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天文台に行ってみよう

今回は望遠鏡のちょっとした番外編になります。
「望遠鏡を買ったけど組み立てが面倒でほとんど使用していない」「使い方がわからなくて最初しか使用していない」となってしまわないよう、こんな手もありますよというお話です。

望遠鏡もメンテナンスが必要
自宅に洗濯機があることはとても便利ですが、その分メンテナンスも必要です。洗濯洗剤の定期購入、洗濯槽の掃除、壊れたら修理に出さなければいけません。色々な洗濯モードがあり便利ではありますが、使いこなすまでが少し大変ですよね。洗濯機自体に場所を取ってしまいますし、購入に数万円~数十万円もかかってしまうことにイヤだな…と感じる方もいるかもしれません。

望遠鏡も同じなのです。保管をきちんとしないとカビが発生しますし、集光力もダウンします。丁寧に扱わなければ壊れやすいですし、まず望遠鏡に天体を入れる作業が大変なのです。慣れるまでには何度も触れなければいけません。
気になるお値段ですが洗濯機と同様、ピンキリです。お安いものであれば1万円台でも購入できますが、天体を綺麗に見ることを求めるほど値段は上がります。望遠鏡に天体を入れるのが面倒、いちいち追いかけるのが大変という方に向けて「自動追跡尾」というモードもありますが、こちらの自動装置を入れると値段が一気に跳ね上がります。

全国各地にある巨大望遠鏡
洗濯機の購入や手間が面倒であればコインランドリーという手もありますが、望遠鏡も手に入れようとしなくても「天文台に行く」という手段があることはご存知ですか?
巨大な望遠鏡を使用し、宇宙の研究や天体を観測する場として「天文台」という施設があります。天文台は全国各地にあるのですが、天文台にある望遠鏡を一般公開している施設があります。わざわざ望遠鏡を買わなくても、自分がその場に行けば望遠鏡で様々な天体を見ることができるのです。

天文台の望遠鏡
天文台によって所持している望遠鏡は異なりますが、天文台の望遠鏡は家庭用のものと比べると比較的口径が大きいので、より天体が明るくシャープに見えます。


こちらはおおよそになります。
 
家庭用望遠鏡で口径が20㎝以上のものもありますが、口径が大きいほど重たいので、操作も組み立ても大変です。1から自分で組み立て~片付けまでやらなくてはいけない…と感じる手間や、購入費を考えると天文台に行くことも良いかもしれません。
天文台は星空や宇宙の研究施設なので、光害を避け、空気の層が薄い場所にある施設がほとんどです。山の上や交通が不便な場所にある天文台もありますが、普段見えている星の倍以上の星が見えるのではないでしょうか。常時公開している施設と、特別な時だけ公開している施設があるので必ず確認してから天文台に行ってみてくださいね。



文:まいの(mai-no)星空案内人千葉県出身。本職を星空案内にしたい、明るさと元気が取り柄の看護師。宇宙や星も大好きだけれど、食べ物・音楽鑑賞・書道も大好きです。


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