お別れは突然に 37節 アトレティコvsオサスナ(H) 2024.5.19
ホーム最終戦はオサスナと。前回対戦。
ヴィツェル狙い撃ちの件。
●スタメン
・アトレティコ
オブラク
アスピリクエタ / サヴィッチ / パウリスタ / エルモソ
ジョレンテ / コケ / デ・パウル / リーノ
グリーズマン / コレア
ヴィツェルとヒメネスが累積で出場停止。
パウリスタは3月9日の28節カディス戦以来の出場。退団濃厚のエルモソは最後のホームゲームとなる可能性も。
バリオスがメンバー外で、アキレス腱を断裂したルマルが4節以来のベンチ入り。アスピリクエタは古巣対戦。
・オサスナ
エレーラ
アレソ / カテナ / エランド / モヒカ
イケル・ムニョス / ルーカス・トロ / パブロ・イバニェス
ルベン・ガルシア / ルベン・ペーニャ / ラウル・ガルシア
4-3-3。中盤の構成などは後ほど。
前節からベンチに戻っているブディミルはベンチから。
●前半
アトレティコはこの日も5-4-1。オサスナはルーカス・トロとイケル・ムニョスの併用でビルドアップ担当の枚数が多め。
右サイドは変化がついてパブロ・イバニェスとヘスス・アレソが立ち位置を調整する。調整といってもアトレティコは左の外側を守るグリーズマンがフワッと立つのでずっとガラガラ。ここにムニョスが近づく事で逆サイドまでサイドチェンジを蹴る事もできていた。蹴ったから何が起こるという話ではないが。主に右のアレソ周辺からの前進の止め方が定まらなかったがこれはオサスナが上手かったと思う。
オサスナがもう一個良かったのは敵陣のプレスで、前回対戦同様ハマりにハマった。代償としてリーノに飛んでくるロングボールを許容したがアレソが普通に抑えていたのでノーリスク。この一年でアレソはこういう信頼をされるようになったんだなと感慨深い。良い選手。
さてアトレティコ。配置が似た感じだった事もありヘタフェ戦の成功体験に向かってビルドアップした。一番嫌いな心構え。
ジョレンテ&デ・パウルが2人ともライン間を狙う形と背後を狙うコレア目掛けて蹴っ飛ばす2パターンでボールを失っていては世話がない。全く修正する様子がなかった場合は"実験だったという事"と決めつけると思考停止できる事を最近学んでしまったが、「デ・パウル君コケの横に立ちなさい」であらかた解決できた気がするので、判断できない阿呆の集まりだったと指摘されても私に反論する武器はありません。ご自由に。
そしてこれだけセットプレーを与えていれば5-4-1も何もないし、ブロックを低くしてプレス回避が決まらないのであれば攻撃機会は減っていく。結局セットプレーのセカンドボールでラウル・ガルシアをフリーにし、26分に先制点を献上する。ゴール正面でストライカーをフリーにしていて誰の責任も何もない。マークしとけ。セカンドボールの競り合いがカテナのところに飛んだのはシンプルに不運だった。でかいし。絶対跳ね返ってくるのにラインを上げる必要はなかったと思うが。今季の粗さの集合体みたいな失点で意気消沈。
直後にオサスナは右WGでアレソの侵入ルートを巧く作っていたルベン・ガルシアが腿逝きで交代。アイマール・オロスが出てきた。アトレティコは40分にリーノのシュートが決まっていれば状況は違ったかもしれないが、同点に追いつけないまま前半を終えた。44分のジョレンテのポケット取り→グリーズマンは完璧だったが完璧すぎたのかもしれない。
●前半終了
明らかにアトレティコ側の足取りが重く、ピッチを広く使うオサスナを捕まえられなかったのは当然。割とプレスに固執した原因は何だったんでしょう。実験でしょうか。この配置でその追いかけ方ではそりゃ難しくなりますねという。
●後半
モラタ投入。交代はカードをもらったパウリスタで、これが合計5枚目なのでシーズン終了。
52分になかなか厳しい2点目を失ったが執拗に狙っていたリーノの裏抜けからモラタに合わせて1点返す。リーノはヘタフェ戦に続いてラストパスのフィーリングが良い。モラタの得点は3月3日の27節ベティス戦以来。3失点目はアレソにぶち抜かれたリケルメは猛省。それより股を通されたヘイニウドが問題だが。
●試合結果
負けて4位が確定。10敗目。シメオネ体制で初めて3位を逃した。まあそれは別のところで話そう。
この試合単体で見るとオサスナはボール保持が良くアレソを止める事にも苦労したが守備はなかなかしんどそうだった。アトレティコは簡単にポケットを取れたしリーノをアレソが止められなかったら試合にならなかった可能性もあった。それにしてもアトレティコは思い足取りで深追いして苦しい戦いを選んだ。ノスタルジーも良いがこの試合に向けての準備はあまり良くなかった。もはやそういうレベルの話ですらないがスタメンも当たっていないし交代も何も効果的ではなかった。
来季誰がいなくなるのか今ひとつフワついているのでどの箇所の話をするのが正解なのか的を得ない。なので何も話さないで終わろう。この時期はどうにも苦手だ。リケルメは猛省しろ。
5/19
オサスナ 4-1 アトレティコ
得点者
【オサスナ】’26 ’64 ラウル・ガルシア ’52 アイマール・オロス ’88 ルーカス・トロ
【アトレティコ】’55 モラタ
●ピックアップ選手
リーノ
対人で上回れない試合でも結果を出したのは流石に一年分の積み重ね。
モラタ
久しぶりのゴールだったがこれがアトレティコでの最後のゴールとなるかもしれない。
メンフィス
相変わらずプレーすれば確実にチームを助けられる。
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