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宙(そら)を楽しむ”宙ツーリズム”専門ブランド「sola旅クラブ」 星空のこと、宇宙開…

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宙(そら)を楽しむ”宙ツーリズム”専門ブランド「sola旅クラブ」 星空のこと、宇宙開発のこと、宙にまつわるいろんなことをお話していきます。 ▶公式HP https://www.nta.co.jp/theme/space/

マガジン

  • sola旅クラブ星空案内人のあれこれ

    日本旅行で養成している星空案内人講座やsola旅クラブで活躍いただいている星空案内人の活動など、星空案内人に関するあれこれをまとめています。

  • マヤ暦と宇宙シリーズ

    「マヤ暦」とは、約4000年前の古代マヤ文明で神官が儀式を司る時に用いられていた神聖暦(カレンダー)のこと。260日周期のマヤ暦では20の神様(太陽の紋章)が13日ずつ見守っています。このシリーズでは1つずつ太陽の紋章を紹介していきます。

  • 新月のコラム

    月の満ち欠けの周期はおおよそ29日。月のリズムは私たちの身体や心と深く関わりがあります。新月の日は「始まり」のエネルギーが最も強い日。このシリーズでは、新月の12星座の新月にまつわるお話をお伝えします。

最近の記事

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はじめまして。

宙(そら)を感じ、楽しむ”宙ツーリズム”専門ブランドのsola旅クラブです。ここでは、星空にまつわるお話、宇宙開発の豆知識など、宙をもっと楽しめる情報を発信していきます。 「そもそも”宙ツーリズム”ってなに?」と気になった人もいると思います。宙ツーリズムとは、宇宙をテーマにした新たなツーリズムのカテゴリーです。オーロラや星空、その向こうにある宇宙空間などの総称を「宙」と呼び、その宙を観光資源としたツーリズムが”宙”ツーリズム”です。 ※「宙ツーリズム」は(一社)宙ツーリズム

    • 宇宙旅行をしよう⑤水星に行こう

      こんにちは、星空案内人のまいの(mai-no)です。 やっと太陽系惑星ツアーの回がやってきました。今回は水星(Mercury)に行ってみましょう! 太陽に近すぎる!小さな惑星 水星は地球と同じように岩石でできているので着陸は可能ですが、太陽との距離は約5800万㎞。(地球と太陽の距離の1/3の近さ!)太陽の重力に引っ張られてしまうため、気をつけなければ宇宙船ごと太陽に持って行かれてしまいます。 昼間は約430℃、夜は-170℃と差が激しすぎます。大気がほとんどないため、太

      • 宇宙旅行をしよう③月に行こう

        こんにちは、星空案内人のまいの(mai-no)です。 宇宙旅行をしたらまず行ってみたいのは、地球から一番近い天体「月」でしょうか。地球のまわりを回っている衛星、そして人が唯一到達したことのある天体です。 紙を43回折ると… 地球と月の距離は約38万km、ロケットで4日と6時間ほどです。一週間もかからずに月へ行くことができてしまいます。 月の直径は約3500km。なんと日本の大きさ3000kmとあまり変わらない大きさなので、世界一周旅行より、月一周旅行の方が早く回れるかもし

        • 宇宙旅行をしよう②地球を眺めよう

          こんにちは、星空案内人のまいの(mai-no)です。 地球を飛び出すと無限大の宇宙が広がっていますが、出発したらまずは振り返って眺めてみたい「地球」。地球を離れるといかに素敵な天体なのかを実感できるかもしれません。 あまり感じない地球のスピード 地球の直径は約12,756㎞。ボールのような丸い形をしていますが、厳密に説明すると実は横(赤道ライン)がやや膨らんでいる、ミカンのような形をしています。地球の自転によって遠心力が働き、横がやや膨らんでいるのです。 天体自身が回

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        • sola旅クラブ星空案内人のあれこれ
          4本
        • 新月のコラム
          8本
        • マヤ暦と宇宙シリーズ
          19本

        記事

          宇宙旅行をしよう➀太陽系マップ

          こんにちは、星空案内人のまいの(mai-no)です。 前回まではロケットについてお話してきましたが、今回からは宇宙旅行のつもりで、太陽系やその先を見に行ってみようというシリーズです。旅行に行く前に…どこにどんな星があるのでしょうか?一緒に見ていきましょう! 太陽系ってなんだろう? もうご存知の方は多いと思いますが、太陽とその周りを回る惑星や小惑星、彗星等の太陽一家のことを「太陽系(solar system)」といいます。今から約46億年前につくられ、太陽の重力によって、た

          宇宙旅行をしよう➀太陽系マップ

          番外編☆星のソムリエ5期生講座と交流会レポート

          こんにちは、星空案内人のまいの(mai-no)です。 今回は4月14〜16日の3日間で行われた星空案内人の講座と交流会のレポートをお届けします。 5回目の星空案内人講座が開催! 今回も3日間の短期集中型で星空案内人の講座が行われました。 受講生は北海道から沖縄県まで!全国各地から星好きな方、再度天文を学びなおしたいという方、観望会をしてみたい方…様々な宙への想いをもった方が受講してくださいました。 座学、グループワーク、発表。このような経験は学生ぶりだった方もいらっしゃ

          番外編☆星のソムリエ5期生講座と交流会レポート

          生活に溶け込んでいる宇宙開発を知ろう

          こんにちは、星空案内人のまいの(mai-no)です。 天気予報がわかること、カーナビ・携帯等の通信環境が整っていること、これらは人工衛星を利用していることは多くの方がご存知だと思いますが、他にどんなことが私達の生活に応用されていたり、役立っているのでしょうか。 地球とは全く異なる環境で… 私達は地球の大気に守られているためあまり感じませんが、宇宙には宇宙線(高エネルギーな放射線)が飛び交っており、数週間宇宙に滞在するだけで、地球にいる時の約30年分の被ばく量に相当するとい

          生活に溶け込んでいる宇宙開発を知ろう

          ロケットに乗せる荷物を知ろう

          こんにちは、星空案内人のまいの(mai-no)です。 今回はロケットに乗せる荷物をご紹介します。 ロケットに乗せる荷物(宇宙船、搭乗員、探査機等)のことを「ペイロード(Payload)」といいますが、「ペイロード」と呼ぶのはロケットの荷物になっている時のみを指します。 無事に目的地(宇宙空間)に辿り着くとロケットとしての目的・役目は終了するので、ペイロードではなく「△△宇宙船」「火星探査機◯◯」と具体的な名前で呼ばれるようになります。 宇宙を飛ぶもの総称を「宇宙機(Spac

          ロケットに乗せる荷物を知ろう

          ロケット打ち上げ~宇宙空間へ荷物がお届けされるまでの流れを知ろう

          こんにちは、星空案内人のまいの(mai-no)です。 前回はロケット製作~機体移動までご紹介させていただきました。いよいよ打ち上げです。 ④打ち上げ 480秒(8分)前からカウントダウンがスタートし、ロケットまわりも準備が始まります。 (固体ロケットの場合や企業によっても、カウントダウンスタート時間は異なります。) 打ち上げ前になると「シーケンス(sequence)」という言葉が頻繁に使用されますが、これは「あらかじめ決められた順序で処理を行う」という意味です。自動カウン

          ロケット打ち上げ~宇宙空間へ荷物がお届けされるまでの流れを知ろう

          ロケットの構造と製作~打ち上げまでの流れを知ろう

          こんにちは、星空案内人のまいの(mai-no)です。 今回からはロケットがつくられ、宇宙空間に荷物が届けられるまでの流れをご紹介します。民間企業でもロケット開発・打ち上げが行われていますが、今回は主にJAXA(国の宇宙機関)が運用・開発しているロケットを例にご紹介します。 ロケット製作は協力して行う JAXAのロケットは「JAXAが全て製作し、打ち上げまで行っている」と思われがちなのですが、実は開発・運用に関わるのはJAXAだけではありません。 液体燃料ロケットは主に「三

          ロケットの構造と製作~打ち上げまでの流れを知ろう

          ロケットの発射場を知ろう

          こんにちは、星空案内人のまいの(mai-no)です。 今回はロケットの発射場についてのお話です。近年世界各地で開発が進んでいる「スペースポート」とともに、発射場に適している場所や条件をご紹介します。 過去の記事もあるのでこちらもご覧ください。 ロケットの打ち上げを見に行こう!:https://note.com/galaxyproject/n/n308cc921d0b9 どこからロケットを打ち上げよう? ロケットは発射場から飛んでいきます。日本で有名な発射場といえばJAXAの

          ロケットの発射場を知ろう

          ロケットの推進剤について知ろう

          こんにちは、星空案内人のまいの(mai-no)です。 宇宙空間でロケットを飛ばすには燃料と酸素(酸化剤)が必要です。この燃料と酸化剤を合わせて「推進剤」といいます。推進剤は液体タイプと固体タイプの2種類あり、それぞれ特徴があります。特徴がわかるとロケットの見方も少しずつ変わりますよ。さっそくみていきましょう。 ロケット花火のようなパワーの持ち主・固体ロケット 燃やすための燃料と酸化剤を混ぜて筒状にして固めたものです。作りが簡単で扱いやすいですし、コストも抑えられ、長期保存が

          ロケットの推進剤について知ろう

          ロケットの中身はほぼ燃料?

          こんにちは、星空案内人のまいの(mai-no)です。 前回はロケットのビジュアルを楽しんでいただきましたが、今回はロケットの中についてのお話です。 ロケットの大きさは約50〜70m、小さいものであれば25m程です。この細長いロケットの中に人や荷物が入るスペースはどれくらいあるのかというと、実はロケットの先端部分のみになります。ロケットのほとんどは燃料と酸化剤だらけなのです。なぜこんなに燃料が必要なのでしょうか?まずはロケットが飛ぶ原理から学んでいきましょう。 ローラー付き

          ロケットの中身はほぼ燃料?

          どんなロケットが好きですか?

          こんにちは。星空案内人のまいの(mai-no)です。 みなさんはどんな車がお好みでしょうか?性能、安さ、乗り心地…条件がある中でもビジュアルは結構大切ですよね。車ほど数はありませんが、ロケットもかっこよく、つくる会社や国によって全く違うのです。今回からはロケットについてのお話です。 ロケットは乗り物の1つ ロケットとは荷物を宇宙空間へ輸送してくれる機体です。輸送する荷物や輸送先に合わせて様々なロケットが使用されます。人が乗ることももちろん可能ですが、機体が重くなるほど飛ぶ際

          どんなロケットが好きですか?

          宇宙開発ってなんだろう?

          こんにちは。星空案内人のまいの(mai-no)です。 私達sola旅クラブでは、星空を見て楽しむだけでなく、ロケットの打上げ応援ツアーや宇宙開発や先端技術を取り入れた学生向けの探求体験プログラムを実施しています。近年よく耳にする「宇宙開発」とはどういったことを指すのでしょうか。少しずつご紹介させていただきます。 地球の外を見てみたい 宇宙開発をとても簡単に説明すると「今は日本に住んでいるけれど、海外に行ってちがう世界も見て、経験してみたい、海外で活躍してみたい!」これが宇宙

          宇宙開発ってなんだろう?

          天文台に行ってみよう

          今回は望遠鏡のちょっとした番外編になります。 「望遠鏡を買ったけど組み立てが面倒でほとんど使用していない」「使い方がわからなくて最初しか使用していない」となってしまわないよう、こんな手もありますよというお話です。 望遠鏡もメンテナンスが必要 自宅に洗濯機があることはとても便利ですが、その分メンテナンスも必要です。洗濯洗剤の定期購入、洗濯槽の掃除、壊れたら修理に出さなければいけません。色々な洗濯モードがあり便利ではありますが、使いこなすまでが少し大変ですよね。洗濯機自体に場所

          天文台に行ってみよう