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今の職業が天職と言えるだろうか

世の中にはたくさんの職業がある。今の職業や立場、役割は幼少のころから憧れていたものだろうか。なりたい職業につき、やりたかったことを実現できている人というのは全体の何%くらいになるのだろう。

様々な経緯で今の環境での仕事をしていると思うが、職業や役割を抽象度を上げて考ていくと、なぜ今自分がこの仕事をしているか、または今この仕事をしているが将来はこうなっていたい、という自分自身への意味付けがそれぞれぼんやりとうかんでくるのではないだろうか。

私自身も親の跡継ぎという役割以外に特に幼少期から今の仕事に憧れを持ち目指してきたわけではないが、やらなければならないことをこなしているうちに仕事の楽しさややりがいを見出し、毎日を充実なものにすることができている。

それはなぜか。やはり現状の先にゴールや目標をたてたことが大きいように思う。将来に大きな目標を設定したことで日々の作業や業務がこなすだけのタスクが目標に近づくための課題となり、同じ仕事の内容でも先に進んでいる、と言うことを実感することで毎日見える景色が変わった。

他社の話なるが営業マンが必ずしも話術が長けていて、交渉力が必要ないケースもある、という事例があった。その会社の営業マンの一人はおとなしい性格だが、責任感があり話術がない代わりにメールや事前の資料の充実などで先方の信頼感得て大きな仕事を次々と受注していた。その営業マンは配属当初、自身の性格から他の営業マンより前に出ることができず成績が思うように上がらなかった。しかしながらそこで自身の得意なことにフォーカスし、自分なりのやり方で会社の売り上げを上げる、という目標をたてたそうだ。

その目標から逆算し、取引先の特徴や自分のスキルなどを分析し、その目標を達成するにはどうしたらいいか、という問いを立てたことにより現状の改善点が見え始め、自分なりの勝ち方を体得していった、という話を聞いた。

配属当初は苦手意識しかなかった営業が、今では天職と言い切るまでになった理由に、営業職という内容に問いを立て、達成したい目標を定めたことをあげたいた。

この事例でもあるように自身の置かれた現状に文句や愚痴で悲観するのではなく、目標を設定することににより。自分なりのやり方で言い訳を達成するための理由に塗り替えることは誰にでもできる気がする。

将来の成長した姿や、登りつめてみたいポジションを明確にすることで、そこから生まれる引力に引っ張ってもらうのだ。

同じ仕事をこなすのであれば、なぜ自分は今この仕事をしているのか、という問いに自分なりの答えを添えてあげるだけで駆動力がまったく変わってくる。やりたかった仕事にするかしないかは自身の考え方次第である程度は天職に近づけることができると思う。

固定観念を一旦脇に置き、自身の置かれている立場や役割を再定義してみよう。その中に一つくらいは自分の特性を活かせる分野があるかもしれない。その活かした分野で成果を出せれば天職という認識を書き換えられる。

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