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利益で何を生み出すか、将来性のないものに使ってはいけない

ある程度商売を走らせていると成果が利益として残ってくる。

利益が潤沢にとまではいかなくとも手元に残ってくると良からぬことが頭をかすめる。

こんなに頑張ったのだから自身のモチベーションを高めるためにも少しぐらい自分のために使っても・・・。その見栄やご褒美は将来の利益につながるだろうか。そもそも目指してきた売り上げの向上はその程度のものだっただろうか。

せっかくエンジンが温まり、助走に勢いがついた状態ならば、その勢いである種の安定領域、巡航速度にまで一気に持っていきたいところだ。離陸するかいなかのところで気を緩めてしまっては今までの苦労も水の泡になる。

手元に残った資金、その元手を使って次のステージに参戦するための参加費用として、あくまで将来性のあるものに投資していきたい。

使用してきた機械や車両などの会社の設備、従業員への還元や教育費など社内のリソースの底上げに投資するか、広告費や市場調査費などの次の利益に貢献するものに投資してはじめて安定気流に自社の業績を乗せることができる。

会社が得た利益は使い方によって将来を二分する。どこまでの売り上げに持っていきたいか、どのような会社を目指すのかが明確にイメージできていなと陳腐な利益の使い方によって再び不安定な操縦を強いられる結果に突っ込んでいくことになる。

頭では理解しているはずだが、実際に利益が残りはじめるとどうしても気が緩みがちになる。

ここでイメージしてほしい。利益が残る、すなわち使えるお金がある、ということは会社という戦闘機の性能を上げることができるということになる。ここで戦闘機にわざわざ装飾を施し、機体の重量を重くする経営者は少ないだろう。まっとうな経営者なら装備を充実させるか故障個所を修理するなどに使い、その先の航路をより安全かつ、戦略的に飛行するために使いたい。

利益の出始めでは機体を丸ごとアップグレードすることはできないが、使える資金の中で優先順位を決め、順番に実行していくことで少しずつ会社の操縦が安定化されてくる。万が一に備えて利益の数%を内部留保としてストックしてもいいだろう。

この小さな改善の微差が、いざという時の戦闘時に大いに戦闘力を発揮してくれることだろう。

経営者は自前の航路図の修正もアップデートしていくことも合わせて行っていきたい。目の前の視界はいつまでも良好とは限らない、次なる航路では再び悪天候に見舞われることも想定して事前の準備を万全にし、新しい目的地の景色を望めるよう強い機体を作りあげていけるようにしたい。

利益は投資的、戦略的に将来性のあるものにつぎ込んでいこう。健康的な血液が体を循環するようにお金を健全な目的で会社の中を循環させることで強い体制が出来上がっていく。
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住宅用ガラス・サッシを扱う(株)イシヤマ代表。同じ境遇の零細企業経営者へ向けて日々の気づきをつらつらと書いてます。
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