳴し、心を整えることができるようになるはずです。
毎日を心地よく過ごすために、このマヤ暦を一つの道標にしてくだされば幸いです。

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