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「学生兼業家」という働き方

皆様、久しぶりの投稿になります。
今回は、「ふるさと兼業」を中心に僕がプロモーションメンバーとして取り組んでいる「学生兼業」という働き方について、個人的な見解も含めてお話したいと思います。

というのも、この約半年間「学生兼業」というワードを使い続けて、一体なにが変わったのか、そしてそもそも学生兼業ってなんだったっけ?となりつつある中でここでもうひとつ謎のワード「学生兼業家」というものを提唱したいと思います。そして、ここで書かれている記事の内容は僕個人の見解ですので、悪しからず。

|ふるさと兼業とは?

 そもそもふるさと兼業とはなんぞや?という方にここでは簡単に説明したいと思います。
 ふるさと兼業とはNPO法人G-netを中心の事務局として、全国各地の地域に根付く中小企業発の兼業プロジェクトを掲載し、エントリーが可能なwebマッチングサービスです。
 一言でいうと、兼業・複業のマッチングプラットフォームですね。2018年の開設から現在までに約100のプロジェクトに実際に兼業者がマッチングしています。今までの主なターゲットは社会人でした。そして一年くらい前から学生でも参画できるプロジェクトを掲載できるようにしようと推進してきました。

ふるさと兼業webサイト

|なんで学生もプロジェクトに参画できるようにしたいの?

 現在、学生が何かしらの形で企業と関わりを持とうと思ったときにできることはアルバイトやインターンシップなど限られています。
 そんな「限られた場をもっと開放したい」という思いが僕の一番初めに持った動機です。
 一言にインターンシップといっても様々な形がありますが、一般的なインターンシップでは、就業体験による研修が主な目的とされています。そのため、週に3日以上、多い場合だと週に5日程度、実際にプロジェクトの一員として企業と関わることが多いです。
 同じくNPO法人G-netで展開している長期の実践型の「ホンキ系インターンシップ」のプロジェクトでもそのような形が多いです。
現在、地域の中小企業では、人出不足により、新しいことに挑戦したい・新規事業を行いたいと思っているが、なかなか手が付けられずにいる。そんな経営者の困りごとを解決するということを目的に、より実践的な場を求めている学生は多くいます。「より実践的なことをしたい」「挑戦できる場を求めている」という想いは社会人でも学生でも変わりません。
 ふるさと兼業では隙間時間を活用してプロジェクトに参画することを前提としているので、今までのインターンシップよりも、企業の課題解決をより加速して行うことができるようになると信じています。
 ここが僕が大事にしたいと思っているポイントで、社会には解決すべき課題がたくさんあり、その中でも日本は課題先進国と言われています。この世の中にありふれた課題を解決するモデルを地域の中で作り、そのモデルを他の地域で再現性を持って活用していくことが大事です。
 幸いにも、僕の周りには優秀で魅力的な社会人や大学生、高校生がたくさんいます。そして、そんな人たちが力を合わせて課題を解決していくために、そんな想いに共感しプロジェクトに参画することを大事にしているのが「ふるさと兼業」です。

|起業家とは別の選択肢を作りたい

 起業をしないと解決できなさそうな社会課題はあるが、起業家にならなくても解決できる社会課題もある。これは僕が事業を進めていく中で大事にしていることです。
 例えば、自分の目の前に今ある空き家を改装して再活用しようという事業を始めたいのならば恐らく自分でやっていくことがベストでしょう。ですが、「目の前のこの一軒がどうしても」という訳でなく、今世の中にたくさんある空き家の社会問題を解決していこうとするのであれば、もう既に同じような思いを持って活動している企業はいくつかあるので、わざわざ自分で起業をして0から1を作るということをしなくてもいいのかもしれない。
 むしろ、その企業に自分がジョインすることで、その企業で今まで培われてきたノウハウを経験として学ぶことができる。またはその企業がもう既に持っているリソースを活用して、自分のやりたい事業を加速させることができるかもしれない。
 そう考えると、自分の解決したい課題=自分のやりたいことを実現するために、企業と関わりを持ちながら取り組む、さらには自分がその企業の中の人になるという選択肢がありそうだと思いませんか?
 僕自身の経験に当てはめてみると、今「学生兼業家」という働き方を推進していこうと思っています。そして、僕はその事業を行っていくために自分で起業をすることなく、「ふるさと兼業」という枠組みを使って活動することができています。これをもし自分で0から1を作ってやろうと考えると、とても大変なことでしょう。
 僕が今「学生兼業」プロモーションチームで行っていることは、簡単にまとめると
①質のいい学生兼業モデルを作ること
②学生を集めること
③企業を集めること
の3つに分類できます。しかし、このプロジェクトを一から自分の力でやっていこうとすると、上記の3つに加えて、各企業ごとのプロジェクトを設計するためのノウハウ蓄積、学生と企業が円滑にコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めていくための仕組みづくり、などなどやらなければいけないと考えられるタスクは山積みです。
 かといって、0から1を作り上げていくことを否定しているわけではありません。むしろ、社会には0-1で新しい価値観を築き上げていくことを得意とする人も必要です。
 大事なことは両方が必要であるということです。0-1で新しい社会を作っていく人と、その新しい価値観を許容して上手く活用していく人のどちらが欠けても上手くいきません。
 そして、経営者とサラリーマン・雇用主と労働者というように、必ずしも二項対立である必要はありません。世の中のありとあらゆることが二項対立から抜け出し、多様性を持ち始めている中で、働き方だって多様でいいはずです。平日は兼業者として働きながら、休日は経営者として働く。というキャリアだってあっていいはずです。
 「起業orサラリーマンor○○」ではなく、起業しながら兼業してもいいし、学生をしながら兼業で働いていいのです。今後は〇+〇というように足し算をしていくひと、そしてそこから〇×〇にできる人が必要なのです。

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