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【ノスタルジー】四半世紀前にくらべたら、マシにはなっているだろう

過去を振り返った際に、自身の成長をどうとらえるべきか。現状を十分と思うのか、まだまだ足りないと思うのか、という話

昨日は現場調査のため、朝8:00に新宿歌舞伎町のコインパーキングに車を停めた。

停めた場所は新宿ゴールデン街のど真ん中、そして吉本興業本社の真ん前である。他の町と違うのは、朝8時ではあるがまだ静かな様子。

出勤する方もチラホラ見られるがそれよりもさっきまで活気ある雰囲気であったであろうゴールデン街は眠ったばかりといったところか。昼夜逆転していることを懐かしく思った。



約25年前、わたしはこのゴールデン街で2年程働いていた経験がある。元々は常連客の一人であったが、とあるなじみの店の店主が休みがちであり、客として店を手伝っていたつもりが、いつしか切り盛りを任されるようになり、その店が潰れるまでの2年余り、飲み屋の店主のようなことをしていた。

当時は定職に就かず、フラフラとしていた時期であり、一人暮らしをしながらアルバイトを掛け持ちし目的もなく生活していた。大学を出てまともに働いている友人たちもいるなか、自分は何をしてるのだろう?とふんわりとした疑問と不安を抱いていた頃だ。



そんなことを思い出しながら、同行者が来るまでの時間を静かなゴールデン街をゆっくりと懐かしく散歩した。

あれから四半世紀、あのころに比べれば目的も明確だし、少しは真人間に近づけたと思いたいが、25年という時間は本当に短いと感じた。この先の25年後では働いているかどうかもあやしいが、日々意識的に活動しなければ中身のない時間となるだろう。

むかしに戻りたいとはあまり思わないのは、過去より今の方が充実しているからだ。だが現状を考えた際、もう十分という満足感や達成感は感じていない。



まだまだ足りないという感覚が持てているのは幸せなことと最近では感じるようになった。この先の四半世紀ではどこまで自分が納得のできる時間を過ごせるだろうか。全体的に中身のない終始ノスタルジックな記事になってしまったのはゴールデン街のせいだろう。

自分に満足しはじめるとと成長は鈍化する


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